梅雨入り前で「気温と湿度は」快適な気候の中で、ブリオベッカ浦安・市川はアウェイゲームに臨みました。
目指すは三重県四日市市
浦安市からボランティア兼サポーターの車に同乗させていただきました。
日曜早朝に出発し、5時間後には三重県四日市市入り。スムース。
スタジアムに直行せず、おにぎり屋さんに寄ります。
その名も「おにぎりの桃太郎」
おにぎりや小さい弁当の持ち帰りだけでなく、店内で食べられるメニューもありました。


味は、とても美味しかったです。
四日市市中央陸上競技場
スタジアム近くの駐車場に車を停めるのに難儀。
20分くらい粘って、空いた駐車スペースに車を停めます。
開門直後(11時半)に到着しましたが、既に多くの人々で賑わっていました。
キッチンカーも多数出店。
昨年のレポートにも書きましたが、
「キッチンカーが増えるから、観客が来る」のではなく
「運営の熱量が高ければ(観客に来てもらうための努力、出店料の調整)、観客が増えて、キッチンカーも増えます」その順序が前後することはありません。

贔屓球団が、「本気で」たくさんの観客に来てもらいたいなら、↓のようなチラシを作成するべき。
今の贔屓球団は相変わらず
「サッカー好きが、(好きなチームが他にない)地域のサッカー好きのためだけに運営している球団」なので、それ以外の人々に興味を持ってもらおうという意識が絶望的に低いです。
さらに、SNSで画像が拡散される効果を考えていないことも挙げられます。
以上。
で終わりにしても良いのですが、もう少し話を進めます。
ヴィアティンを応援する子どもたちや家族連れで賑わうエリアを通過し、ビジター応援のゲートに向かいます(JFLで、ビジター応援の入場口が完全に別なのは珍しい)。
ゲートでチケットチェックされるときに、ヴィアティンのボランティアの方から
「(開門時に誰も来なかったので)ブリオベッカを応援する人は誰も来ないのかヒヤヒヤしました」と言われました。さーせん。
キックオフ1時間前になり、イベントスペースでは、お笑い芸人 サバンナの八木さんのショーが行われた模様。その声は、スピーカーを通じてビジター応援エリアにも聞こえてきました。
ピッチ内アップが開始。
ヴィアティンのサポーターは、練習時から応援歌(チャント)で選手を鼓舞。
ピッチ内アップ終了後は、四日市市長のあいさつ。市長のあいさつ後は、ヴィアティンのコールリーダーが、メインスタンドに赴き、サポーターに対して応援するように鼓舞。運営の手際が良いです。
そして、選手入場。

試合開始
(少々、ピッチが観にくい場所からサポートしたため、試合自体のレポートは薄めになります。ご了承ください)
この日は、2週間前の秋津よりも強い強風。セットしたボールが転がるシーンが頻発。
メインスタンドから見て、左の奥から右の手前に吹いていました。
その影響で、コイントスに勝ったヴィアティンはエンドチェンジ。
前半はウチが風上。強風でしたが、前線のエアバトルも屈強な相手に負けていませんでした。
左右のウィングが中に切れ込む攻撃が多彩で、相手の守備は少し後手に回っていました。
菊地紘平や藤森隆汰が前線近くまで顔を出すシーンも多く、PAまではボールを運べました。
しかし、最後のアイデアが少し足りません。ワントップの選手以外にも、強引さがあっても良かったです。
肝心な守備は、2週間前と比べると改良されていました。ロングボールに対しても対応を大きく誤ることはありません。
コーナーキックやロングスローを与えてしまう場面は何回もありましたが、決定機は作らせません。
ヴィアティンのサポーターの応援は、なかなかの迫力。ブリオベッカサポーターのおれの感覚では、グルージャと並んでトップクラスのアウェイ感があります。
それでも、選手たちは落ち着いていました。菊地や藤森の攻撃参加も良く、そのスペースを埋める動きも良かったです。
しかし、ヴィアティンのゴールを割ることはできずにスコアレスで前半終了。
ハーフタイムには、サバンナの八木さんが場内一周。
この日の観客は、3,455人でしたが、10人くらいしかいないビジター応援席にも声を掛けてくれました(声出し応援をしないメインスタンドにはブリオベッカファンが30人くらいいました)。
ヴィアティンの運営&八木さんの誠実さが垣間見えます。
後半開始
両チームとも交代なし。
前半のヴィアティンは、ウチの右サイドからの攻撃が皆無でした。
しかし、後半は万遍なく仕掛けてきます。
決定機は作らせなかったですが、中盤でのボール回収率が悪くなります。ヴィアティンの前線の選手が、中盤に降りて来たイメージです。
ウチは、嫌な形でカウンターを受けないことを重視。
菊地紘平や藤森隆汰が前線に顔を出す場面は激減。試合は、前半よりも膠着状態に。
前後半で1回ずつあった飲水タイムですが、後半の飲水タイム直後に選手交代。
先に動いたのはウチでした。
前節と似たような形で3枚替え。それを受けて、ヴィアティンも前線の選手を代えます。
ほんの少し、試合の動く気配がありました。
強風のため、オープンな展開とはなりません。ヴィアティンは、ウチの交代選手の特長を十分把握していて、崩し切ることができません。
ブリオベッカは中盤でボールを動かせる選手を入れ、ヴィアティンは攻撃的な選手を2人入れます。
圧倒的ホームのヴィアティンは、明確に勝点3を狙いに来ています。しかし、人数を攻撃に割くことはありません。攻撃に比重を置きすぎると、ウチのサイドの選手に滑走路を与える可能性が高いです。
後半35分ころになると、両チームの守備陣のプレスが微妙に遅くなります。いきなりファールが増加。この日の主審 山田昌輝さんは今年からJFLで笛を吹いていますが、この試合を観る限り、高評価です(ファールがいきなり増えても、審判が目立たないのは良いジャッジをしている証)。
どちらのチームも「与えてはまずいファール」が数回発生。
特に、後半43分ころ、ウチが絶好の位置でゲットしたフリーキックのチャンスは生かしたかったです。ヴィアティンの選手が8人も壁に入るセットプレーでも得点できず。
ウチはラフプレーやアフターで警告を4枚ももらいましたが、どれも納得がいく判定。
見かけは得点の匂いが漂い始めて盛り上がる展開ですが、試合内容のレベルは急激に落ち始めた印象。
結果は、スコアレスドローで試合終了。
試合終了の笛が鳴った瞬間、スタジアムは静寂に包まれます。
試合終了後
ウチにとっては「安堵の勝点1」と言って良い結果&内容です。
2週間前の試合を思えば、攻撃のタレントが揃ったヴィアティンとのアウェイゲームを無失点で終えたのはポジティブな要素。
ヴィアティンの点取り屋・村上弘有はベンチ外でしたが、そう思わせない攻撃陣を抑えたのはは、良かったです。ウチの選手たち以上に、GKコーチや分析スタッフを称えたいです。
欲を言えば、もう少し高い位置でボールを奪う機会を増やしたかったところ。そうすれば、自ずとゴールは生まれるはず。しかし、ウチとヴィアティンの選手層を比較したとき、それは高望みと言えます。
次の試合は6月7日(土)フクダ電子アリーナでのホームゲーム。
選手はもちろん、ファン・サポーターも運営も、良い準備をして臨みましょう。
ヴィアティンに負けないくらいの「ホーム感」をつくりましょう。
では。
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