今年4月「あの試合」の二の舞 ブリオベッカ vs レイラック滋賀

温帯低気圧が過ぎた直後 9月の秋分の日

ブリオベッカ浦安は、アウェイ レイラック滋賀戦に臨みました。

彦根に到着

彦根の旧市街地を歩いた後、駅と反対方向にある天寧寺へ

お堂の中にある五百羅漢は、荘厳な雰囲気でよかったです。

そして、スタジアムに向かいます。

平和堂HATOスタジアム到着

個人的には10か月ぶり。

夏と比べて気温が下がったとはいえ、日なたにいると日差しが暑く、強風でした。

陸上競技場ですが、スタンドの高さもあるので、それなりに見やすいです。

ピッチ内の声も、客席・芝生エリアからの声も、屋根に反響してよく響きます。

ピッチ内アップ終了後、メインスタンド下のピッチレベルではひこにゃんが登場。

試合開始

最初はイーブンな展開でした。

ウチが自陣でボールを保持し、レイラックがプレスを掛けに来ても、ロングボールがつながるシーンが何回かありました。

両チームとも得点の匂いが薄いまま最初の飲水タイムを迎えます(前後半1回ずつ)

滋賀県北部特有の強風(しかも、アルウィンのようにピッチレベルとスタンド上段で風の体感が違う)もあり、FWはボールを収められず

その後ろのシャドーは、ポジション取りに迷っている様子があり、

ウィングバックは、レイラックの個人能力が高い選手に押され始め

センターバックは、スピードある選手に裏を取られたらまずい意識が強すぎてDFラインがズルズル下がる。

結果、選手間の距離が間延びして、ボランチはどっちつかずとなってしまいました。

攻守にわたって、セカンドボールを回収できません。

前半40分ころに失点。ボランチとセンターバックの間のスペースをいいように使われました。

ブリオベッカは、反撃を試みる意志は見えましたが、

後方からのパスがずれて、ショートカウンターをまともに喰らってさらに失点。

公式スタッツでブリオベッカはシュート1本に終わり前半終了。

ハーフタイムの浦安応援席。冗談話や面白い話はゼロ。

ピッチ上のまずい状況を打破するにはどうすればよいか考えていました。

後半開始

ハーフタイムで選手を2人交代。

橋本龍馬とIJ(伊藤純也)が送り込まれます。

前半よりは「何とかしてやろう」という意志が見られ、1列上がった小島樹を中心に敵陣でボールを回す場面が増えます。

しかし、サイドからクロスが上がってもシュートまで持っていけません。

ラストパス及びPA内への入り方が単調で、相手からすれば読みやすかったはず。

ロングスローやコーナーキックのチャンスはありましたが、同様にシュートまで持っていけません。セカンドボールを拾えないのは、前半と変わらず。

浦安応援席は、近くのゴールネットが揺れることを信じサポートを続けますが、揺れたのは遠いほうのゴールネットでした。

コーナーキックのピンチから、ごぼれ球への対応が遅れてキレイに失点。0-3

後半20分ころ、久しぶりとなる志村滉の出番。藤森を1列前に上げます。

藤森は敵陣深い位置からクロスを上げるシーンを何回か作りましたが、シュートまで持っていけずセカンド(以下略)

3点差となったことで、レイラックは攻勢を緩めます。ブリオベッカは志村や菊地がウィングバックを追い越す動きを見せますが、崩し切ってのクロスやPA内へのドリブル侵入はできず。

後半30分ころブリオベッカは、4月上旬以来となるFW松谷昂輝をピッチに送り込みます。

松谷は、ストライカーらしいダイヤゴナルランを繰り返しますが、そこに至るまでの組み立てが悪く決定機は作れません。

この時間帯になると、両チームとも運動量が目に見えて低下。お互いに自陣でのファールが増加。

おれは「あの試合」を思い出します。

4月中旬に行われたアウェイの栃木シティ戦です。

共通して言えるのは

・ウチは選手の距離感が悪く、セカンドボールを回収できない

・ウチの出足が関東リーグレベルになっている

・相手は元Jリーガーが多く、選手の個人能力は高い

・それに対してビビり過ぎ

・相手は、公式観客動員数を上げることに躍起

ただし、当時の栃木シティと違いラフプレーは、そんなに見られませんでした。

ブリオベッカは、意地の1点だけでも取るべくプレーを続けましたが、相手GKが横っ飛びになるシーンは作れず試合終了。

いいところなく0-3で負けました。

試合終了後

相手の選手・監督・スタッフ・サポーターが大喜びなのは、遠くからでも分かりました。

ブリオベッカの選手は、メインスタンドにあいさつした後、アウェイゴール裏のバックスタンド寄りにいるサポーターのほうへ歩いてきます。

前から5~6人目には、都並監督の姿がありました。意気消沈している選手も多かったですが、早く整列してあいさつするよう促します。

都並監督は、選手たちと同じ列でサポーターにあいさつ。(いつもだと、他のスタッフと同じく5mくらい後ろにいる)

申し訳ないと思っている気持ちは伝わってきました(出来れば、もっと近くに来てほしかったです)。

あいさつした後は、その場で簡単なミーティング。その輪が溶けた後、サポーターに向かって再び頭を下げる選手もいました。

酷い試合内容&試合結果であることは確かですが、

そうなった一因として、サポーターが完全アウェイの空気を作らせてしまったことも挙げられます。

浦和レッズのサポーターのような素晴らしい情熱があれば、完全アウェイの空気になることはありえません。

選手たちは悲観的になり過ぎず、次の試合に向けてできることを真剣に取り組んでほしいです(練習場の内外で)。

このレポートは、上の動画をアップしたレッズサポーターのコメントを引用して終わりにします。

内容はひどかったけど、惜敗と同じく勝ち点がゼロに終わっただけ。この失った勝ち点分をしっかり取り戻そう!! がんばれ!!

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