2月のような気候となった4月最初の日曜日。
雨が降ったりやんだりする朝7時。おれは作務衣の格好で東京メトロ浦安駅にいました。
2年半ぶりにベカスタ(ブリオベッカ浦安競技場)でトップチームを応援できる幸せを報告するため、徒歩5分の大蓮寺を目指します。
浦安市内で数少ない 除夜の鐘が鳴る寺院です。
その後は、徒歩とバスで浦安三社にもお参りしました。
まずは、すぐ脇にある堀江の清瀧神社
次に、当代島の稲荷神社(ここだけ、路地裏にあります。参道は南側のみ)
おさんぽバス 医療センター線に乗り、
べか彦が住んでいる!?猫実の豊受神社
清々しい気持ちと(重たい荷物を持ち運びした)疲労感を抱き、バスでベカスタに向かいます。
キックオフ4時間半前の8時30分にベカスタ到着。
9時ころから球団関係者が続々とやってきます。
準備している様子を見ると、開幕の実感が湧いてきます。
待望のキッチンカーは11時ころに開店。
まずは、Terrace kitchenさんのローストビーフライス(850円)
肉が想像よりも肉厚でジューシー。持参した日本酒と共に幸せを噛み締めます。
この頃から、浦安ファンが少しずつ姿を見せます。
浦安市民以外もベカスタでトップチームを応援できるのは2年半ぶり。夏休み後の始業式を通り越して、同窓会みたいな雰囲気になります。
そんな浦安ファンは、例外なくジャマイカキッチン オルハさんの料理を手にしていました。
コロナ禍になってから、浦安市役所前で出店することもあるので要チェックです。
ジャークチキンは、いつも通り肉厚でジューシー。小笠原道大のバッティングのように高いレベルで安定しています。持参した日本酒と共に幸せを噛み締めます。
スタジアムグルメを楽しんでいる間に開門。
雨天なので、この時間は客席もガラガラです。
しかし、コンコースはそれなりに賑わっていました。
べか彦がいたからです。
(ほかにも写真を撮っていますが、ファンが映っているためここには挙げません)
べか彦はファンサービスで大忙し。なのに、そのグッズは3,000円の人形のみ。
他のファンとも話しましたが、 タオルマフラー や 1,000円くらいの人形 、 なりきり被り物 は欲しいです。(「圧倒的ニータン」のような巨大人形なんて贅沢は書きません)
12時過ぎになり、選手のピッチ内練習が始まります。少しずつ観客がメインスタンドに集まってきます。キックオフ30分前には、開幕セレモニーも実施。
バックスタンドには、スクール関連の招待で来た小学生たちも来場。
有料のメインスタンド(大人1枚 2,000円)もそれなりの観客が来て、来場者数は348人。
少し寂しい数字です。チームの広報に工夫が必要。(最低でも昨年のレベルを求めます。何十回も書いていますが、試合意外の楽しみ方 や アプリをダウンロードしていない人向けに次回ホームゲームの情報告知etc.)
とはいえ、
2年半ぶりに、ベカスタでホームゲームを観られる高揚感。
久しぶりに会うファンと喜怒哀楽を共有できる幸福感。
これらを噛み締めて、選手入場時の拍手と、キックオフ時の拍手は目いっぱい叩きました。
試合自体は、ブリオベッカのサッカーが未熟でした。
個人の能力だけを見たら、東京ユナイテッドが上。先制点を挙げた長倉 幹樹の中距離弾道ドライブシュートは、見事でした。南葛や栃木シティでも、同じように打てる選手はいないでしょう(VONDSならいる可能性あり)。
ブリオベッカの守備に大きな問題があるようには見えませんでしたが、攻撃は問題あり。
前線3人が横一線になるシーンも多く、ボールを握ったとき、中盤で上手く回せません。
スタメン11人のうち、新加入の2人(石原 大樹 いしはらひろき)(伊藤 隆人 いとうりゅうと)のポジショニングが少しかみ合っていない印象です。あと2~3週間あれば改善させると思います。
チーム公式のマッチデープログラムは、「昨年度と大きな体制変更のないチーム」と謡っていますが、これには疑問を呈します。アシスト王かつリーグベストイレブンMF部門で最多得票選出の小島樹とラスト1か月半だけで7ゴールを挙げた石塚龍成が退団したので、戦術を再構築する必要があります。この2人がセンターラインにいれば、相手チームはそのホットラインを遮断するのが最優先となります。昨年は、その2人以外の守備やサイドの守備は手薄となっていました。今年はそう上手くいきません。サイドから崩すために、フリーランニング(ポジショニング)の質を大きく向上させなければなりません。
去年の継続(俗にいう自分達のサッカー)だけで勝点を多く積むことは難しいです。別の戦術(別の登山道で頂を目指すこと)が多くなるので、ある程度のミス・失敗は覚悟しながら応援します。
悪天候の中来てくれた観客も、そのことは理解しているように見えました。イージーミスと思われるボールの失い方でもため息がでることはなかったです。いいプレーとして長い距離のゴロのパスが通ったとき、サイドチェンジのパスがハマったとき、トラップが完璧だったとき、個人的には太鼓のリズムを無視して大きな拍手をしました(頑張って叩いていた若いファンに悪いと思いながら)。
それ以上に拍手を大きくするのは、高い位置でボールを奪ったときです。理想を書けば、シュートへ持っていけそうな場面では、観客のみなさんは立ち上がってほしいです。
前半は、あまりいいところがなく0-1で終了。
ハーフタイムはブルーキャッツとべか彦のショーが行われます。
今まで以上にべか彦が、おれたち(声出し応援したいファン)を煽っておるように見えました。
後半は、途中交代で入った井上翔太郎が、橋本龍馬のボール奪取からゲットゴール(その直前の加藤大育のインターセプトも見事)。
声出し応援したいファンを中心として、大いに盛り上がります。
バックスタンドにいる子どもたちから、散発的にブリオベッカコールも起きました。それにこたえられないのが、もどかしかったです。
試合は一進一退の攻防。変な言い方ですが、おれ自身の喜怒哀楽が大きくなり「今を生きている感覚」が研ぎ澄まされた状態になります。
今日来てくれたファンと、勝利の喜びを分かち合いたい気持ちがどんどん膨れ上がります。
しかし、その気持ちは叶わず後半AT直前に失点。その後の構成も及ばず1-2で負けました。
ファンや選手から悲壮感はさほど感じませんでした。2019年都並監督1年目のホーム開幕戦のように。
おれ個人として、ファンを盛り上げられなかった悔しい気持ちはありましたが、みんなと現地で応援できた幸福感もあります。
現地で勝ちを観たい気持ちは強いですが、焦らず応援していきます。
今日の試合結果は、他会場も含めて概ね想定通り。
先週書いた順位予想のうち、10チーム中
優勝~3位予想は全て勝利。
4位、5位予想はアウェイで勝点1。
選手も現場も、広報も運営も、
ファンも一喜一憂しすぎることなく、長いようで短いシーズンを過ごしましょう。
継続と修正を繰り返しながら。