千葉県市川市市長の公約は「Jリーグスタジアムの建設」

本日行われた 千葉県市川市の市長選挙で田中甲氏が当選されました。おめでとうございます

1人の浦安市民としては、保健所 児童相談所の管轄の問題 や 治水事業の問題 を注視していきます。

市川市長選挙公報に、「Jリーグスタジアムの建設」と明記されていますが

令和8年4月19日執行 市川市長選挙公報

(PDFファイル)

サッカーファンのおれの私見を書くと、

市川市内にJリーグスタジアムを建設したとしても、よほど素晴らしいスタジアムでない限り ブリオベッカ浦安・市川がJ3リーグに昇格するのは、極めて難しいと考えています。1番のネックは観客動員です。

2015年以降 J3に昇格した球団

J3リーグ発足時は、J3に昇格・参入するのに観客動員数は問われませんでした。

それより後にJFLからJ3に昇格しがチームは以下のとおり

山口 鹿児島 沼津 八戸 今治 宮崎(コロナのため観客動員数は問われず) いわき FC大阪 奈良 栃木シティ 高知 滋賀の12球団

これらの球団のうち 既に同じ都道府県にJリーグのチームがあったのは、沼津 今治 いわき FC大阪 栃木シティ 12球団中5球団のみです。

近隣に他のJリーグ球団があるところ

12球団のうち、近隣にJリーグのチームがあるのは、以下のとおりです。

30km圏内

栃木シティ → ギリギリ栃木SCが圏内

FC大阪 → G大阪とC大阪

奈良 → ギリギリG大阪が圏内(かなり大回り)

市川市役所から30km圏内だと、千葉、柏、浦和、川崎Fが該当します。

50km圏内

沼津 → 清水

今治 → 愛媛

FC大阪 → 上記プラス京都と神戸

奈良 → 上記プラス京都とC大阪

市川市役所から50km圏内だと、上記プラスFC東京 東京V 横浜FM 横浜FC 町田 大宮が該当します。

Jリーグに参入できるかも!?という宣伝だけでは、市民の目を引くことはできません。地方では、地元の新聞やテレビ局が球団を大々的に取り上げます。市民に対し「ファン・サポーターがチームを支えている幻想」を持たせることは比較的容易。地方では、プロスポーツ自体が少ないので、メディアに取り上げられやすいです。

都市部では、買い物場所・娯楽スポットがたくさんあり、その中で極東4部リーグのサッカーを見に来てもらうのはハードルが高いです。

都市部のチームが観客を動員するのは特に難しい

ブリオベッカがJFLに初昇格した2016年以降 比較的都市部に本拠地を置くチームがJリーグへ参入した事例は、FC大阪のみ。市川市や浦安市とは比べ物にならない強力な政治のバックアップがあったことも理由の1つ。

関東の人にはピンと来ないかもしれませんが、

現在の大阪府議会は79議席中51議席がおおさか維新の会です。

過去のレポートにも書きましたが、現在のブリオベッカ浦安・市川が浦安市や市川市から受けている支援をレベル100だとすれば、

FC大阪が東大阪市や大阪府から受けている支援はレベル500,000くらいです。

ただし、自治体から多大すぎる支援を受けるのは、オススメできません。

社長・溝畑宏の天国と地獄―大分トリニータの15年 木村 元彦【著】集英社(2010/05発売)(紀伊国屋書店)

自治体の長と球団上層部がズブズブだった場合、選挙で その知事や市長の反体制を打ち出す人が当選したとき とんでもないことになります。

地方のチームも観客を動員するのは難しい

とはいえ地方のチームも動員するのは難しいです。

よほど資金力のある球団でない限り、行政の最低限の支援は必要です。

球団の組織力が弱ければ、自治体に頼るしかないことも多々あります。

【動画】秋田豊監督のパワハラ問題にNO「自分たちの息子、娘をこのクラブに預けられるか」高知ユナイテッド山本社長、覚悟語る会見(高知新聞社)

それが裏目に出ることもあり、先日亡くなられた今西和男さんがFC岐阜の社長を務めていたときは、県政の過度な介入がありました。

小学館文庫 徳は孤ならず―日本サッカーの育将 今西和男 木村 元彦【著】(2021/02発売)(紀伊国屋書店)

このレポートにあげた2冊は、猫実のアジトにあります。興味のある方に貸し出します。

特殊な事例

特殊な事例を挙げていきます。

まずは、クリアソン新宿

ライセンスが“特例”で認められたクリアソン新宿 異色のクラブはJリーグ不毛地帯の「東京23区内」にどう向き合うのか?(スポーツナビ)

東京23区というホームタウンの特性に鑑み J3ライセンスが発効されています。

球団を所有する株式会社Criacaoの事業内容は、総合スポーツクラブ・Criacao(クリアソン)の運営 企業・大学等への教育事業及び人材支援・コンサルティング事業 企業向け研修 ビジネスコンサルティング事業 です。(公式HPの引用)

この会社は、厚生年金保険・健康保険の被保険者数が62名(先週の検索結果)であり、J1リーグ球団の会社 平均以上の人数となっています。

厚生年金保険・健康保険適用事業所情報を検索できます(日本年金機構)

興味のある方は、他の会社の厚生年金保険・健康保険の被保険者数を調べてみてください。おれの贔屓球団を所有する会社の人数も一発で検索できます。

次にあげる事例は、栃木シティ

新加入で人気選手を獲得する傾向が強いです。

特に、田中淳一や森俊貴といった選手たちは、すでに多くの個サポがいました。

森俊貴が前所属球団を退団するさいのコメントで「一家の大黒柱としてライフプランを考えた結果」との文面があり、栃木シティは獲得に向けて相当がんばったことがうかがえます。

最後に

今の状況を考えると、冒頭に出したイメージ画像のようなスタジアムを建てなければ

ブリオベッカ浦安・市川がJ3リーグに昇格するのは、極めて難しいです。

注.おれ個人は、イメージ画像のようなスタジアムを建てるのは時期尚早だと考えています。

本日当選された首長や国会議員は、ウチをPRするのに 監督を紹介しています。しかし、監督によって人気や観客が増える実感は、全くと言っていいほどありません。

市川市内にJリーグスタジアムが建設されたとしても、浦安市内から遠い場所だと 柏の葉やフクダ電子アリーナ(千葉市中央区)と大して所要時間が変わらず、ブリオベッカがそのスタジアムを使用しない可能性もあります。

球団上層部や首長・国会議員が勘違いしたままだと、市川市内にスタジアムが建っても1試合あたりの観客動員が1,000人にも満たないでしょう(J3リーグに昇格するためには、1試合あたりの観客動員が2,000人以上。その他の条件は多岐にわたります)

浦安市民や市川市民に対し 球団の知名度を上げて 人気も上げるには、球団上層部の主体性が必要です。そのレポートは後日書きます。

では

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