「ダービー」「クラシコ」の安売りに注意

今週末、明治安田Jリーグでは、サッカーファンの間で「ダービー」と呼ばれる試合が数試合開催されます。

東京ヴェルディvsFC東京

ベガルタ仙台vsモンテディオ山形

水戸ホーリーホックvs栃木SC

これらの試合は、サッカーファンの間でダービーと呼ばれています。

ファン・サポーターの間で盛り上がるのは結構ですが、

公式がイキりだしたり、

自称サポーターが刑法第261条に反するような行動をしたりするのは、単純にいたいです。

海外にあるようなガチのダービーは、宗教や労働者階級が違うことが発端であることも多く、日本が同じような雰囲気にするのはできません。

日本の煽り煽られ具合は、

とんねるずのスポーツ王「リアル野球盤」や

昔のプロ野球いれコミ情報 くらいがちょうどいいです。

ブリオベッカ浦安の場合

球団公式や選手が「ダービー」「クラシコ」と位置付けている対戦相手は2つあります。

1つはVONDS市原

もう1つは川向こう

VONDS市原については、嫌いとか負けたくないといった感情はありません。お互い頑張っていきたいです。

通称 川向こうのチーム (正式名称は東京23FC)については、ただ単に嫌い。

日本のダービーでは、サポーターが「〇〇には負けられない」とか「〇〇大嫌い」なんて応援歌や弾幕を作りますが、おれの場合は相手球団の名前を連呼したりくこと自体が、嫌いです。

しかし、川向こうのチーム は今後も存続して、一定数のファン・サポーターに愛されてほしいです。

川向こうのチームから移籍してきてくれる選手のことは、本当にありがたく思っています。酷い書き方をすると、『超ブラック企業』に不当な待遇を受け、消費されている才能ある若者への救済事業 は継続したいです。

ちなみに、Jリーグチームがブリオベッカから選手を引き抜くのは

『ブラック企業』に不当な待遇を受け、消費されている才能ある若者への救済事業 とも言えます。

 

おれが、特に負けたくないチームは2つあります。

それは、筑波大学蹴球部 と 栃木シティ。

どちらのチームも、生い立ちが大きく異なり、いくつかの名勝負をしてきたからです。

筑波大学蹴球部は、日本サッカー界において名門中の名門。選手だけでなく指導者も数多く輩出しています。今年3月まで日本サッカー協会会長だった人物もOBであることもあり、天皇杯本戦におけるVTRで「強烈に推していました」。

名門なのでファンも多いです。2022年の天皇杯本戦1回戦でブリオベッカがPK負けした後、煽ってきたジジイは忘れません。1年後、ゼットエーオリプリスタジアムでの試合後、客席出入口付近で呆然としているジジイを見て溜飲を下げました(当然、煽り返してはいません)。

栃木シティについては、同じ時期にJFLから降格し5年間関東リーグでしのぎを削りました。

その間、栃木シティは、練習場とスタジアムを自前で完成させ、補強は上のカテゴリーや外国籍が中心。5年間で関東リーグ優勝3回。

ブリオベッカは、練習場とスタジアムが持ち回りで、JFLすら地元で開催できず。補強は地域リーグの選手が中心で、関東リーグ優勝ゼロ。

正反対ともいえる歩みでしたが、2022年10月17日(月) 鹿児島全社準々決勝 運命の1戦を経て、住む世界が激変します。

ブリオベッカは、この年の地域CLで優勝。栃木シティは残留。

翌年に栃木シティは地域CLで優勝。

今シーズンが始まる前の補強も、栃木シティは上のカテゴリーや外国籍が中心。ブリオベッカは、地域リーグの選手が中心(余談ですが、先日の今季初勝利の試合で、先制ゴールも、2点目のアシストも、2点目のゴールも、決めたのは昨年 地域リーグの選手)

あさって対戦する栃木シティは、特に負けたくない相手です。

しかし、その価値観や過去の出来事を、新しく来てくれたファン・サポーターや選手に押し付けるつもりはありません。

今週末のリーグ戦と来週末の天皇杯予選決勝は、因縁深い相手です。それでも、過剰に意識することなく 今の選手たちを(罵声や悲鳴ではなく)声と手拍子でサポートしていきましょう。

では。