ツツジの花が見頃を迎えた4月下旬の土曜日
ブリオベッカ浦安は、第一カッターフィールド(習志野市秋津サッカー場)で、アトレチコ鈴鹿との一戦を迎えました。
第一カッターフィールド到着
第一カッターフィールドの正面の花壇には、花が咲いていて心が和みます。
この日は、曇天模様であることもあり、開門前に浦安ファンはほとんどいません。大げさではなく、開門前にいた観客の9割は鈴鹿のファン・サポーターでした。
浦安ファンがほとんどいないのは、「海楽園」と呼ばれる遠浅の行楽地で潮干狩りをしている ということにしたかったです。※「海楽園」があったのは、現在の浦安市海楽
事前の弾幕掲出を完了したおれは、スタジアムグルメを楽しみます。まずは、「さるや」さんの牛すじ煮込み
続いて、オルハさんのジャークチキンをいただきます。
どちらも、期待通りのおいしさでした。
さらに、アトレチコ鈴鹿サポーターの班長さんから差し入れまでいただき(お互いのチームの近況報告もできました)、サーキットの街らしいお菓子を、浦安のファン・サポーターで食べました。こちらの用意が無くて、失礼しました(以前書いたとおり、フクアリ以外でオルハさんの出店がなかったり、東総開催だったときは用意します)。
キックオフ1時間半前に開門。この時点で、鈴鹿のファン・サポーターは30人以上。浦安ファンは10人未満。
ブリオベッカにとってアウェイすら感じる雰囲気でしたが、べか彦は精力的に動き回ります。いろんなところでグリーディング(ファンサービス)。
おれは、少し時間を置いてからグッズ売り場に向かいます。新商品が多数出たこともあり、賑わっていました。べか彦のグッズを充実させたのは、高評価。先ほどのグリーディングでも、新商品を自慢していました。
5月中旬以降、しばらく現地に行けないため、冗談抜きで2万円分購入。そのうち選手タオルは、5枚。ポジションが偏った買い方をしましたが、誰のを選んだのかは、まだ書かないでおきます。
キックオフの1時間少し前、JFL公式速報でスタメン発表の前にレフェリーの名前が出ていました。おれは名前を確認した瞬間、反射的にスマホを叩きつけてしまいました。周りはドン引きでしたが、「前のホームゲームのレポートでブラックリストに上げた3人のうちの1人」が主審だったからです。この試合でも相変わらず、PA付近でのファールの基準やアドバンテージの取り方がガタガタでした(いつになく、選手がジャッジに不満をあらわにしていましたが、当然のこと)。
ピッチ内アップが始まり、いつもなら何回かコールをしていますが、この日は声出しサポーターが少数のため自重。
グッズ売り場周辺にいる選手が豪華すぎ問題は、あまり解決できていないので、その周辺はしばらくの間賑わっていました。
キックオフが近づくにつれて、ファン・サポーターが増えます。
469人の観客の中で選手入場。そして、キックオフ。
前半開始
立ち上がりは悪くなかったですが、最初のピンチですぐに失点。
中盤のフリックで崩されて、鈴鹿がクロスを上げるとき、対応がバタバタでした。弱いチーム特有の失点の仕方。
それでも、DFの選手のオーバーラップ や 裏を狙うダイヤゴナルランは、今年の試合の中で1番良かったです。IJ(伊藤純也)や橋本龍馬がいることで、浮き球パスやワンツーなど多彩な攻撃ができていました。ただし、流れの中からの決定機は少なかったです。
セットプレーのチャンスはいくつかありましたが、相手にとって迫力はあまりありません(昨年比40%)。
おれは、育成組織の子どもたちがやっていた応援歌(チャント)を2つデビューさせます。
プレッシャーディフェンスをやったところ、子どもたちはノッてくれましたが、2失点目をしておかしくない大ピンチを迎えました(相手のシュートミスで助かった)。
鈴鹿は「ここぞ」のタイミングでは、選手の意思統一がなされた攻撃を仕掛けてくるので、本当に脅威です。
流れ持って来いをやったところ、雨を持って来てしまいました。
多くのファン・サポーターがコンコースに入ってしまいます。これは致し方無いのですが、スタンドでサポートを続けたファン・サポーターに「ご褒美的な歓喜」がもたらされます。
右サイドをキレイに崩して、峯の同点ゴールが生まれました。
ワンツーがハマり、クロスへの入り方も良かったです(同じタイミングで数人が飛び込むのではなく、ズラしたタイミングで入っていました)。
これで同点。その後のピンチも凌ぎ、前半を終えます。
ハーフタイムも雨が降っていましたが、ブルーキャッツによるダンスは決行。頭の下がる思いです。
後半開始
雨がほとんど止み、ピッチ上はややスリッピーに。
両チームともPA内へ侵入する回数が減り、攻撃にかける人数が少ないように見えました。前半は両チームともサイドバックやウィングバックの選手が前線に顔を出していましたが、この時間帯は、ほとんど無し。
70分ころから選手交代で流れを変えそうだと思っていたころ、スコアが動きます。
ブリオベッカはU-14を見ているような守備対応をしてしまい、簡単に失点。
再びビハインドになります。
リードした鈴鹿は、より攻撃にかける人数を少なくし、カウンターに徹し始めます。
都並さんは、前線に起点を増やす狙いで最初の選手交代。
しかし、選手同士が重なる場面が多く、ファン・サポーターの盛り上がることはありません。
後半30分ころには、再び2名の選手を交代。サイドから崩す狙いです。
しかし、鈴鹿は守備ブロックを整えている状態のため、ドリブルの滑走路がありません。
クロスを上げる場面はいくつかあったものの(DFの選手のオーバーラップにより、チャンスの芽はありました)同じタイミングで3人くらいが飛び込むため、鈴鹿のDFにとってイージーな対応でした。シュートを打つことができません。
開幕時から続く視野狭窄は、未だに続いています(スマホを見たりゲームする時間に、大幅な時間制限を掛けたいくらいです)。
攻撃に人数を割いているので、ピンチを迎えるときもありましたが、フィールドプレーヤーのハードワークにより被決定機にはならず。
後半40分ころから、ブリオベッカのファンは「カモン浦安」を解禁。相手PA内にボールを集めることはできたので、ファン・サポーターは盛り上がります。
しかし
鈴鹿は「シュートを打たせない守備」ができていて、シュートブロックができていました(浦安のシュート数は前半7本、後半4本)。
ほぼラストプレーのロングスローのとき、GKが前線に出ることはありません。おれの頭は「?」でした。
結局、このまま試合終了。ブリオベッカは1-2で敗戦。
試合終了後
ブリオベッカの選手たちは、第2節のアウェイ沖縄SV戦よりも静かでした。
おれは、その選手たちや都並監督の様子をじっくり観察。
育成組織の子どもたちへ「一緒に応援できて楽しかった」ことを伝え、弾幕の撤去作業をします。
その後は、選手によるお見送り時も、選手たちをじっくり観察。べか彦はおれを見るなり、悔しそうに泣きついてきたので、「後で、猫実でおいしいものを食べよう」といって慰めます。
試合終了後1時間近くスタジアムにいてから、浦安に戻りました。
関東リーグへ一直線
現状、野戦病院状態のケガ人が復活し始めています(3月が100酷かったとしたら、現在は70酷いイメージ)。
しかし、結果は付いてきません。
昨年はリーグ序盤で0勝3分6敗でしたが、そのうち3敗は、楽観視できる負け方でした。
昨年だと、あとボール1~2個分の惜しいシュート&キーパー横っ飛びのシュートを多く打ったのが、3月のヴェルスパ戦や5月のレイラック滋賀戦。都並さんの温情が仇になったのが4月のラインメール戦。力負けといえるのは、6回負けたうち3試合だけでした。
しかし、今年は完全な力負けが続いています。
「いつかよくなるだろう」「あとは決定機を決められれば」「ポジティブ思考の強調」「表面的な一体感ばかりで選手同士の言い合いが少ない」
ブリオベッカの現状はこんな感じですが、これは
降格した2017年と極めて似ています。
「〇〇しなければ」「この場面は〇〇させてはいけない」という思いが強すぎると、視野狭窄が重度化し、淡々と負け続けます。
そして、「ケガ人が多いから仕方ない」「相手が強かったから無理もない」が続くと最悪の事態が起こります。
(選手もスタッフもファン・サポーターも)悔しいという感情が薄くなると、切り替えが簡単にできます。これが、負けグセです。
この状況が悪化すれば「監督解任」をすべきです。おれ自身は、現体制・今の選手たちを支持したいです。
しかし、前期最下位となってしまったら、後期は相当無理をして勝点3を狙うしかない状況になります。そうなると、「相手にメンタルを握られる」試合が続きます(2017年後期)。
理想を言えば、「嫌われ役を買って出る」役割の選手がいてほしいですが、(プロ野球でいうところの宮本慎也)
今の選手たちだと難しいです。
野戦病院状態が少しマシになった今、勝点を稼ぐ必要があります。
おれ自身は、5月中旬~6月末にかけて1試合も行けない可能性が高いです。
来週のアウェイ・ソニー仙台戦。厳しい戦いになるのは容易に想像できますが、最大限のサポートをします。
では。