立ち上がり30分の内容は過去最高。内容に合わないバタバタ感 ブリオベッカvsFCマルヤス岡崎

梅雨らしい曇天と非常に高い湿度となった7月3連休の最終日。海の日。

ブリオベッカは、アウェイに乗り込みFCマルヤス岡崎と対戦しました。

マルヤス岡崎龍北スタジアム到着

往路はボランティアスタッフ兼サポーターの車に同乗させていただきました。

キックオフ2時間前の午後1時にスタジアム到着

気温はそうでもないですが、湿度はとても高かったです。

開門直前には、マルヤスのサポーターと「くだらない話」で盛り上がりました。

開門して、客席でゆっくり休みます。屋根が大きく、JFLの規模だとありがたいスタジアムです。

開門してから雨が降り始め、試合開始ころまでは降り続いていました。

試合開始直前になると、両チームともファンサポーターが集まり始めます。

ブリオベッカにとっては、今年初の東海アウェイ。今年初めて見る方も多かったです。

おれは「去年の最終戦と違い、チームのレベルは落ちています。しかし、東海のみなさんのサポートで勝利を得て、上り調子にしていきましょう!!」という他人任せのあいさつをさせていただきました。

試合開始

キックオフ直前のあいさつがデマ になるくらい完璧な試合内容

中止となった先週の試合は、ボランチがボールを受けたとき手詰まりになり、幾度も危ないカウンターを受けました。

この日は、ボランチの2人 岩出拓也と荒井大が、横に揃わないポジション取りができていました。どちらかが下がってゲームメークに徹します。

センターバック3人の左右 菊地紘平と藤森隆汰は、横に大きく広がり、ウィングバックの2人は、少し前でボールを受ける意識が伝わります。

ジョニー(若杉)の直接フリーキックは、バーを直撃。この数年のフリーキックの中で、最も入る予感がしました。フリーキックだけでなく、PA外からシュートを打つ狙いもハッキリしていて、とても良い試合内容です。2015年の関東サッカーリーグを思い出しました。(田中俊哉さま・矢部雅明、・村田翔・笠松亮太の4人がセンターラインにいて、個人技に秀でた選手たちがサイドで躍動)

1トップの東駿も選択肢を狭めるプレスの掛け方ができていて、先制点はそこから生まれました。

マルヤスのGKのロングフィードを藤森がダイレクトで前線にパスを供給。見事なカウンターアタックでマルヤス守備陣を左右に翻弄し、最後に決めたのは東駿。ブリオベッカが先制。

サポーターはエレクトリカルパレードを歌いますが、「やっと1点取れた」心境でした。

しかし、直後にマルヤスの選手が中盤をドリブルで駆けあがったところのマークがあいまいで、すぐに追いつかれます。

まさに、2015年の関東サッカーリーグらしい失点です。

直後、センターバック中央の笠嶋哲太が脚を痛め負傷退場。6月からの快進撃を支えた選手の離脱は、とても痛いです。

笠嶋に代わり、久しぶりにベンチ入りとなった志村滉が出場。笠嶋とは違う持ち味を出すことに期待。

前半は1-1で終了。

ハーフタイムは、チアによる応援が行われスタンドは盛り上がりました。

後半開始

後半開始前、ベンチ入りしていたGK天野友心が、選手だけでなくファンサポーターも盛り立てます。

「サポートが必要とされている嬉しい気持ち」と、「サポートが不足している悲しい気持ち」が入り混じります。

マルヤスは、ブリオベッカのボランチへのプレスの掛け方を変えてきました。

昨年よりも怖さが増した荒井大へのマークがキツくなります。

さらに、ブリオベッカの右サイドを使って攻略しようとする意図が見えてきます。

試合内容は、少し停滞します。両チームともアクシデントを除いた交代は少なく、選手の消耗が早かったです。

ブリオベッカは、70分ころに村越と橋本龍馬を送り込みます。

都並監督の「運動量の求められるポジションの若手選手を成長させたい」意思が伝わってきます。(このポジションは、最後まで交代なし)

その交代の直後、ジョニーと村越のポジションを微妙に入れ替えます。

マルヤスの交代選手へのマークがあいまいとなり、PA近くでフリーキックを与えてしまいます。このキックは、壁にあたり事なきを得ます。

その後、DFラインに中央にいた藤森が、マルヤスのボランチの前までドリブルで上がります。

峯へパスをするとき、マルヤスの選手はファールをしますが、村田主審(一昨年のvs筑波大戦の主審)はアドバンテージを取ります。

峯はドリブルでPA近くまで運びます。そこで味方の上がりを待ち、絶妙なラストパス。

駆け上がっていた村越が見事なゴールを決めて、ブリオベッカ勝ち越し。

エレクトリカルパレードは、かなり盛り上がります。

しかし、この試合は一筋縄で行きません。

後半AT3分ころ、峯が相手選手への乱暴行為で一発退場。おれからすれば、妥当な判定です。

峯は「(自分1人で何とかしようとしすぎなので)後ろの選手をもう少し信頼する」覚悟が欲しいです。

おれの記憶では、ウチの選手がDOGSO以外で一発退場するのは3年ぶりに観ました。

今日の試合内容であれば、峯だろうがポジションの確約はないほど選手層は上がってきています。何試合の出場停止になるか分かりませんが、じっくり反省してください。

やや危ないところでフリーキックを与えましたが、守備の奮闘により得点を与えず試合終了。

ブリオベッカが2-1で勝利。

試合終了後

1失点、直接FKの大ピンチ、一発退場は大問題ですが、

マルヤスのシュートを3本(前半2本 後半1本)に抑えたのは見事。

荒井大をゲームメーカーとする試合内容も、JFL再昇格後では最も良かったです。

しかし、1試合勝つよりも、勝ち試合を続けるほうが遥かに難しいです。

次の試合は、猛暑の中での試合が想定されます。「できること」「できないこと」を再整理して臨んでほしいです。

では。

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