夏の高校野球地方予選が各地でハイライトを迎えた7月夏休みの土曜日
ブリオベッカは、柏の葉でホームゲームを開催しました
スタジアム到着
書くまでもなく、暑かったです。柏市の最高気温は34℃
入場ゲート付近に荷物を置いて、すかさず日陰に「避難」
日なたに20分いたら、熱中症で倒れそうでした。
15時前に、事前の横断幕掲出。
横断幕掲出スペースも、客席も屋根に覆われていて、とても助かります。




事前横断幕掲出後は、キッチンカーで食事をしたり、(珍しく)今日の試合の流れを話したりしました。
少なくとも、↓のような低レベルの試合にはならないはず。
今のJFLで、こんな「ゆるゆるディフェンス」をするチームはありません。おれの見立てとしては、2週間前の沖縄SV戦のように攻勢を受ける時間が長いとは考えていました。
開門後は、スタジアムグルメを楽しみます。
いつも書いていることですが、球団はキッチンカーにとって出店したいと思わせるような条件にするべく指定管理者と交渉を続けなければなりません。
球団のパーパスは、サッカーでともに成長し、まちを楽しくする。ですが、それに近づくためには、地元にあるおいしいキッチンカーor地元の店舗に来てもらうべき。
そうはいっても、全否定するわけではないので、この日もいただきました。
BONSAIカレー さん 真夏にピッタリな美味しい味でした。


ROOT IN さん


他には
sui-sui さん

DeliciousDoor さん

REDHAWK さん

コンコースでは、マッチデースポンサーの らいおんハート リハビリクリニックさんのブースがあり、いつも通りグッズ売り場がありました。
さらに、先着500名さまにTシャツとうちわを配布する心意気。素晴らしいです。
グッズ売り場には、ベンチ外になってしまった人気選手もいたので盛況
この時間のピッチ内に目を移すと、散水が派手に行われていました。水の量は、間違いなく今年一番。しかも、メインスタンドから見て、右から左に向かって強風。キックオフが17時ということもあり、今月上旬の岡崎ほどではない暑さでした(岡崎ではクーリングブレイクでしたが、この日は飲水タイムのみ)。
ピッチ内アップ練習のころから、少しずつ観客が増えてきます。この日の観客数は749人
とても暑い中 なおかつ 柏まつり(2日間で70万人)が開催される中で、本当にありがとうございます。
ティアモのアップの様子を見ていると、ロンド(鳥かご)はウチよりも狭い範囲でボールを回していました。足元の技術の高さが伺えます。
ピッチ内アップ中に、選手紹介。
ウチの選手紹介は、なぜかベンチ入り選手だけ「らいおんハートリハビリクリニックさんが募集したこども」が行っていました。せっかくなら、スタメン選手や監督紹介もしてほしかったです。(スタジアムDJの河東さんには、サポーターが主役で、それを引き立ててもらっています。本当にありがたいです)
ピッチ内アップが終了し、らいおんハートリハビリクリニックがピッチレベルからあいさつ。

その後、おれは客席に向かって演説。いつも通り「声と手拍子」は強調しましたが、先週の西が丘での関係者席からの や枚方の良さについても話しました。
そして、選手入場。おれが子どもたちに貸したシャボン玉が、いい感じに舞っていたので、嬉しかったです。
エスコートキッズもいましたが、選手によっては2人の子どもと手をつないでいました。少し意外な選手でした。

試合開始
前節の立ち上がりが悪かったせいか ウチが攻勢に出ます。しかし、PA内での駆け引きが少なく、得点の匂いがあまりしません。小島樹は、いつも通り良い動きでしたが、連携は良いとはいえず。
圧倒的なFW(キレキレの金崎夢生とか)がいれば、先制点を取れる展開です。
坂本と小島のダブルボランチについては、相手にとって脅威となっています。守備でチャレンジしにいく選手とカバーに徹する選手の関係性もそうですが、縦パスを差せるケースが増えてきています。前線へのオーバーラップも〇
ですが、それは枚方も同じ。ボランチの攻撃力&アイデアは素晴らしいです。さらに、前線の選手も連携が良いです。時間が経つにつれ、枚方の攻撃が牙をむき始めます。ダイヤゴナルランや斜めのパスの上手さは、沖縄SVと並んでJFL屈指。
前線がプレスを掛けても、ボールを奪えません。DFラインは、少しずつ下がります。枚方は、サイドバック(DFライン)もサイドハーフ(MFライン)もどんどん中に入ってきて、捕まえづらかったです。選手が裏に抜けたかと思えば、その選手がいたスペースを使われたり、、
枚方は、昨年の終盤同様に完成度が高いチームでした。個人個人の能力が高く、トラップミスもほとんどありません。浮き球パスで1列飛ばす(ウチが浮き球を使うのは、ほとんどロングボール)場面も何回かあり、厄介でした。FWに縦パスが入った後の連携もバッチリ。
枚方のサポーターは、リズミカルな鳴り物と声で、スタンドを盛り上げます。個人的には、拡声器を使わず、鳴り物もカッコいいので、好きな応援スタイルです。
この時間帯、ウチの応援席はコールやチャントをすることは少なく、ひらすら選手たちを激励。
主審の舟橋さんは、概ね納得いくジャッジでした。(日本によくいる)腕を使ったプレーにファールを取らない人 ではなかったので、ストレスはそんなに感じません。
ウチには決定機が多くなかったですが、前半40分ころ この試合のターニングポイントを迎えます。
枚方がカウンター発動。斜めのパスやダイヤゴナルランがズバズバ通ります。
エースストライカー 平山がGK本吉と 1vs1
平山は駆け引きで崩す気持ちが強かったのか DFを交わしたときは、本吉が絶妙な間合いで詰めていました。シュートを本吉がビッグセーブ。ウチの応援席から大歓声が湧きます。
ウチの場合 サイドを崩したい意図は伝わるのですが、枚方はサイドに人数を割く守備で、ボランチもカバーがよくできていました。
前半はスコアレス。暑さもあり、ウチも枚方も「しゃーなし」といった雰囲気でした。
ハーフタイムは、べか彦&ブルーキャッツ にチアリーダーも加わって、さらに華やかでした。
シャボン玉スティックの回収に行くとき、おれは既に疲労していたので、みなさんは引いたかもしれません。すみません。
後半開始
前半終了間際に被決定機があったこともあり、選手同士の距離感は修正されていました。
ウチが完全に自陣に引きこもったとしても、割り切っているように見えました。
しかし、菊地紘平の小動物ドリブルなど 前に出て攻撃する意図は伝わってきます。(橋本龍馬のカバーリングがあれば、なお良し)
坂本の攻撃能力も光り始めますが、閉塞感は打破できません。
惜しいシュートを打った時、客席から「キャー!」「アッー!」という声も出てしまいますが、おれはそんな声を一切出さず。選手のサポートに集中。この試合で「やり切れ!!」と何回叫んだか記憶にないです。
後半の飲水タイム直前、ベンチが動きます。前線2人に代わりIJ(伊藤純也)と井上翔太郎を送り込みます。
この交代以降、小島樹は左サイドから 東駿か右サイドからの攻略を図ります。ジョニー(若杉)やサンキュー山崎(山崎広大)は、中に入り始めます。
少しずつ 中盤が簡素化され、オープンな展開になってきます。
本吉のセーブも目立つようになってきましたが、センターバック3枚のシュートブロック&クロスに対する体の寄せも良かったです。
枚方は、クロスボールへの入り方「だけが」JFL平均レベル(他の攻撃力は突き抜けています)とはいえ、サイドから攻略させなかった守備は、よくできていました。
菊地紘平や栗田詩音もそうですが、ウィングバックの選手も、ファーサイドのカバーができていました。
守備でリズムをつかみ始め、攻撃陣は迷いが少なくなりました。
その流れで後半40分ころ 坂本に代わって龍馬、小島に代わって松山碧(まつやまあおい)が送り込まれます。勝負手。ティアモは、後半30分くらいに2回3人を交代してから、最後まで交代なし。対照的な采配です。
松山は、ベンチ入りすら初めてなので、おれはどんなプレーをするのか分かりませんでした。
テクニックだけを想像していたのですが、ボールを引き出す能力や受ける能力は予想以上でした。
セットプレーのチャンスから決定機を迎え、バー直撃のシュート。
その瞬間、スタンドからは「変な悲鳴」が起こってしまいます。そんなサポートしかできないことに対し、選手には申し訳ないです。
その直後、近くで見ていた育成組織の子どもたちが最前列に出てきます。サポートを本気でやり始めそうだったので、声出しサポーターは「カモン浦安」をかなり多めに歌います。フルスロットル。
子どもたちも大人も本気になったところで、後半ATは5分の表示。
橋本龍馬とIJの連携でボールを奪います。
そこからは、あっという間でした。菊地紘平から、左サイドに張っていた辻椋大にパス。そこから、PA内の(俗にいう)ポケットに侵入したのは松山碧。
枚方のDF陣は、ウチのクロスを警戒していました(特に、井上翔太郎に合わせるボール)。ボールを受けた松山は、PA中央の空いたスペースにボールをはたきます。
そこに走りこんでいたのは、辻椋大
絶妙なコントロールシュート。枚方のGKは反応できず、逆サイドのネットを揺らしました。
ブリオベッカ浦安・市川 後半ATに先制。
スタンドは、1年前のフクアリ(後半AT2発で大逆転勝利。観客数は1,775人)がフラッシュバックするような凄まじい盛り上がり。
選手やスタッフも、ものすごく喜んでいました。都並監督も、遅れて輪の中に入ります。
おれは少し冷静で、IJと藤山雄生が、スタンドに向かってガッツポーズしてくれたことを見逃しませんでした。サポーター思いの素晴らしい選手。
得点を祝うエレクトリカルパレードも、キックオフ後のチームコールも、でかい声でした。その興奮が冷めぬうちに、試合終了。
ブリオベッカ浦安・市川が1-0勝利。
試合終了後
好敵手の枚方相手に勝点3
2週間前の沖縄SV戦以上に、しびれる試合展開となりました。
両チームの選手・スタッフ・運営の方々、審判は 本当にお疲れさまでした。
勝利を祝うラインダンスも、気分が高揚しっぱなし。
試合後の監督インタビューは、子どもがインタビューアーでしたが、松木さんのときと同じくらい印象に残るものとなりました(普段のインタビューアーは、判で押したような質問で、サッカーとチームに興味があるのか疑問)。監督インタビューは、マッチスポンサーで働いている選手のことや 午後働きながらでも頑張って走り切った選手を称える内容。
その後は、普段のインタビューに戻り、初々しい選手インタビュー。
声出しサポーターは、幕を撤収。
ピッチ内で子どもたちが遊ぶ様子 と 選手やべか彦によるお見送りを見ながら、スタジアムを後にします。夏まつりのようでした。

しかし、おれは、最寄りバス停の時点で、疲労困憊。声出しではないサポーターは、おれの様子を見て引いていました。
このレポートを書いている今では、心身ともに落ち着いています。
チームは18試合で勝点30を手にしていますが、2点差以上の勝利は1回だけ。
参考までに、トップハーフ(JFL16チーム中1位~8位)のうち、2点差以上の勝利がゼロor1回なのは、ウチだけ。スタッフの準備、選手のハードワークによって、ギリギリの勝利を得ています。
球団関係者もファンサポーターも、順位表を見て一喜一憂せず、できることを継続していきましょう。
おれは中断期間中に、ホームタウンと選手の関わりについて、少し書きます。(この内容で書いてほしいという要望は、立場問わずいつでも受け付けています)
このレポートの締めは、
スタジアム関連で話題のSC相模原を率いるシュタルフ監督が、
ホームタウン(相模原 海老名を含めた5市町)とクラブのつながりの考え について記者会見で答えているので、その動画リンクを貼っておきます(約4分)。













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