8月17日水曜日 夕方4時。
雨が降ったりやんだりする気候で暑さは感じない中、ベカスタの観客席が開門。
7月中旬にブリオベッカトップチームから感染症の陽性反応が数多く出たために延期となった試合が開催されました。
開門10分後の観客席は、このような状況でした。
この日の観客席はメインスタンドのみ。無料開放でした。子どもたちや学生さんは、もっと来場すると考えていたのですが、致し方なし。
キックオフ45分前にマッチコミッショナー・審判団によるピッチの視察が慌ただしく行われ、選手のウォーミングアップが始まりました。
ベンチ外の山崎紘吉が、選手を鼓舞します。
ピッチ内アップ終了後は、ベンチ外選手へのインタビュー。伊藤 隆人と石井 幹人が応えていました。
そろそろ選手入場というタイミングで、大雨が降ってきます(写真なし)。
おれがマッチコミッショナーであれば、キックオフを15分程度遅らせる判断をしたかったです。選手の集合写真は、撮影できず。
試合が始まり、ピッチ内で目立ったのは流経大ドラゴンズ龍ケ崎(以下、ドラゴンズ)のプレスの速さ。ブリオベッカは、ロングボール主体の攻撃となります。本来は中盤でボールをつなげ、サイドの選手へいい形でボールを回したい意図は伝わってきます。しかし、そのようなシーンは前半で2~3回ほど。両チームとも単調な内容で前半を終えます。
見ごたえがないサッカー。ジャークチキンのオルハさんも出店していない。そんなベカスタ(ブリオベッカ浦安競技場)での数少ない楽しみは、
べか彦に会えることです。
不思議なことに前半終了間際で雨は上がり、ハーフタイムショーはいつも通り行われました。
その後、メインスタンドの観客席まで来てくれました。
今にして思えば、浦安ファンと一緒に応援して、べか彦と会えたことだけが、この日の思い出です。
後半立ち上がり、ブリオベッカは決定機をいくつか作ります。PA内でシュートを打てるようになりますが、ドラゴンズの寄せが早く得点には至らず。
決定機は作れるようになり少しだけ攻撃に迫力が出てきますが、大勢は変わらず。ドラゴンズのカウンターは、DF陣が体を入れて何とか阻止します。
フットボールでこのような流れになると、1回のピンチで失点します。
この日も、ご多分に漏れず、ドラゴンズのゴールキーパーのフィードから数タッチであっさり失点。ロングボールに競り合えない状況となった以上、必然といえる試合展開です。
ブリオベッカは、さらに攻撃的な選手を出場させるも、ドラゴンズは自陣PA内での集中力がさらに増します。ブリオベッカは、いい形でシュートを打つシーンもありましたが、走り続けた疲れか精神的な重圧か、ことごとく枠外に逸れます。
結果、このまま試合終了。ブリオベッカは、0-1で敗戦。
この日は、スコア通りの試合内容でした。ワクワクするサッカーとは程遠く、選手がプレーを楽しんでいるようには見えませんでした。
おれは、いつも通りメインスタンドの観客が降りてくる場所で、来場のお礼をしました。観客のみなさんは、ほぼ全員表情が暗かったです。
声出しできない浦安ファンは、すぐに家路につきました。
しかし、おれだけは別の行動をとりました。
選手やスタッフがベカスタから出てくるところを、遠巻きに観察です。
ほどんどの選手は、疲労の色が濃い様子でした。サバサバしている様子の選手がいたことは、心強かったです。都並のおっちゃんは、いつも以上に眼光が鋭かったです。
その様子を見届けて、試合終了1時間後にベカスタを後にしました。
選手たちに直接言いたかったことは、
「重圧に負けず、シュートを打つというチャレンジは続けてほしい」
おれは、500試合近くフットボールを現地観戦していますが、今日の試合よりも信じられないシュートミスを何十回も観てきました(J1を含め)。
シュートを外すのが恥ずかしいのではなく、シュートチャンスを逃すほうが恥ずかしいという気持ちでいてほしいです。