今年最大の「ガッカリ感」 ブリオベッカ vs 横河武蔵野

梅雨時期とは思えない夏の陽気となった6月下旬

ブリオベッカの試合が行われる前日

副業 ベガルタの応援で、静岡県磐田市に行ってきました。

ジュビロ vs ベガルタ@ヤマハスタジアム

個人能力でいえば、ジュビロのほうが上。

ベガルタのサイドバック(石尾と奥山)が、ジュビロの長所であるサイドハーフを何とか抑える展開。

J1昇格に近づくための大事な6ポイントマッチということもあり、(直接狙われる位置以外では)ファールがやや多い展開でした。

前半20分過ぎ、ジュビロベンチ前で、ベガルタがノーファールでボールを奪取。その判定にジュビロベンチが怒り、その直後にいざこざ発生。

主審の谷本さんは、J1の試合を担当することが多いのですが、いざこざの際に、妥当ではない警告の出し方をしてしまいます(この場面以外では、大きな問題はなし)。

この流れでベガルタサポーターは「ジュビロジュビロクソッタレ」コールを発動。おれは自重。

(ジュビロの選手たちは、ほとんど紳士ですが、「水色4番クソッタレ」コールだったら、おれも発動していました)

ジュビロのパスはよく回ります。佐藤凌我が捕まえにくいポジション取りをしていました。上原力也も、速攻と遅攻を使い分けていました。

ベガルタのチャンスは少なかったです。エロンがシュートまで持ち込むシーンもありましたが、ジュビロのGK川島が老獪なポジション取り&はじき出す方向まで完璧なセーブ。

それに対し、 ベガルタのGK林も、ジュビロの決定的なシュートを好セーブ。

通好みといえる試合展開。スコアレスで前半終了。

ベガルタ好きなおれとしては、サポートに燃える展開。

後半開始時に、ベガルタは真瀬拓海(市川市 南新浜小学校出身)を送り込みます。

後半立ち上がり、ベガルタはチャンスの芽がありました。それを活かしきれず。

ジュビロは、前半よりも攻勢を強めます。

ベガルタは、被シュートは少ないですがDFラインは下がり始めます。

後半15分ころ、ベガルタは鎌田大夢と小林心を入れます。

小林心は、6月初旬まで高知ユナイテッドに所属。昨年はJFLだったので、ブリオベッカとも対戦経験があります。

↓昨年10月のレポート

小林心は、対戦相手として印象に残る選手でしたが、ベガルタに来るなんて夢にも思っていませんでした。

しかし、ゲームの流れは変わりません。ジュビロは、強力な外国籍選手を送り込みます。(2023年の天皇杯 vsブリオベッカでも得点を決めた)筑波大卒の角昂志郎も、ベガルタゴールに襲い掛かります。

ベガルタにとって、自陣でプレーする時間が増え、ファン・サポーターはサポートに熱を入れますが、ホーム・ジュビロへの応援は増す一方。おれとしては、アウェイ感を覚えます。

角昂志郎に嫌なシュートを打たれますが、GK林がキャッチ。はじき出さず、キャッチできるところに凄みがあります。

ベガルタは荒木(フル出場!!)や小林心がプレスを掛けますが、大きな流れは変わらず。後半40分ころ、おれは「何とか勝点1でも」と考え始めます。

石尾が強力外国籍選手を抑え込んでも、ジュビロは、PAにどんどん侵入。

後半AT突入直後、PA中央から上原力也が決定的なヘディングシュート。GK林がキャッチ。素晴らしい活躍です。

その直後、敵陣でフリーキックのチャンス。

鎌田大夢が上げたボールに対し、中田有祐(阪南大の3年生!!)がジュビロの選手に競り勝ちます。そのボールを(MVP級活躍の)荒木がワンタッチではたきます。

そのボールに素早く反応したのは、

小林心。

ボールをジュビロゴールに押し込みます。

ネットが揺れた瞬間、おれは副審2を確認。

副審2は、センターラインに走り出していました。

ベガルタ仙台、先制

ベガルタの応援席は、JFLで味わえないような興奮と熱狂でした。

劇的ゴールから3分後に、試合終了。ベガルタは価値点6をゲット。

おれは、ヤマハスタジアムを後にしても興奮が収まりません。

野郎ども数人でレンタカーを利用したのですが、帰りの車内はお祭り騒ぎ。

浦安に着いたのは、日付が変わった午前3時。

すぐに寝ました。

下準備~試合開始

話を本業に戻します

睡眠時間4時間で起床(前日は5時間)

アウェイのスタジアムへ持参する料理を作りました。

その他諸々の準備も済ませ、東西線に乗車。

スタジアム最寄りの三鷹駅を目指します。

三鷹駅に着いて、サポーター仲間数人と買い出し。

三鷹駅前からバスに乗って10分弱

最寄りバス停目の前にあるのが

ムサリク(武蔵野市立武蔵野陸上競技場)です

キックオフ1時間半前に開門。時刻は13時30分

日なただと強烈な暑さですが、客席のある日陰は、まだ過ごしやすかったです。

おれは、横断幕ではなく別の準備が忙しかったです。

ブリオベッカのファン・サポーター向けに飲み物(アルコール含む)と食べ物の準備

この鍋に入った食べ物は、おれが水煮大豆&高野豆腐を調理し、砂糖と仙台味噌を多めに入れたもの(肉や魚は、暑いためNG)

みなさんに振る舞ったところ、概ね好評でした。

選手のアップが始まったころから、声出しファン・サポーターを中心にレモンサワーもどきで開店(ホームゲームでボランティアをしているみなさんも)

前日の明治安田Jリーグの試合結果により祝杯を挙げる人もいれば(副業がベガルタファン、副業がレイソルのファン)

やけ酒を飲む人もいました(本業が鹿島、本業がジェフ、本業が仙台市山形区の方々)。

ベガルタファンのおれからすれば、仙台市山形区のサポーターを煽りたかったですが、シャレにならない順位のため中止。浦和レッズのサポーターが15位や16位のチームのサポーターに対して「J2〇〇!!J2〇〇!!」と煽るのに対し、19位や20位には何もしないのと同じ考えです。

おれは、試合開始直前にアウェイ応援席に来られたみなさんにもあいさつ。おれ自身はすでに出来上がっていますが、演説もいつも通り行いました。演説は「熱中症にならないこと。なった場合の対応」について重点を置きました。

選手が入場してからは、声出しサポーターは前列に移動。

試合開始

前節の良い流れが続いているように見えました。

中盤でボールを奪うのは良いですが、そこからの展開がビミョー

梅雨明けのような天気が続いているのに、散水は無し。

長い芝で、ゴロのパスがすぐに減速するピッチコンディションでした。

この日 右センターバックに入った富田英寿の守備は安定していました。

しかし、いつものセンターバック不在の影響は大きかったです。(注意.いつものセンターバックは、決して無理した出場をしないように)中盤でのプレスが効いているのに、DFラインが下がっているように見えました。

小島樹 荒井大 橋本龍馬といった選手が動けているのに、もったいなく感じます。

シュートまで持っていけるシーンもありましたが、枠外。

前半20分ころ、ウチの選手がイエローカードを貰ってしまいます。

そのとき、選手が「ぁあ、もう!!」と声を荒げたのに対し、(声出しではない)一部ファンから笑い声が起きたことには、おれがいらだちました。

前半の飲水タイムを経て、前半30分ころ 横河の選手がウチのベンチ前でタックルを受けたとき平塚主審はノーファールの判定。これに横河ベンチが怒ります。

その10秒後、逆に ウチの選手が横河ベンチ前でタックルを受けてもノーファール。

ファールを取るべき場面で、どちらも流したことで、試合は荒れてしまいます。

この時間以降、平塚主審は腕を使ったファールを取り始めます。これ自体は当然のことですが、前半30分までと 30分以降で基準が違い過ぎました。

選手は、これまでの時間帯の基準を元にプレーをしますが(前半30分までは、多少危ないのがあっても流した)、基準を変えた(あるべき姿に戻した)こともあり、ファールが激増。

試合終了時には、両チーム合わせて40個以上のファールがありました。明らかに多すぎです。

運動量が落ちやすい気象条件も重なり、残念な方向に試合は進みます。

ブリオベッカは、セットプレーのチャンスも生かせず。シュートを打つ姿勢は褒めたいですが、アタッキングサードに入ったとき、パスの出し手も受け手も、選手の視野が狭すぎます。

裏へ抜け出すタイミングが早かったり、前線の選手が同じタイミングで同じ方向に動くため、チャンスの芽を自ら潰すシーンが何回もありました。

前半はスコアレスで終了。ベンチ入り選手に、流れを変えられる選手がいれば、前向きな気持ちになれますが、、、

ハーフタイム時のファンサポーターは、飲み物のあるスペース周辺に集まります。

試合展開や横河の運営について、いろんな話が出ました。

後半開始

正直なことを書くと、後半15分~飲水タイムの記憶がありません。要は、寝ていました。

栗田詩音が、横河のファールに対して怒りを露わにするシーンがありました(ジュビロの4番のような蛮行をする気配はなかったです)。おれからすれば、怒るくらいの気持ちをもったほうがサポートしたくなります。

ハーフタイムに、ベンチからどのような指示があったか分かりませんが、ピッチコンディションに合った戦術に変えるなら選手も代えるべき(横河は、前半よりもロングボール主体に変化。一体感も垣間見えました)。4月の大分のような1-1-3-5のフォーメーションにしたいなら、[3]のポジションを代えるべき。

結果、ピッチ上では惰性のまま時間が経過。

ブリオベッカは、後半飲水タイムのころに選手を3人替えますが、インパクトは皆無。

ベンチにも天野友心のような「戦えるムードメーカー」もいないので、時間だけが経過。

どちらのチームも運動量低下&ジャッジの不安定により「見かけのチャンス」は多かったですが、不発。

批判覚悟で書きますが、ベガルタの小林心 や ウチにいたことのある選手(西袋や伊川、加藤大輔や谷口)といった 声出しサポーターにとって応援したくなる選手 がピッチ上にほとんどいないこともあり、サポートに熱が入りませんでした(声出しサポーターにとって応援したくなる選手を考察するレポートは、いつか書きます)。

前半のブリオベッカは、中盤にいた荒井大や小島樹がボールを前に運べました。しかし、試合終盤になり、ロングボールをはじき返した後の戦術が不明瞭でした。(ロングボールを蹴るのか、サイドで数的優位をつくるのか、DFラインの選手を大胆に上げるのかetc.)

結果は、スコアレスドロー。90分で横河のシュートは3本。ブリオベッカは8本。

ファール数は、横河が23回。ブリオベッカは19回。

残念な試合でした。

試合後

あいさつに来た選手の表情を見る限り、「悔しい」や「残念」といった表情とは違っているように見えました。

暑い中走り回ったので、疲れているのは当たり前ですが、悲壮感のようなものが見え隠れしました。

この試合内容では、「年間勝点50」なんて到底届きません。横浜F・マリノスが1ケタ順位でフィニッシュするくらい難しいです。

おれは、次の試合も現地に行きます。勝点3以前に、「ピッチで戦っている選手11人のうち1人だけでもいいから、サポーターの声が心に届いてほしい」と考えて応援します。

では。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です