「ほんの少し」フットボールに情熱が戻ってきた ブリオベッカvs南葛

大型連休が終わった5月中旬。

コロナ禍騒動によって、僅少となった人出は戻りつつあります。午前中雨が降っていても、東京行きの新幹線は3年前に近い乗車率でした。

ベカスタ到着

舞浜にあるベカスタ(ブリオベッカ浦安競技場)に着いたのは、キックオフ50分前。残念ながら、べか彦のふれあいタイム(グリーディング)は終わっていました。雨はすっかり上がり、日差しはないものの かき氷が食べたくなるような蒸し暑さでした。

しかし、今までに行われた2試合よりも、観客が集まっていました。

この日の対戦相手は南葛SC。ネームバリューのある選手が多く所属し、5部リーグとは思えない陣容です。

その選手を目当てに来ていた方も一定数いて(Jリーグチームのタオルマフラーをいくつか見ました)、今までとは客層が少し異なりました。

それでも、スタグルを購入するみなさんは、いつもとあまり変わりません。

おれは、当然のごとくオルハさんのジャークチキンを購入。スパイスがほどよく効いたジューシーなです。

続いて、ベカスタ初出店のソッカも購入。片手で食べるおやつにちょうどいいです。

今回はチーズ味を購入。熱々でしたが、生地とチーズの相性もよく、すぐに完食しました。

最後に、初出店となるコーヒー屋さんに行きましたが、

ブリオベッカについて無知だったので、何も買わずに10秒間だけ説教しました。

 

メインスタンドの席に戻ると、ベンチ外選手へのインタビューが行われていました。

この日は、上松瑛。

先週の天皇杯予選決勝で、見事な先制ゴールを決めてくれました。

しかし、翌日の千葉日報スポーツ面に採用されたカラー写真は、秋葉勇志のゴール。そのことを、とても悔しがっていました。今後は、大舞台での複数得点に期待。

試合だけでなく、その前後の時間も観客に飽きさせない取り組みは、積極的に行ってほしいです。

選手入場前には、この日のマッチスポンサーである三和製作所の紹介。

新しい電光掲示板に、紹介動画が流れます。

そして、べか彦とブルーキャッツが、メインスタンド前に待機。

選手入場です。

選手入場~前半終了

いつもよりも大きな拍手に迎えられて、選手がピッチに入場していきます。

身長180cmの加藤大育が、前列右にいても、あまり違和感がありません。

(コイントスを1度やってみたかったのですが、今夏の競技規則変更で主審しかできなくなります)

エンドは変わることなく、試合開始。

メインスタンドに集まった観客の多くは、拍手してくれました。

現地で試合を観戦できることが当たり前ではないことを知ったので、「待ちに待ったその時」を迎えられた幸せを表現する手段として、今後も続けたいです。

立ち上がり5分は、ブリオベッカが主導権を握っていましたが、その後はずっと南葛のペース。

前からプレスをかけたいのですが、相手の前線にいいボールがいくシーンも多かったです。

ブリオベッカは、DFラインからの組み立てが上手くいきません。南葛の対策が用意周到でした。

アウェイ芝生ゾーンに陣取る南葛サポーターの太鼓が鳴り続け、バックスタンドにいたブリオベッカの声出しファンの太鼓は、散発的。南葛がシュートを打つシーンは何回もありました。

前半唯一の飲水タイムを経て、ブリオベッカは引いて守ることを徹底。

ボール保持率は南葛優位でしたが、どちらのチームもシュートまで持っていけなくなります。

ブリオベッカのシュートは前半30分過ぎ。メインスタンドからは拍手がちらほらあり、それ以上に変などよめきが湧きました。いつもとリアクションが違うので、この日来てくれた観客は、ベカスタに初めて来てくれた人も多いことを実感。

おれ自身は、メインスタンドの一番左端で立って観戦していました。いつも通り、いいプレーだと思ったときは拍手を送っていましたが、同様に拍手してくれた人は少なかったです。

セットプレーから決定機は作りましたが、南葛の分厚い壁は破れず。前半はスコアレスで折り返します。個人的には「この内容でスコアレスなら十分」だと考えていました。

ハーフタイム~試合終了

ハーフタイムは、いつも通りべか彦&ブルーキャッツによるダンスショーが行われます。

その後は、ピッチ中央付近に小さいゴールネットが設けられ、小さいお子様によるキックターゲットが行われました。2人のお子様は、「べか彦のアシストもあり」見事ゴール。

声出しして場を盛り上げたいのですが、●●ルールによってできず。

べか彦&ブルーキャッツが、キャッチすれば賞品と交換できる小さいボールをメインスタンドに投げ込みます。

その後、べか彦は(ずっと背中して見えていなかった)バックスタンドのファンに向かってアピール。

そして、太鼓を持っていたおれに対して

「もっと叩いて、場を盛り上げろ」という仕草をしていました。

(ベカスタに来るファンの序列は、べか彦>>>>>>>6歳未満>>>>小中学生>>>>高校生以上の学生>>>>20代>>>>>>>>>>>30代以上です。念のため)

おれはメインスタンドに太鼓を持ちこみましたが、それは子どもたちに叩いてもらう目的でした。周りに子どもたちがいなかったこともあり、前半は太鼓を全く叩いていませんでした。

しかし、べか彦の命令&劣勢の試合展開では、そうも言ってられません。

要所要所では、太鼓を叩く方針に変更。おれ個人の判断で、バックスタンドの太鼓とリズムは合わせますが、観客の拍手を誘導する程度の音量で叩くことに。

勝負の後半。

両チームともに選手交代はなし。

開始直後、ブリオベッカのプレスがはまり、高い位置でボールを奪取。その直後、南葛のファールがあり、PA近くでフリーキックのチャンス。

このチャンスは、ゴールまであとわずかのところでクリアされますが、この日一番の歓声が沸き、観客の「情熱」に火が付きました。

この後は、一進一退の攻防。両チームともシュートを打つ場面が出てきます。

この状況を打ち破るべく、先に選手を交代させたのは南葛。

2回目の交代では、勝負手ともいえるFW佐々木竜太の登場。

直後に、ブリオベッカも最初の選手交代。リーグ戦5試合で3ゴールの井上翔太郎が満を持して入ります。

時間が経つにつれ、両チームとも中盤の存在感が薄くなってきます。そして、南葛に流れが傾きます。

南葛がセンターバックからロングボールを入れ、ウラに抜けた佐々木竜太に通ります。GK谷口と1vs1。おれはこの時点で失点を覚悟しましたが、谷口が巧みなポジショニングでスーパーセーブ。直後のゴロ性のシュートは、西袋がライン上でクリア。

南葛ファンの「アー!!」という歓声。ブリオベッカの「ウォー!!」という歓声。ベカスタの雰囲気が2019年に近づきつつありました。

その数分後にブリオベッカは、西袋のロングボールから、コーナーキックのチャンスを得ます。

セットプレーでは、惜しいシーンを何回も作っています。ゴールへの期待が高まる中、エースストライカーが、「男の仕事」をしてくれました!!

小泉の蹴ったボールは南葛が何とかはじきます。そのボールに鋭い出だしで反応したのは、伊川拓。ヘディングで前方へパス。そこへ待っていたのは、エースストライカー。

南葛は2人でマークしていましたが、それを引き裂き右足でシュート。予期していなかった南葛GKの反応は少し遅れ、ボールはゴールネットに吸い込まれました。

ブリオベッカ、値千金の先制点ゲット

決めたのは、浦和レッズのNo.21 ワシントン(に見えるようなテクニック&パワーでした)

この先制点が決まった瞬間の歓声で、2019年の試合を思い起こしました。

スタジアムDJの「ゴーール!!」という叫ぶアナウンスも邪道と思わせるファンの情熱。

決まった瞬間、太鼓を3回だけ叩いて、あとはバックスタンドに合わせエレクトリカルパレードの手拍子だけして、ベカスタ全体を見渡していました。手拍子の音も大きく、感極まりそうになりました。

コロナ禍騒動に巻き込まれてから、夢見ていた光景が、「ほんの少し」現実になりました。

一連の祝い事が終わった後、おれは1人で市原方面に向かって土下座。周囲の目線が、痛かったです(痛くない)。

 

とはいえ、試合終了までは15分近くあります。

南葛は、失点のリスクを承知で最後の選手交代を行います。ブリオベッカは、引いて守らざるを得ない状況に。

またしてもピンチを迎えますが、GK谷口がまたしても、スーパーセーブ。

ブリオベッカは、自陣PAに入ってくるボールを、ひたすら跳ね返し続けます。

ヒヤッとするシーンは、いくつかありましたが、ゴールから30m以内でファールをしなかったのは及第点といえます。

後半ATが4分と表示されてからは、スタジアムの緊張感がさらに高まります。ブリオベッカは、ほとんどベタ引き。

自陣PA付近でボールを回収した藤岡は、ドリブルを開始。10m以上過ぎたあたりで急加速。リスクを承知で前線に選手を割いていた南葛の対応は、明らかに遅れます。

相手PA侵入直前で、すぐ前方に相手DF2人が待ち構えます。すると、左にグラインダーのパス。そこにいたのが、ワシントン(この試合においては)。

相手DF1人をシュートフェイントで寝かせてから、利き足ではない左足でシュート。またしても、ゴールネットを揺らします。

決定的な2点目。

1点目と同様の祝い事(セレブレーション)がピッチ内外で起こります。それだけでも十分でしたが、得点とほぼ同時に「夢の海」の火山が噴火。出来過ぎな光景でした。

そして、試合終了。

相手に押される試合展開でしたが、ブリオベッカが2-0で勝利(下の写真を見ると、噴火しているのが分かると思います)。

試合終了後

5部リーグらしく、両チームの選手がお互いのベンチにあいさつ。

(写真に撮れませんでしたが、都並監督と稲本がグータッチしていました)

その後、ますはバックスタンドにあいさつ。

この写真でべか彦だけ背を向けているのは、バックスタンドの子どもたちがずっと「べか彦かっこいい!!」と声援を送り続けていたからです。

最後に、メインスタンドへあいさつ。そして「自称チームNO.1イケメン」による自撮り撮影

https://twitter.com/briobecca/status/1525461217581539329

選手が笑顔なのはもちろんですが、自撮りの技術も少しずつ上がっています。メインスタンドにいるファンも、いい感じです。(アウェイでは、はしゃぎ過ぎないように)

おれは、ヒーローインタビュー開始から数分間、メインスタンド出入口階段の踊り場で来場したファンにお礼をしていました。初めて来たであろう観客の方も、多く見受けられました。その方々にとっては「感情揺り動かし装置」であるフットボールの醍醐味を味わえたと思います(●●ルールがなければ)。興行としては、成功したと言えるでしょう。

ベカスタの外に出ると、南葛の声出しできないファンを見つけました。内容としては南葛の出来が良かっただけに、悔しさありありでした。

その後、バックスタンドで応援していた声出しできないファンと再会。(一応)20代のファンは、太鼓を本気で叩き続けていたため、ぐったりしていました。

あと、10秒間だけ説教させていただいたコーヒー屋さんはべか彦と写真を撮影していました。「ベカスタでトップゲームに関わるのにべか彦を知らないのは、テーマパークでミッ●ーを知らないのと同じです」の真意が伝わったようでした。ラテアートができるのであれば、1回目は定価の倍払います。

最後に

1,027人の観客に来ていただいた試合で勝利。先ほども書いたとおり、興行としては成功といえる内容で良かったです。

しかし、●●ルールにより、より素晴らしい一体感を生み出せなかったのは、本当に残念です。個人の意見ですが、浦和レッズのおとといの試合で、応援中心部のサポーターが掲出した横断幕には完全同意です。

ブリオベッカの次のホームゲームは2週間後ですが、来週は天皇杯本戦1回戦があります。

その1回戦はブリオベッカ以外に47チームが出場します。対戦相手は筑波大で、試合会場は ひたちなか。(モチベーションの差も考慮すると)勝つ難易度の高さは、47チーム中トップ5に入ります。南葛戦のような試合内容だと、0-3くらいで負けます。残された時間は短いですが、1回戦突破を大いに期待しています。