関東サッカーリーグのナショナルダービーだった(?)栃木シティ戦を振り返る

2018年7月のホームゲーム 

ブリオベッカは羽中田監督 栃木は堺監督

ブリオベッカレベル10 栃木ウーヴァレベル60

このときのブリオベッカは、当時の「GMやテクニカルディレクター」によって基礎ごと解体中

試合内容は全く期待できなかったので、浦安市陸を祭り会場のようにしたいと思っていました。栃木は3点リードしてから、明らかにペースを落としたのに、ブリオベッカは歯が立ちませんでした。

(2018年のアウェイゲームは観戦できず)

2019年5月のホームゲーム

ブリオベッカは都並監督(現在まで継続中) 栃木は岸野監督に代わった直後

ブリオベッカレベル30 栃木シティレベル50

おれは、後半だけ観戦。栃木は低迷中でしたが、浦安も小島樹頼みの攻撃で得点を上げることができずスコアレスドロー。あまり印象に残らない試合でした。

この日は、ブリオベッカU-18が、クラブユース関東大会で川崎フロンターレU-18と対戦。トーナメント方式のため、両チームともベストメンバーでした。ブリオベッカの選手の心が折れるまでは、いい試合内容でした(ちなみに、このときの川崎F U-18 No.10は宮城天)。

https://kawasakisodachi.net/archives/43237

フロンターレU18 ー ブリオベッカ浦安U18 / 日本クラブユースサッカー選手権 2019 関東予選(Kawasaki Youth Grown-Ups)

2019年8月のアウェイゲーム

ブリオベッカレベル55 栃木シティレベル50

ブリオベッカは前半終了時0-2の状態から後半40分過ぎに追いつき、試合終了10秒前の大逆転Vゴール。2022年の全社が始まる前までは、この試合がベストゲームというファンも多いです。

後半45分間、GK山田修平はスーパーセーブ連発。岸野監督無能につき、小島樹が無双しました。

2020年8月のアウェイゲーム(無観客) 

この年はコロナ渦のため、後期のみ開催。全試合無観客。

全社中止に伴い、輪番枠が発生したため、2位チームも地域CLへ出場できるレギュレーションに変更。

栃木はこの年から中村監督。

ブリオベッカレベル75 栃木シティレベル75

関東リーグのナショナルダービー時代が始まります。

アウェイのみの1試合開催となった試合。

1-1で迎えた後半AT 当時大卒ルーキーの富樫&伊川の連携により、最後は竹中が決めて勝ち越しゴール。試合時間は残り数分でしたが、直後に栃木シティはPKを得て同点に追いついて試合終了。この年から本格的に始まったYoutubeライブ中継の前で、初めて興奮しました。

リーグ戦の最終成績は、栃木シティが優勝。ブリオベッカが2位。2チームとも地域CLへ出場しましたが、どちらもJFL昇格は果たせず関東1部に残留。

2021年9月のアウェイゲーム(無観客)

ブリオベッカレベル80 栃木シティレベル75

この年からは、ホーム&アウェイ総当たりの従来レギュレーションに戻りました。しかし、全社中止に伴い、地域CLへ出場できるのは優勝チームのみ。

7月に開催されるはずだったアウェイゲームは前半1分雷雨で中止。

9月1日の平日 無観客で行われた試合は、膠着状態が続くも後半に2ゴールを上げてブリオベッカが完封勝利。リーグ戦を独走していた栃木シティは、この頃から急失速。

2021年10月のホームゲーム(無観客)

ブリオベッカレベル85 栃木シティレベル75

どちらのチームも、引き分け以下でリーグ優勝&JFL昇格が断たれる状況で行われたデスマッチ。

西袋と石塚龍成が得点し、栃木シティは試合終盤に1点返すも及ばず。ブリオベッカが勝利。

地域CL出場が断たれた栃木シティは、試合翌日に中村監督を解任。ブリオベッカは、次節の最終戦も勝利。しかし、クリアソンがリーグ戦11連勝を達成して大逆転優勝。ブリオベッカは地域CL出場ならず。クリアソンは、地域CLも勝ち上がりJFLへ昇格しました。

2022年7月のアウェイゲーム 

ブリオベッカレベル65 栃木シティレベル80

栃木は今矢監督に交代。

リーグ戦は従来のレギュレーション。この年は、全社も開催。全社から地域CLへ出場する道もありました。

前期最後のほうで対戦する直前に、栃木シティが「生態系破壊補強」を敢行。山雅から2選手を獲得。その甲斐があり、一進一退のスコアレスドローで迎えた後半半ばにその選手が出場した途端、栃木が立て続けに3ゴール。(この日は現地でしたが、ブログは書かず。ご了承ください)

この試合以降、栃木は連勝街道を突き進みます。一方のブリオベッカは、低迷が続きます。

2022年9月のホームゲーム

ブリオベッカレベル85 栃木シティレベル70

7月の対戦以降、栃木シティはリーグ戦9連勝。残り2試合のうち1勝すればリーグ優勝決定。

ブリオベッカは、関東1部残留すら決められない低迷の最中。

ホームチーム ブリオベッカ浦安の試合前運営ミーティングでのこと。谷口のおっちゃん(球団代表)は「栃木を止めるのは我々しかいない」と豪語。

傍から聞いていたおれは「ほんまかいな」と思っていましたが、4時間半後に現実のものとなります。

前半3分 つーたん(二瓶)の先制点。 前半15分 峯の追加点。ボランチのIJ(伊藤純也)の出来が良く、この時点で勝負ありでした。

ブリオベッカは残留決定。

最終節は、栃木が2位相手に引き分けリーグ優勝。地域CL出場決定。 ブリオベッカは残留争いをしているチームに完封負け。不安を残したまま全社へ向かいます。

2022年10月 全国社会人サッカー選手権大会

ブリオベッカレベル101 栃木シティレベル99

ブリオベッカ浦安という球団が存続する限り、語り継ぐべき試合です。

両チームとも1回戦、2回戦を勝ち上がり、全国社会人サッカー選手権大会準々決勝で対戦しました。ブリオベッカは、この試合に勝てば地域CL出場決定。栃木シティは上述のとおり地域CLへの出場権を得ていますが、(宿敵である)ブリオベッカの地域CL進出を阻止したい状況です。

ブリオベッカも栃木シティも、1回戦と同じようなサッカーをしていたのですが、

栃木シティの完成度が素晴らしかったです。もともと個人能力の際立っていたチームでしたが、この日はリーグ優勝したときの名古屋グランパスのようでした。

インサイドハーフの2人(栃木だと岡庭と加藤)をマークするのが難しく、前線とセンターバックの高さはバツグン。サイドのアタッカーも破壊力があり、スキのないチームのように見えました。

前半が終わった時に、浦安ファンと他の関東リーグのファンで「こんなに強い栃木は初めて」という会話をしたことは、今でもよく覚えています。

ブリオベッカは守勢になりながらも、何とか無失点でしのいでいた試合終盤。栃木のサイドバックの高さが「少しだけ」低いところを見逃さず、ブリオベッカが先制点をゲット。直後にも追加点をとります。そのときの得点シーンは↓とそっくりだったので、頭の中が一瞬固まりました。

1点返されてからは、短いとか長いとか感じる余裕もなかったです。4分台と表示されたアディショナルタイムのうち、3分ちょうどを過ぎてからは、10秒間ですら、とても長く感じました。

試合が終わった瞬間、いろんな感情が爆発。そのときの様子は、ここに書くのが恥ずかしいです。

この記事のヘッダーにある写真に映っているのは、試合終了後1時間経過したときのおれです。

2022年11月 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ

ブリオベッカレベル95 栃木シティレベル80

ブリオベッカは勝てばJFL昇格。栃木シティは引き分けでもJFL昇格。J1昇格プレーオフ決勝戦のような状況で行われた一戦。

今年4回目の対戦、しかも7月 9月 10月に対戦しているので、お互いに手の内は知り尽くしています。

書くまでもなく、両チームにとって1番大事な試合です。しかし、栃木シティが調整(ピーキング)に失敗。主力選手の離脱した影響は大きく、全社のときよりも弱くなっていました。

ブリオベッカは、林容平や小泉隆斗(←最近はパソコンが一発で変換してくれます)が離脱したものの 前線のハードワーク & 橋本龍馬が相手のインサイドハーフを抑える守備が素晴らしかったです。栃木シティ対策は周到でした。

結果として、ブリオベッカは3-1で勝利。JFL昇格を果たしました。

ようコーチ(上松瑛)がゴールを決めてから試合終了までの間、ファンや育成組織の子どもたちの様子は、鮮明に覚えています。

2024年以降 JFLで対戦する可能性

まずは、ブリオベッカがJFLに残留(資金面でも成績面でも)が第一。

栃木シティは、調整(ピーキング)理想を捨てるタイミング次第では、昇格する可能性は高いと踏んでいます。個人的には2024年以降、JFLでもナショナルダービー(仮)をしたいです。では。