林容平 ブリオベッカを退団

2021年からの4年間 「ブリオベッカに足らないもの」をもたらしてくれました。

2025年の選手背番号が発表されたとき、林容平の名前が無いので退団することは推測できましたが、寂しいです。

ファン・サポーターが数多くいる球団であれば、背番号発表に掲載されていない選手がいた場合、注意書きを入れます。

↓2019年 川崎フロンターレ背番号発表 の注意書き

2020年のブリオベッカ浦安

この年の関東リーグは、コロナ禍の影響により後期9試合のみ開催。

リーグ戦は2位。全社が中止となり、輪番枠で地域CL出場。

しかし、1次ラウンドで敗退。

3試合で6ゴールを取りましたが、FWによるゴールはゼロ。それ以上に地域CLで課題だったのは、劣勢になるとチーム全体がシュンとなること。おとなしい選手が多い時期でした。

熱く闘えるFWに加入してほしい状況で、林容平がやってきました。

ブリオベッカに入団した選手のうち、Jリーグで残した実績は今でも過去最高。

大きな期待がかかりました。

2021年

加入1年目は、期待外れと言っていい成績。

Jリーグで実績があっても、関東リーグで活躍するのは難しいことを痛感。

それでも、ブリオベッカに残ってくれました。

2022年

この年も、開幕から出遅れます。

第3節で川向こうをボコボコにした試合では、ライブ中継の解説を担当

峯の超絶ゴールで有名な一戦です。

現在、この試合のフル動画は観れませんが、かなり分かりやすい解説でした。

今後は、ホームゲームのライブ中継 や アウェイゲームのパブリックビューイング の解説に来ていただきたいです。

怪我が治ってからは、ピッチ上でも実力を発揮。

10月の鹿児島全社(志布志全社)でも初戦と3試合目の準々決勝では先発出場(初戦は73分、2日後の準々決勝は82分出場)で地域CL出場権獲得&全社優勝に貢献。

そして、2年前に敗退した地域CLに出場。

最も大事な1次ラウンド初戦。

92秒で先制ゴールゲット。

全社優勝のチームの勢いは、さらに加速。

1次ラウンド最終日 勝利が必須だった試合ではウノゼロ勝利。林は、伊川様のゴールのアシストを記録。(ゴールが決まった瞬間、浦安応援エリアはもの凄い騒ぎでした)

決勝ラウンドに進出し、チームは地域CL優勝を果たします。

2023年~

チームにとって念願だったJFLの舞台。

林は開幕戦で早速ゴール。

しかし、チームはリーグ戦で勝てません。

そんな状況で、天皇杯本戦1回戦を迎えました。

相手は筑波大学。

下馬評は、筑波大学の勝利予想が圧倒的多数。

しかし、3-2でブリオベッカの勝利。

個人的には、「ブリオベッカの2大ベストゲーム」の1つに挙げている試合。

林は、決勝ゴールを記録。

実は、2023年シーズンで最初の90分勝利は、この試合。

林容平の熱さとストライカーとしての能力が全面に出た一戦。

歴史的勝利をキッカケに、チームは上昇気流に乗ります。

5月末の時点ではドベでしたが、

28試合消化の最終順位は2位

林容平は4得点でしたが、

ブザービーターで逆転したアウェイのミネベアミツミ戦のように、ニアで潰れる役目もこなしていました。

ストライカーとしての実績を築き上げてきたからこそできるプレーでもあります。

2024年はノーゴール。

ピッチ外での影響

チームは「一体感」というスローガンを掲げていますが、林容平はピッチ外でも盛り上げ役でした。

チーム最年長選手の秋葉勇志を思い切りイジれる選手でもありました。

ピッチの中では、適度に熱く。

ピッチ外では、年下にいじられたり、最年長をいじったり。

ブリオベッカに欠けていたものを、もたらしてくれた4年間は忘れません。

次のステージでも活躍してください。

では。