2022年 関東サッカーリーグ1部 順位予想

 いよいよ4月から関東サッカーリーグが開幕します。

 2年半ぶりにベカスタ(旧:浦安市陸)でサッカー観戦を楽しめます。ワクワクが止まりません。

 

 (昇格とは関係なく)リーグ戦の最終順位を直感で予想すると…

今年の予想順位

 優勝:VONDS市原

 2位:東京武蔵野ユナイテッド

 3位:クリアソン新宿

 4位:南葛SC

 5位:東京23FC

 6位:ブリオベッカ浦安

 7位:東京ユナイテッド

 8位:ジョイフル本田つくばFC

 9位:エスペランサSC

 10位:栃木シティ

すぐに分かった人もいると思いますが、これは「究極進化の関東」だった場合の妄想です。(昨年10月の記事参照)

選定した10チームは、人気度優先としました。この組み合わせであれば、ベカスタの平均観客動員2,000人も不可能ではなかったでしょう。

現実に予想する順位は、以下の通りです。

 優勝:VONDS市原

 2位:東京ユナイテッドFC

 3位:東京23FC

 4位:流経大ドラゴンズ龍ケ崎

 5位:南葛SC

 6位:ブリオベッカ浦安

 7位:エスペランサSC

 8位:東邦チタニウム

 9位:栃木シティ

 10位:ジョイフル本田つくばFC

簡単な根拠

 優勝~3位

 VONDS市原優勝にあげた理由は、選手層が理想的だから。

 層の薄いポジションがないことはもちろん、年齢のバランスもいいです。池田晃太の現役引退を感じさせません。

 新任の布監督を不安視する声もあるみたいですが、途中解任となった2つの球団は「上層部の理想」と「チームの選手層」が乖離していたことが原因です(国内サッカーで顕著だった例は、2018年のブリオベッカ)。そういったことがなかったザスパでは、2年目でJ2昇格を勝ち取っています。

 球団としては、ファンへ向けた情報発信に力を入れ始めていて、チームの風向きがよくなっているように感じます。

 東京23FC2位にした理由は、昨シーズン得点王(22試合17得点) 清水光の残留です。2位の選手と5得点の差をつける傑出した結果でした。素晴らしい成績を残した(単独での)関東サッカーリーグ1部の得点王が、そのままチームに残るのは、2015→2016の竹中公基 以来となります。さらに、今季は飯島秀教が復帰。小松監督が継続することもあり、いい成績を残すと予想しました。

 東京ユナイテッドFC3位にした理由は、守備組織の構築がある程度できているから(先日の東京カップでは、東京23FC相手に4-2で勝利)。ただし上の2チームと比べると、攻撃力がやや物足りないように思えます。

 4位~6位

 4位は、流経大ドラゴンズ龍ケ崎。

 トップチームは、昨シーズンの関東大学サッカーリーグ優勝。活きのいい選手たちが集まってきて、選手自身は「個人昇格」を目指しています。夏の移籍期間までは、首位にたつこともあると思います。

 5位は、南葛SC。

 選手のネームバリューだけなら、ダントツで優勝のはず。

 しかし、選手間の連携には相当の時間を要します(できれば、開幕戦で対戦したかった)。数年前は、福西を唐突に現役復帰させたり、球団のビジョンにも疑問が残ります。

 そもそも、あれだけの選手層にも関わらず、昨年の2部リーグを優勝できなかったのもマイナスポイント。

 6位については、最後に書きます。

 7位以下

 エスペランサSCは7位。アルゼンチン仕込みの戦えるサッカー(notラフプレー)で、個人的には好きですが、昨シーズン終盤の試合を観ていると、上位予想にはできません。

 東邦チタニウムを8位にした理由は、昨年2部リーグで優勝したから。戦力の上積みがなくても、残留できると踏みました。

 栃木シティを9位(昇格チームが出なければ降格圏内)にした理由は、GK(2人しかいない)と守備的MFに不安が残るからです。岸野さんが退任して、新監督を迎えたことは問題ありません。しかし、「チームの悪しき伝統」を取り除いて、上位進出を目指せる雰囲気にするのは容易ではありません(9位予想は、現時点での陣容を踏まえたものです。残留争いに巻き込まれた場合、夏の移籍期間で大型補強をすると思います)。

 10位予想したジョイフル本田つくばFCについては、主力選手が移籍した影響は大きいとみたからです。

 ブリオベッカ 予想順位の根拠

 昨シーズンの選手のうち、小島樹(ラインメール青森へ移籍)と石塚龍成(現役引退)が退団したのは、ダメージが非常に大きいです。

 小島樹はシーズンの2/3しかいなかったのに、アシスト王かつリーグベストイレブン受賞(しかも、MFとしてトップ得票数)。石塚龍成はリーグ戦のラスト1か月半で7ゴールの荒稼ぎ。

 2000年代後半 シルバーコレクターだった川崎Fから中村憲剛とジュニーニョが抜けたくらい厳しいです。

 しかし、 ボランチの2人は健在です。

 橋本龍馬は明神智和のような汗かき役で、伊川拓は遠藤保仁のようにタクトをふるいます。

(ウチで遠藤保仁のようなプレーをする選手といえば、村田翔でした。セットプレーのキッカーやパスセンスは村田に「一日の長」があります。しかし、試合展開を先読みしたポジショニングや走行距離は、伊川が優れています。今シーズンの背番号を7に変えていれば、オーセンティックユニフォームを買っていました)

 この2人のどちらかが長期離脱すれば、降格する確率が高くなります。

 優勝するためには新加入選手と継続選手の間で、いかに戦術を合わせられるかが、例年以上に大切です。小島も石塚もいないので、小さくない戦術の変更が生じます。2月中旬に行われた天皇杯予選準々決勝は、昨年ほとんど見られなかったセンターバック3人だった模様(個人的には南葛対策だと踏んでいます)。新しい戦術の浸透には、井上翔太郎が大きな役割を果たすでしょう。昨年の千葉県国体チームは、ブリオベッカ プラス 井上翔太郎のようなチームだったからです。

守備は大崩れしないはずなので、今季の浮沈のカギは井上翔太郎と伊藤純也が握っていると見ています。

 ひととおり予想を終えて

 4月からのリーグ開幕が、より楽しみになってきました。

 昨年のように11連勝する球団が出ることは考えづらいので、(18試合で)優勝目標勝点42を想定しながら応援します。