「継続性」と「柔軟性」の兼ね合いは難しい ブリオベッカvsレイラック滋賀

朝夕は涼しくなったものの、昼間は真夏と変わらない陽気が続いている9月上旬

柏の葉公園競技場でJFLが開催されました。

会場到着まで

キックオフ時刻は、暑さが考慮されて午後3時だったので、浦安駅スクランブル交差点にある喫茶店でモーニングをいただきます。今どき、席に座ると何も聞かれずに灰皿が出てくる珍しい店です。

浦安からは列車で移動。つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅に到着後、

徒歩5分でグリューンさんの店舗に到着。池田晃太さんがキッチンカーの手伝いをしたとき以来です。

YouTubeで“ある無名サッカー選手”がバズるまで…タイトルは「池田晃太」ではなく「地域リーガーの1日」とした理由〈今は板倉滉の専属シェフ〉

(グリーンカレーは、店舗ではなくキッチンカーでのみ販売)(NumberWeb)

柏の葉到着

キックオフ2時間10分前の事前横断幕掲出時刻に到着。

球団所有幕は既に掲出済でした。そそくさと、サポーター所有幕(球団に預けている幕は1枚もありません)を掲出。

開門と同時に、べか彦が 入場ゲートやスタジアムグルメのキッチンカーに出現。暑い中お疲れさまです。

おれは、小学6年生(のはず)のべか彦に「夏休みの宿題は終わったの?」と聞いたところ、明らかにへそを曲げていました。

べか彦は、柏の葉に来ていた大勢のレイラック滋賀のファン・サポーターにも大人気(当然)

レイラック滋賀は、夏の移籍期間で多くの選手を期限付き移籍で加入させた結果、現在のトップチーム登録選手は46人。ベンチ外となる選手は単純計算で28人になります。

ブリオベッカは現在35人ですが、そのうち1人の誇らしげな後ろ姿を撮影しました。

珍しい写真を撮影した後、おれはスタジアムグルメを楽しみます。

まずは、Chez sasaco さん のソッカ

続いて、毎度おなじみ ジャークチキンの オルハ さん

おれがスタジアムグルメを食べている時間帯前後、交流サッカーに参加していた子どもが応援スペースへ1人でやってきました。

そこにいた大人たちは、拡声器や太鼓、旗の使い方を一通り説明。さらに、「怒られる応援行為」も一通り説明。拡声器や太鼓、旗は実際にやってもらいたかったですが、父親が迎えに来たところで終了。

今後も、子どもたちは応援スペースに来てもらいたいです(試合前も試合中も)。

この日も柏の葉は、メインスタンドは日陰かつ風が通るので、そこまで暑さの影響は受けません(サポートを頑張りすぎると、熱中症の危険あり)。

書くまでもなく、ピッチレベルの日なたは灼熱。ピッチ内練習が行われている様子を見ても、運動量のあるサッカーは難しい状況です。

ピッチ内アップ練習時、両チームの選手紹介が行われます。期限付き移籍で加入後、初めてのホームゲームとなる小島樹の名前を呼ぶとき、スタジアムDJの河東さんは「Welcome back」の一言を付け加えていました。いつもは「DJではなくサポーターが主役」というスタンスで放送していただいてますが、個人的な感情を表に出したアナウンスは初めて聞きました。

選手入場直前には、おれが拡声器を持って、ファン・サポーターに向かって演説。その内容は

・相手選手はJリーグチームから給料を貰ってプレーする選手が多く、劣勢になることも予想されます。それでも、選手が前を向いてプレーできるよう「順位表を気にせず」応援しましょう。といった具合です。

この日は、交流サッカーが開催されたこともあり、子どもたちが多数来場。その子どもたちに(スティックで振るタイプの)シャボン玉を貸していました。選手入場時に、そのシャボン玉を振ってもらいました。

539人の観衆が見守る中で、キックオフ。

前半開始

ブリオベッカは、レイラック滋賀(滋賀)の寄せの速さ、フィジカルに手を焼きました。

ボールを奪った後、FW村上弘有はエアバトルで競るもののことごとく跳ね返されます。

選手の距離感も悪く、シュートどころか相手PA内に侵入できません。

前半10分過ぎに、セットプレーのピンチからあっさり失点。滋賀の選手と大勢詰めかけた市がサポーターが喜びを爆発させます。

右のウィングで久しぶりのスタメン出場した平野貫路は、高い位置でボールを受けるよう徹底したランニングを見せていましたが、有効な手立てとはなりません。ポジショニングは悪くない。のですが、中央突破を試みることはほとんどなく、同じサイドばかり使い過ぎ。

前半唯一の飲水タイムが終わった後も、流れは変わらず。トップ下に居てほしい峯勇斗が中盤の底まで降りてきてゲームを組み立てようとするも不発。

ブリオベッカ最初のシュートは前半30分を超えてから。裏へ抜け出した伊川が右足を振りぬくも、相手GKのセーブに阻まれます。セットプレーのチャンス時は、「浦安ゴール」の応援歌を歌いますが、得点の匂いはほとんどしません。

滋賀からすれば、早い時間に追加点を狙いたい展開ですが、シュートまで持っていけません。浦安から見て、右サイドを疾走する五十嵐理人のスピードは脅威でしたが、決定機は作れず。

前半を総括すると、滋賀が圧倒的優位に進めるも(村上弘有とのエアバトルで勝ち続け、村越がPAへドリブルさせず)、1点しか奪えなかったといえます。

前半に出された警告は、終了間際 滋賀の選手の異議(遅延行為)によるもの。黄紙が提示されたとき、浦安の声出しサポーターよりも、ファンによる煽りが大きかったです。フットボールらしい雰囲気で良かったです。

前半終了時には、両チームの選手が主審に説明を求めに行きます。正直に書くと、不安定なジャッジでした。

後半開始

都並監督が大きく動いてきました。

村上と平野を下げ、井上翔太郎と笠嶋を送り込みます。

後半になって良くなったのは、交代で入ったポジションのところではなく、

小島樹と村越健太の距離感。前半は近すぎるように感じましたが、少し離したことにより、左サイドでボールが回り始めます。

迎え撃つ滋賀は、「ボールホルダーへの寄せ」が徹底されていると感じましたが、同じ方向から2人でプレスにくるシーンが目立ちます。

そのプレスを交わせる場面も出始め、おれ個人としては「カモン浦安」チャントをいつ入れるか悩み始めます。

待望の同点ゴールは、ある程度予感がありました。応援のギアを上げ始めたとき、小島樹がワンタッチで裏に出し、村越がドリブルで相手PA内に侵入。マイナスの角度にクロスを上げると、そこにいたのはNo.10峯勇斗。キーパーが反応できないところに ヘディングシュート を決め、試合を振り出しに戻します。

得点を祝うエレクトリカルパレードの応援歌もそこそこに、浦安は一気呵成で逆転を狙います。

声出しファンはこの暑さの中、「カモン浦安」をぶっ通しで続けます。

滋賀の選手は何人か浮足立っているように見えます。ゲームキャプテンの平尾壮が、他の選手に声を掛け、立て直そうとします。

それでも、ブリオベッカの勢いは衰えず、客席が屋根付きであることも相まって、浦安ファンのワンプレーワンプレーの反応がとても大きくなります。

この流れで逆転したかったですが、飲水タイムを経過した後は、勢いが尻つぼみになってしまいました。

両チームとも守備が堅くなり、シュートまで持っていけません。両チームともドリブルを得意とする選手が途中出場したこともあり、被カウンターを恐れ、雑な縦パスは無くなります。

後半30分ころからは、運動量が目に見えて低下し、完全にオープンな展開に。攻める選手と守る選手がハッキリし始めます。

いつもの都並監督なら、中盤でボールを回すorサイド突破で攻めることを模索した選手交代をするのですが、この日は猛暑のために作戦を変更。

セットプレーを積極的に取りに行く「松本山雅を率いていた反町監督」のような采配でした。

スローインのチャンスがあれば、アタッキングサードか微妙な位置でも、左サイドでも(前半半袖、後半は長袖のアンダーシャツを着る)藤森隆汰がロングスローを連投。

シュートチャンスを作りかけますが、滋賀のブロックは早く、シュートを打たせてもらえません。

浦安がピンチになるときもありましたが、この日は極端にラインをずるずる下げることはなく、決定的なシュートは打たせませんでした。

結局、スコアは動かず1-1で試合終了。主審の笛が鳴ったとき、多くの選手がその場で倒れこみます。

試合終了後

おれは、コンコースで帰る観客をお見送り。

公式記録では、浦安が打ったシュート3本、滋賀は5本という玄人好みの内容でしたが、

「つまんない」という表情をしていた人は、ほとんどいませんでした。

相手(滋賀)が強かったという意見が多く、6月中旬以降に対戦した相手の中では最も強い相手み見えました。

交流サッカーをしていた子どもたちを見送るとき「忍者は辞めたんですか?」という声を10回くらいいただきました。おれは「(塩対応で)忍者って誰のことかな?僕には分からない」と返事。

コンコースを降りたところでは、選手やべか彦がファンと交流を深めていました。

選手は残念そうにしていたので、次節までに立て直しを期待しています。おれは100%行けませんが、ソニー仙台相手に勝点を持って帰ることを期待しています。

順位表に一喜一憂しすぎることなく、選手の成長を応援していきましょう。では。

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