「やませ」の影響を受けた7月中旬の千葉県
この時期としては涼しい気候の中 ブリオベッカ浦安・市川のホームゲームが柏の葉で開催されました。
スタジアム到着
土曜日の午後で混みあっていた柏駅
いつも通り、路線バスで柏の葉公園総合競技場へ向かいます。
午後5時にキックオフなので、2時半ころに到着
おれが到着すると同時に、南国っぽいカジュアルウェアを着た20人くらいの団体さんが歩いてきます。
沖縄SVの選手たちでした。
オシャレな格好の若者の中に、我那覇和樹選手の姿も見えました。
この時点で5~6人来ていた沖縄SVのファン・サポーターは、選手たちを激励。
ほどなくして、事前横断幕掲出時間
隣の野球場では、夏の高校野球が開催されており、声援や鳴り物が聞こえてきます。
事前横断幕掲出が終わり、3時半に開門。

この日はキッチンカーが5台出店。
BonTen さん

カリー屋リリー さん

コロコロいちごファーム さん(写真なし)
七二〇 さん

バカラケバブ さん
運営は 今まで以上に、キッチンカーにとって出店したいと思えるようにしなければなりません。
おれは3店舗で購入。
コロコロいちごファーム さん の削りイチゴ(練乳あり)

カリー屋リリー さん のルーローハン&タイカレー

BonTen さん のタコライス

すべて美味しくいただきました



この日は、首位の沖縄SVが相手ということもあり、いつもより客足は良かったです。
声出しサポーターも、多く来ていました。
あいさつ代わりに、「仲がいいのか悪いのか分からない会話」が続きます
それぞれ(副業がブリオベッカで)「本業が鹿島」「本業が山形」「本業が讃岐」な人たちがいれば
(本業がブリオベッカで)「副業が柏」「副業が仙台」「副業が秋田」な人たちもいます。
どういった会話をしたのかは、想像にお任せします。
ピッチ内アップが始まり、両チームの選手とも涼しいコンディションでプレーしやすそうでした。(くもりで気温24.8度 湿度68%)
ピッチ内アップが中盤に差し掛かるころ、声出しサポーターは、関係者席に注目。
この日のYouTubeライブ中継は、いつも通り 実況は高森さん
解説は、松木安太郎さん
ブリオベッカに在籍したことのない方が解説をするのは初めてですが、サッカー解説においてもっとも有名な方が来るとは思ってもいませんでした。
読売クラブから日本代表に初選出された小見幸隆さんは、昨年11月 鈴鹿vs浦安のYouTubeライブ中継で解説をしていましたが、「今までのサッカーの試合で」1番面白いと感じました。都並さん以上の経験 と 在籍していないからこそプレーを直接的に批判できる 視点が合わさっていました。
ピッチ内アップが終わり、スタジアムの映像装置にYouTubeライブ中継の映像がそのまま流れます。

まずは、ファン・サポーターから寄せられた質問にいくつか答えていました。
キックオフ直前になり、いつもと少し雰囲気が違いました。
ホーム側は、解説が松木さんでビックリしている感じ。
アウェイの応援席は、選手入場の数分前から応援歌(チャント)を歌います。選手を後押ししたい気持ちは伝わりますが、おれからすれば、悲壮感があるように見えました。
おれは、ホームの応援席に向かっていつも通り演説。「声と手拍子」を強調しました。
選手が入場し、伊藤園の方がキックインセレモニー。
そして、キックオフ
試合開始
(注意.スタンドでサポートしたので、松木安太郎さんがライブ中継で発言した内容は、YouTubeでじっくり確認してください)
試合としては、想像通り 沖縄が攻めに出ます。早速、我慢の時間帯
沖縄は、中盤の選手が「かなり流動的に」動くので、ボランチのところでボールを奪えません。中盤や前線のダイヤゴナルランの質は、今のリーグで最も優れています。
ブリオベッカは、DFラインでボールを回収しても、藤山や東をめがけてロングボールを蹴っても、いい攻撃につながりません。
最初は押される一方でしたが、沖縄に決定機を与えない「粘りの守備」から、少しずつペースを掴みます。オフサイドを取れるようになってきます。
藤山は前線でDFラインと駆け引きを続け、シャドーの東や上松がサイドバックの裏を狙う動きが良くなってきます。
久しぶりのスタメンとなった藤山は、井上翔太郎よりも身体能力やシュート能力は少し劣りますが、DFラインとの駆け引きは優れています。
前線で起点を作り始め、相手PA内にボールを運べるようになります。
決定機といえるチャンスもありましたが、決めきれず。
声出しサポーターも客席も「あーっ!!」と叫びました。沖縄のGK宮﨑のスーパーセーブ(今年については、ベストイレブンに選出されても異論ありません)。
声出しサポーターの横で太鼓を叩いている子どもたちが「カモン」をやりたがるほど攻勢に出ます。
この日の主審 高橋 睦さんは、腕を使ったプレーにかなり甘い印象(後半になると良くなっていました)。しかし、ボールへのタックルの基準は、世界基準なのでサポートしていて気持ちよかったです(日本では、正当なタックルだとしても、倒れたらファール判定をする人もいますが、それとは違いました)。危ないファールには、選手に注意するのも好印象。
前半は、いいプレーも随所に見られましたが、スコアレス
おれは、子どもたちに貸したシャボン玉スティックの回収のため、ホーム側の客席をまわります。その間、べか彦&ブルーキャッツのダンスショーの他
松木安太郎さんがピッチレベルに降りてきて、谷口球団代表と短いトークショー
松木さんが市川市に在住であることがアナウンスされると、客席がざわつきます。
前半の感想と後半の展望についても、率直な意見がありました。
そして、選手の奮起 と ファンのサポートを促します。
引き上げるとき、声出しサポーターは「松木」コール
大きな反応で応えてくれました。

後半開始

ウチは大きな変更が無かったですが、沖縄はシステムを少しいじってきました。
サイドに重点を置くイメージ
このシステムで、ウチの左右のセンターバックには負担がかかります。センターバック中央の寺田一貴が安定しているとはいえ、よりハードな運動量が求められます。
しかし、坂本・小島のボランチは前を向ける場面が増えます。
栗田詩音・菊地紘平の左右のセンターバックが奮闘することにより、スタジアムに歓喜が訪れます。
沖縄はDFラインでのビルトアップをするとき、ウチの左サイドに選手が集まっていました。
3列目からプレスを掛けて、見事にボールを奪ったのは、坂本琉維。高い位置からのショートカウンターで、PA内にいたワントップの藤山雄生へボールを渡します。
シュートを打ちます。このシュートも沖縄のGKがスーパーセーブ。
でしたが、ボールを弾く方向まで考える余裕はないセービングでした。
そのボールに詰めていたのは、ハードワークを続けていた東駿。
ボールをフカさないシュートで、ゴールネットを揺らします。
ブリオベッカ 先制。
スタンドからは大歓声。
エレクトリカルパレードが屋根に響きます。
今年のリーグ戦では 最も感情が揺さぶられるようなゴールでした。
このゴールで、ウチは落ち着いてゲームを進めます。
小島樹のボール奪取が光ります。
圧倒的な試合内容ではないですが、沖縄にとっては嫌な展開で時間が経過。
沖縄は、自分たちのストロングである早いボール回しに対し、ウチは早い寄せで対抗。
サポートしていて、「シビれる」試合です。第三者から見ても、面白く感じたはず。
沖縄は、飲水タイム時に1回交代。後半30分ころに交代したのを受けて、ブリオベッカも2回目の交代(1回目は上松→峯)。
小島と藤山に代えて、橋本龍馬と清水勇貴を送り込みます。
橋本龍馬は、坂本がボールを奪いに行くのに対し、バランスを取る動きに徹します。清水勇貴は、ハードワーク&パワフルなシュートに期待。
サイドの辻椋大や山崎広大の運動量は大きく落ちませんが、栗田詩音や菊地紘平の運動量は少しずつ落ち始めます。
ウチの陣内に押し込まれ始め、GK本吉のキャッチング&セービングが目立ち始めます。
沖縄は、最後の一押しで我那覇和樹を送り込みます。これを受けて、坂本と菊地紘平を下げて、伊藤純也と富塚隼(小学校時代からのワンクラブマン)を入れます。
沖縄サポーターは懸命にサポートしますが、ウチのサポーターもよく声と手拍子が出ていました。
セットプレー(ロングスロー含む)のピンチを与える度に、内心ヒヤヒヤでしたが、何とか守ります。
ウチの選手は限界以上に走っていて、足を攣る選手が何人も出ます。
後半ATは、6分。
ボールキープも上手くいきませんが、とにかく試合が終わるまでハードワーク。
選手たちの頑張りに押される形で、ファン・サポーターも声援を送ります。
沖縄のシュートを何とか抑え込み、ついに待望の瞬間。高橋主審が長い笛を吹きます。
試合終了。
ブリオベッカ浦安・市川 首位の沖縄SV相手に会心の1-0勝利
試合終了後
試合後は、凄い喜びっぷりでした。
ウチの選手は、両チーム それぞれのサポーターにあいさつした後、ラインダンス
(声出しサポーター内では、選手のハードワークが凄かったので取りやめようと思っていましたが、、、サポーターを思いやる姿勢には頭が下がります)
子どもたちを中心に、ラインダンスで笑顔が広がります
その後は、監督インタビュー。おれの期待とおり、インタビューアーは松木さん。黄金期のヴェルディでは、監督とベテラン選手という関係でした。
↓の動画は、インタビュー開始から観れる設定にしています
松木さんはインタビューアーとして、戦術的な話はゼロ。その代わり、「ファン・サポーターを含め全員の一体感を深める」聞き方&盛り上げ方でした。
ウチのパーパスは、「サッカーでともに成長し、まちを楽しくする。」ですが、この試合で最も体現していたのは松木さんかもしれません。
選手へのインタビューは、通常通り行われます。
そこでも、選手たちが盛り上げてくれた後、サポーターは横断幕を片付けて撤収

コンコースの階段を降りると、通常通り 選手たちが観客を見送っていました。(何度も書きますが、かなりハードワークした後にも関わらず)
夜だったこともあり、何だか 祭りの後 みたいな様子でした。
おれは、そこを素通りして、猫実に帰宅。
チームをサポートして10年以上経ちますが、特に印象深いホームゲームでした。
こういった試合を浦安・市川で開催するために 地道な努力を継続していきましょう。
ファン・サポーターは順位に一喜一憂せず、引き続きできる限りのサポートをしましょう。
では。
コメントを残す