フットボールの世界で「1年半」という期間があれば、選手も球団も様変わりします。
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昨年のJ1開幕戦
1年半前のJ1開幕戦。
おれの好きなベガルタ仙台は、アウェイでサンフレッチェ広島と対戦。
前半で退場者が出て、0-1のビハインドで迎えた後半AT直前。劇的な展開となりました。
関口訓充の打ったシュートのこぼれ球に赤﨑秀平が反応して、同点ゴールをゲット。自宅にいたおれは、素っ頓狂な声を上げました。
ベガルタは引き分けに持ち込み、まずまずの出だしだと感じました。シーズン終了時の成績はお察しください。
(余談ながら、関口のシュートコースを空ける上手いランニングをしたのはNo.25真瀬拓海。浦安からすぐの南市川JFC出身。有名なOBは財前宣之)
そして現在
関口も赤﨑も南葛SCに所属しているとは、想像もできません。
先週、ベガルタの試合を観に行ったとき、関口や赤﨑のレプリカユニフォームを着ているサポーターの姿を見かけました。特に関口は、今でも人気健在です。
ベガルタのことを「レベル50くらい」好きだとしたら、ブリオベッカは「レベル1,000くらい」好きなので、キックオフの笛が鳴った瞬間、この2人への感情移入は無くなります。
本題(プレビュー)
両チームともJFL昇格が今シーズン最大の目標です。
しかし、現時点のリーグ戦成績はどちらも酷いの一言。
この試合を含め残り5試合ずつ残していますが、首位とブリオベッカの勝点差は12。南葛に至っては15。つまり、優勝は絶望的なので、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)へストレートインすることはできません。
そうなると、全社(全国社会人サッカー選手権大会)でベスト4に入らなければ地域CLへの出場権を得ることはできません。地域CLで上位2チームに入って、晴れてJFL昇格となります。
昇格するためにリーグ戦の成績は関係なくなりますが、(昇格できなかった場合)残留争いの当事者にはなっています。
特に南葛は、この試合を終えた後の対戦カードが厳しい相手ばかり。
対戦相手の現在の順位を昇順にすると、「1位,3位,4位,6位」
(ちなみにブリオベッカは、1位, 5位, 9位, 10位)
ブリオベッカは前の試合から中10日。ワクワクしないサッカーで負けました。
国体予選を2試合戦っているので、疲労がたまっている選手も大勢います。
片や南葛は中3週間。直近の試合は、ブリオベッカ同様にホームで0-1の敗戦。
そこから万全の準備をして、この試合に臨んできます。
5月にベカスタ(浦安市舞浜)で行われた試合は、結果こそ2-0勝利でしたが、内容は南葛優勢でした。
南葛は、ブリオベッカのビルドアップを上手くスカウティングしていて、中盤で展開できず。
南葛が幾度かあった決定機を決めていれば、スコアは逆でした。今季のチーム総得点は計11点で10チーム中8位。最多得点者はDFデイビッソンの2点。7月時点でFW登録の選手は7人もいますが、その7人があげた得点は4点止まり。なので、夏の移籍期間で赤﨑秀平と長谷川悠を獲得できたのは、大きいです。この3週間で、チーム状態が大きく上回っているのとも想定できます。
両チームとも直近の試合では「失望のホームゲーム」といえる内容でしたが、
8月最後の日曜日は、フットボールに情熱を戻す試合を観たいです。