3月の開幕から思えば長く感じた今年のリーグ戦
ブリオベッカの最終節は、アウェイでのマルヤス岡崎戦でした。
現地までの道中
ボランティアスタッフとサポーターを兼ねている方が運転する車に乗せていただきました。
11月下旬の日曜日。穏やかな快晴。
浦安から岡崎まで往路は休憩時間を入れて4時間半。
車内では、これからサポートするマルヤス戦の話
ではなく
この日で決着がつく地域CL決勝ラウンド のことばかり話していました。
運転手・おれ含め3人乗っていましたが、最低でも決勝ラウンドを1日は現地観戦しています。(栃木県グリーンスタジアムとはいえ、この日を除くと、平日水曜と金曜開催だったにもかかわらず)
昨年の今頃は完全に当事者でしたが、振り返ると、当時の往路の車内は静かだったように感じます。いろんなことを考えていました。
しかし、JFLへ戻ってきた現在では、地域CL決勝ラウンドに進出した4チーム(栃木C つくば 市原 福山)の話題で車内は盛り上がりました。
道中は渋滞もなく、スムースに岡崎市内へ入り、岡崎城を見物。
岡崎城は、ベタ過ぎる名所のため写真等は割愛。
代わりに、おれの脳内でリピート再生され続けた 読売ジャイアンツ 岡崎郁の応援歌のリンクを貼っておきます。
城を見物してから、本日の目的地マルヤス岡崎龍北スタジアムに到着
スタジアム到着
この日は、試合開始前だけ「ゆるキャラ」さんが駆け付けていました。動きが想像よりもコミカルでした。
スタジアムグルメのキッチンカーも数店舗出ていて、スタジアム内もキレイでした。(コンパクトで、浦安にほしいサイズ感です)
ピッチ内アップ練習が始まります。その頃から、おれはピッチに背を向け持参したノートパソコンを開きます。この時間帯は、地域CL決勝ラウンド最終日第1試合 VONDS市原vs福山シティ が試合終盤。YouTubeライブ中継があったので、浦安ファン数人は画面を凝視。
結果は、終盤にVONDSが2点を上げて勝利。JFL最下位との入れ替え戦出場を果たします。
VONDSの勝利を画面越しに見届けて、パソコンをシャットダウン。
ピッチ内に目を移すと、選手はロッカールームに下がっていて、岡崎市長のあいさつ のちに 岡崎市立南中学校吹奏楽部の立派な演奏が行われていました。
おれ自身は、まわりの浦安ファンに「うちの試合が終わるまで、他会場&地域CLの途中経過を聞かせないでほしい」と伝えます。
試合開始直前の演説では、「マルヤスさんは、今季ラストゲームをホームで迎えるので、勝点3を狙ってきます。みなさんは、どんな状況でも焦らずにサポートしていきましょう」と言いました。
この時点で、ブリオベッカ浦安は5位でしたが、勝った上で他会場の結果次第では最大で2位まで上がれる状況でした。このときのおれは「勝てば3位にはなれるかも」と考えていました。
前半開始
ブリオベッカは、最近の試合と同様に慎重な立ち上がり。
6月に対戦した時は、マルヤスの水谷侑暉に手を焼きましたが、この日は欠場。
その代わり、マルヤスに中盤で相手にボールを握られる展開となります。
ブリオベッカは、峯と林のポジションが代わっていて(早い時間から)、選手間で最善策を探っていました。
そして、前半15分ころ急展開を迎えます。
ブリオベッカは、右サイドからクロスを入れ、最後は林容平が決めて先制点。
主審がセンターサークルを指す なおかつ 副審2が旗を上げていないので、おれは得点が認められたと考えて大喜び。
しかし、副審は旗を上げていませんが、そのポジションから動きません(得点を認めていれば、ゴールライン上で、少しだけ旗を上げて、数十メートルセンターラインのほうに戻る)。
マルヤスの選手は、オフサイドを主張し、副審2のところに向かいます。のち、主審が副審2のところに向かい協議。その結果、
ブリオベッカのオフサイドでゴール取り消し
ブリオベッカもおれ自身も、7月の東京武蔵野戦で、このような裁定が出るのは経験済。(当時は、結果的にブリオベッカが助かりました)。
批判することがあるとすれば、主審と副審が協議しているとき、マルヤスの選手複数名が協議している場所の近くにいたことです。(7月のときは、両チームの選手とも近くにはいませんでした)威圧的な行動と思われても仕方ないです。
ブリオベッカの応援席は、普段声出ししない方から不満の声も出ました。しかし、すぐに切り替えてコールを続けます。
この裁定以降、マルヤスペースになります。両サイドからの突破もあれば、中央突破もあり、ブリオベッカからすれば、とても厄介でした。
ブリオベッカは、この日も橋本龍馬、笠嶋が不在。中盤のシステムが若干変わります。
マルヤスにポスト直撃のシュートを打たれたり、ゴールキーパーがPA外でボールを処理しきれず、シュートをゴールライン付近で長田が何とかカバーするなど、苦戦を強いられます。
声出しサポーターは、攻撃時の応援をすることは少なかったですが、選手を慌てさせるような声が無かったのは幸いでした。
前半は何とかスコアレスで折り返します。
しかし、ブリオベッカは「攻撃のジャブ」を打っていました。(確信に近い攻撃の糸口を見つけていました)。
ハーフタイム
岡崎市立南中学校吹奏楽部の立派な演奏が再び行われました。
しかも、ミッキーマウスマーチを演奏するサービスっぷり。嬉しかったです。
前半の感想や後半の展望を浦安ファン数人で話します。
話に出たのは、「攻撃のジャブ」について。左サイドで村越が仕掛ければ、突破 もしくは いいクロスを上げられると考えていました。
地域CLの途中経過等を気にしていたファンとは、一時的に距離を置きました。その話が終わったのを確認してから、おれは応援の場に戻ります。
みなさん、おれの情報遮断にご協力いただきありがとうございました。
後半開始
両チームとも交代なし。
立ち上がり、この日ゲームキャプテンの峯が盛んに指示を出していました。
見事な「適応力」で、マルヤスにシュートを打たれる回数が激減。ブリオベッカもシュートを打つ本数は(前半同様)少なかったですが、五分五分の展開となります。
五分五分の展開で、おれは「カモン浦安」を入れたい気持ちもありましたが、あくまでも散発的にしか入れませんでした。みんな慎重です。
そう思った後半20分過ぎ、試合が動きます。
ゴールから遠い敵陣でフリーキックを得たブリオベッカ。キッカーのIJ(伊藤純也)は左サイドに張っていた村越にサイドチェンジのようなパスを通します。
左サイドから仕掛けて、敵陣深い場所からマイナスのクロスを入れます。
クロスの落下点にいたのは、先発出場の点取り屋。
少し難しい角度でしたが、上手く身体をねじ込みヘディングシュート。ボールは、マルヤスのゴールネットに吸い込まれました。
浦和レッズ FW ワシントン 緊急来日
6月のアウェイ ミネベア戦のリプレイを見ているようなゴールで、ブリオベッカが今度こそ先制。
岡崎でも、得点を祝うエレクトリカルパレードをシャウトします。鳴り物NGなので、アカペラで。
この直後、マルヤスの選手はバタついているように見えました。
浦安ファンは一気呵成で「カモン浦安」の応援歌を歌い続けます。
ピッチ内外でイケイケモードとなり、高い位置でボールを奪ったブリオベッカ。
パスを受けた峯がバイタルエリアでボールをキープ&タメを作ります。そして、裏に抜ける選手に「どうぞシュートを打ってください」というメッセージ付きで少し浮かせたラストパスを出します。
絶妙なタイミングで裏抜けし、迷わずシュートを打ったのはスタメン2試合目の栗田詩音(くりたしおん)。ブリオベッカ加入後初ゴールをゲット。貴重な追加点に、ベンチ外の選手も大喜び。
浦安応援席では、再びエレクトリカルパレードをシャウト。マルヤスを応援しに来たであろう(応援席近くにいた)子どもたちも口ずさんでいました。
ブリオベッカが手堅い守備で安定した試合運びに入ります。この頃になるとおれは「この選手が揃ったサッカーを応援できるのもあと十数分か」と考え、少し感傷的になっていました。
そのとき。
マルヤスにこの日2度目となるポスト直撃のシュートを打たれて、おれは正気に戻りました。
その後は、DFラインがずるずる下がることなく、被シュートもほとんどなく後半ATに突入。
ラスト数分も試合展開が変わることなく試合終了。
ブリオベッカ浦安 リーグ最終戦を2-0で勝利。
試合終了後
試合後すぐに、浦安ファン数人が、スマートフォンで他会場の結果を調べていました。
すると、「浦安2位!」との声が聞こえてきました。
見せてもらった順位表は、14:49現在だったので、確定順位ではありません。
最終順位に関わる3チームのうち2チームは、時間的に勝点3が厳しい状況であることを把握しました。(このころ、ピッチ上では、簡単なミーティング開催中)
そうなると、残り1チーム レイラック滋賀の試合経過が気になります。レイラックが勝てば3位。引き分け以下だと2位。
誰かがヴィアティン三重vsレイラック滋賀の試合中継を視聴し、おれも見せてもらったところ、
スコア表示が2-2で、レイラック滋賀の選手がうつむきながら整列している様子が分かりました。
ブリオベッカ浦安 昇格初年度は2位(準優勝)で全日程終了。
順位が確定してから、アウェイ応援席はお祭り騒ぎ。
選手と一通り喜び、記念撮影を行いました。
ブリオベッカはアウェイなので、喜ぶ時間は短めにしました。
その後は、声出しサポーターやボランティアスタッフの方と 固い握手やハグで 喜びを分かち合います。
そしてピッチ上では、マルヤス岡崎のホーム最終戦セレモニーが開始。球団代表、監督の他、2人の選手の引退あいさつが行われます。特に、2人の選手の引退あいさつは、とても礼儀正しく印象に残りました。
あいさつの終盤に差し掛かったあたりで、スタジアムを後にし、行きと同じ車でスタジアムを後にしました。
途中、渋滞回避の意味もこめて、御殿場市の時之栖でのんびりしてから、24時前に浦安へ戻ってきました。
現在
翌日も、天皇杯1回戦 vs筑波大 よりは落ち着いていました。
2位になったことには満足していますが、「今の選手が揃ったサッカーを応援することはできない」寂しさも強いです。
1年間の振り返りは、また今度。
では。