両チームの成長を感じました ブリオベッカ浦安ホーム最終戦 vs ミネベアミツミ

アウェイでミネベアミツミと対戦したのは今年6月。結果として、ブリオベッカがブザービーターで逆転ゴールを決める劇的な展開でした。それから5カ月後、両チームの成長を感じる試合となりました。

スタジアム到着

おれは、13時キックオフなのに9時到着。明らかに早すぎました。

10時を過ぎると、サポーターがぱらぱら集まり始めます。

話題になったのは、応援に対する「真面目な意見から笑い話」まで多岐にわたりました。

開門時間前後には、ベンチ外選手と子どもたちによる交流サッカーを行います。

この日は、交流サッカーの前にケージゴールで遊び始めていました。

開門前の横断幕掲出時間となり、ブリオベッカもアウェイのミネベアミツミも幕を張ります。

(選手幕は、球団所有)

開門後

残念ながら、名物のスタジアムグルメ ジャークチキンのオルハさんは来ませんでしたが、

この日はキッチンカーが3店舗出店。

おれは、Soccaさんで購入。

チーズなどの総菜系もありますが、おれはチョコレートを選択。

ケージゴールの様子を観に行くと、べか彦が混ざりたそうにしていました。

スタジアムに入場すると、いつもより少し観客が多かったです。

ピッチ内アップ開始時の練習時も、いつもより拍手が増えている感覚がありました。

ピッチ内アップ完了後は、千葉商科大学・千葉商科大学付属高校のチアの方々が登場。

スタンドの観客を盛り上げます。

アウェイ・ミネベアミツミの横断幕と一緒に撮影しました。

選手入場前には、おれがいつも通り「短い演説」をさせていただきました。

内容をを要約すると、この選手たちを応援できるホームゲームは今年で最後なので、選手たちに「浦安のサポーターは熱い応援だった」と思わせるようなサポートをしましょう。 となります。

そして、選手入場。子どもたちのうち20人くらいは、スティックタイプのシャボン玉で選手を出迎えます。

試合開始

この試合は、鳴り物を使っている声出しサポーターのエリアから1ブロック離れた場所から声出し応援をしました。いつもより長い時間、声出しサポーター以外のファン・サポーターの様子を見ていたので、ピッチ内の話は少なめになります。

この日は珍しく、村越が右サイドのポジション。左サイドは、吉田武史が登場。

吉田は、直近のスタメンの出来と比べて、「縦に急ぎ過ぎない」プレーだったので、変なボールロストもなく良かったです。

ブリオベッカは、橋本龍馬や笠嶋の不在により、中盤の守備が「やや不安定」です。

ミネベアミツミは、6月の試合ではあまり見られなかったダイヤゴナルに裏を取る動きが、浦安にとって厄介。ブリオベッカのサポーターが「オフサイドじゃないの?」と叫んだ被決定機もありましたが、本吉のファインセーブにより事なきを得ます。

今年のミネベアミツミは「得点源はセットプレー頼み」だと予測していましたが、その読みは甘かったです。前線には、ボールを受けてからターンの動きが素早い選手が何人もいて、本当にヒヤヒヤします。

そんなとき、試合中にも関わらず、アウェイゴール裏で弾幕を掲出する怪しい人がいました。ミネベアミツミの名物サポーター ロック総統 が遅刻して登場した模様です。

この弾幕が掲出されてからは、試合内容が停滞。どちらのチームも相手PA付近までボールを運ぶシーンが少なくなります。

想定よりも晴天かつ気温が高かったこともあり(11月18日なのに、長袖は西袋と小島だけ)、前半はゆっくりボールを回し続けると思った前半30分過ぎ、試合が動きます。

ボランチに入っていた小島が高い位置でプレスをかけ、見事にボールを奪います。

すかさず、PA外 中央にいた井上翔太郎へパス。翔太郎は、シュートフェイントでミネベアミツミのDFを交わしてからシュート。

ボールは豪快にネットに突き刺さります。ブリオベッカが先制。

浦安ファンは、得点を祝うエレクトリカルパレードをシャウト。

そして、浦和レッズの有名OBであるロブソン・ポンテのコールを流用して、井上翔太郎を称えます。

先制点を決める前からでしたが、この日来場したファンは、ワンプレーワンプレーへの反応が大きかったです。

エレクトリカルパレードの後、鳴り物応援をするサポーターが↓のコールを開始

まさかの「ロール」

このとき、浦安ファン数十人が、一斉に鳴り物エリアを向いていました。

試合後の話になりますが、観客席にいた某鹿島サポーターの方から「スネアのリズムが全然違う」との意見をいただきました。無茶な意見やピッチ内・観客席の雰囲気を軽視した意見でない限り、(実行するかは別にして)いつでも伺います。おれは1人でいる時間が比較的長いのは、そのためでもあります。

鳴り物応援や声出し応援に、興味をもったり気になる方が多いことを理解しました。

今後も、ピッチ内の様子を重要視しつつ、おれなりのサポートをします。

前半は、1-0 ブリオベッカがリードして折り返します。

ただし、セカンドボールを競り合うとき、ブリオベッカの選手同士で重なるシーンが多いのが気がかりでした。

ハーフタイム

ピッチ上では、べか彦&ブルーキャッツのショーの他に、あいあむみー さん とのパフォーマンスを実施。

ですが、おれともう1人の浦安市民は、アウェイ応援席へ直行。

名物サポーターである ロック総統 へあいさつするためです。

おれにとっては、浦安をサポートする「きっかけのきっかけ」を作った人です。

おれが会うのは4年ぶり。天皇杯2回戦のジュビロvsホンダロック以来です。

(おれではない)浦安市民が総統に「11月18日が誕生日のマスコットの被り物&手袋」をプレゼント。あいさつもそこそこに、乱入のリハーサルを行います。

俗にいう、叩いて被ってじゃんけんぽんです。

ゲバ棒とヘルメットを使い、リハーサルが完了。アウェイ応援席に来た2人と「なぜか付いて来た子どもたち」はホーム応援席に引き上げます。

その直後。

子どもたちが、見よう見まねで「叩いて被ってじゃんけんぽん」を敢行。

シャボン玉のスティックを使っていたため、親御さんが飛んできて即中止。

(試合後を含め)この光景が、最も面白かったです。

後半開始

ミネベアミツミは、中盤のボールの持ち方を変えてきました。

ダイヤゴナルランで裏を狙う動きは変わらず。しかし、中盤で「ひと手間」を加えるように変化。

ブリオベッカは中盤のプレスが弱く、ミネベアミツミの誇る得点王 日野のスルーパスから被決定機を迎えます。

一瞬、「やられた!!」と思いましたが、GK本吉が体を呈してスーパーセーブ。

この被決定機を抑えたことが、勝敗の分かれ目でした。

前半10分過ぎ、右サイドに入っていた村越との連携で、藤森が角度のない位置で裏に抜けます。

藤森は視野が広く、ミネベアミツミのDFのずっと手前にマイナスのラストパスを入れます。

ミネベアミツミが対応できない位置にいたのはブリオベッカのNo.10峯勇斗。

華麗なワンタッチシュートで、貴重な追加点をゲット。

再び、エレクトリカルパレードのチャントで得点を祝います。

この得点以降、ミネベアミツミの攻撃が少し弱まったように感じます。

ブリオベッカは2点リードで守備の比重が強くなるため、ミネベアミツミからすれば、ダイヤゴナルランで裏に抜けるスペースが少なくなります。かといって、カウンターを喰らうのが怖い状況。

チームに一体感があれば(考えが合致していれば)2点リードは、危ないスコアとは言えません。

鳴り物応援をするファンは、「カモン浦安」や「ロール」など、様々なチャントを使います。応援歌(チャント)を始める度に、観客の一部の方が、応援席のほうを向いていました。カモン浦安のときは、ファンの手拍子が大きく心強かったです。

ビハインドを負ったとはいえ、ミネベアミツミのサポーターも、ヴェルディで聞いたことのあるチャントを中心に選手を鼓舞します。そのサポートは、ブリオベッカのファン・サポーターにも伝わりました。

とはいえ、ピッチ上ではブリオベッカが追加点を取り続けます。

IJ(伊藤純也)のPK や コーナーキックのチャンスで西袋が競ったボールに反応した林容平のゴールで点差を4点に広げます。

https://twitter.com/m_c_s18/status/1725827648218452379

得点を決めたIJが、ファンサポーターに向かって喜ぶ姿を観て、とても嬉しくなりました。

得点の度に客席は沸き、応援の雰囲気も良かったです。個人的には、今年のリーグ戦で2番目の盛り上がりでした(最も盛り上がったのは、リーグ戦だと6月 アウェイのミネベアミツミ戦)。

しかし、後半AT突入直前に、アクシデントで伊川拓が顔を負傷。少なくとも、来週の最終戦は出場不可。さらに、ミネベアミツミの得点王 日野の裏抜けに対し、西袋がファール。この反則に対し、黄紙を提示(この日の中川主審は、判断が的確でした)。この黄紙は累積4枚目なので最終戦出場停止。

この反則によってミネベアミツミは直接フリーキックを得て、永吉の直接フリーキックが炸裂。ファールをした守備は反省ですが、「敵ながらあっぱれ」というしかないゴールでブリオベッカが失点。ミネベアミツミの応援席から、大歓声が上がります。

この直後に試合終了。

ブリオベッカからすれば、少しミソがつきましたが、スコア的には快勝。

試合終了後

勝利後のラインダンスは、村越が盛り上げてくれました。

前期3節から、ピッチ内で欠かせない存在だと感じていましたが、ピッチ外でも貴重な存在となっています。

都並監督が、勝利インタビューを受けようとしたときに、ロック総統が「ひっそりと」浦安応援席に乱入。

「昨年 関東6位のくせに強いじゃなーか!!」と煽り・クレームをいただきました。

おれは「ミネベアミツミがホームで大逆転負け(6月のミネベアミツミvsブリオベッカ)をしてから、勢いに乗れました!!」と煽り返したかったですが、自重。

そして、総統はリハーサル通り(?)「叩いて被ってじゃんけんぽん」の勝負を申し出ます。

じゃんけんの結果、総統は「めちゃでかい太鼓を持ってきた浦安市民」にゲバ棒でボコボコにされて、帰っていきました。来年も、今回のような試合外の時間帯で平和な小規模乱入をしたいです。(昇格チームによっては、そのチームのサポーターとも)

この乱入が終わったころに、都並監督&井上翔太郎のインタビュー終了(お二方には少し失礼でした)。

そして、喜怒哀楽のうち「喜モードで」ブリオベッカ浦安 最終戦セレモニーが開催されます。

球団代表(代読)の方 と 都並監督は、スポンサー・球団内の関係者・34人の選手・育成組織・ファンサポーターの他に、スタジアムの確保に奔走された方々へ感謝の気持ちを述べていました。

都並監督は、あいさつの中で、メンタルトレーナー 辻秀一 先生の名前を出して、お礼を伝えていました。

おれは、9月下旬 浦安のスポーツイベントで辻先生の「子どもの声かけ講座」を受講しましたが、都並監督の言いたいことは理解できます。

そして、多くの来賓の方々(衆議院議員や県議会議員、市議会議員など)に出席いただき、代表者からあいさつをいただきます。

最終戦セレモニー後

スポンサー看板と、べか彦 & 選手、監督、コーチによる写真撮影です。

スポンサー看板は、たくさんある(ありがとうございます)ため、十数分行われるのですが、ムードメーカーの選手数名が場を和ませていました。

ここでも、一体感を垣間見るとは思っていなかったです。

写真撮影が終わった後、ムービーアイさん制作の試合中継でダブル解説をしていた笠松亮太さん(昨年末、浦安を背負う責任を十分果たして引退)がピッチレベルに降りていました。

(実は、このレポート記事を書いているとき、ムービーアイさんの中継をBGMにしています)

昨年のホームゲーム最終戦のときは、1年後(現在)の状況が想像もできなかったです。

来週のアウェイゲームも良い試合をして、様々な理由(引退、契約満了、個人昇格など)で退団する選手たちと笑顔で別れたいです。

では。