数日前の最高気温が20℃だったとは思えない寒空
3月16日 日曜日 ブリオベッカ浦安・市川のホーム開幕戦が千葉県立柏の葉公園総合競技場で開催されました。
開門前
横断幕掲出の時間になっても、浦安・市川のファンは数人。新宿のファンのほうが多数。
午前中は雨が降り、北風も強かったので真冬に近い体感でした。この日の浦安の最高気温は8℃(さすがのおれも、甚平姿の中にタイツを着用)
チケット売り場やグッズ売り場が、屋根のあるコンコースだったことは、運営のファインプレー。
この日は「寒い」というセリフを何回聞いたかわかりません。今までのブリオベッカの試合の中で1番多かったかもしれません。
開門前からスタジアムグルメを食べまくります。
ざるや さん の塩牛すじ煮込み


Kitchen Nasckatze さん のフライドポテト


sugiwagon さん のビーフカレーライス


天皇杯関連でもないので、この日はスタジアムグルメ3店舗 全ていただきました。今後とも、よろしくお願いします。
開門後

べか彦のグリーディング(ふれあいタイム)が、雨に濡れないコンコースで行われます。
ユニフォームの配色が、今年のと違うのは、少し残念。
この日は、クリアソン新宿のマスコット「くりあにゃん」も参加。いつも以上に賑わっていました。
強風により、幟の一部が倒れたとき、べか彦は慌ててジタバタしていました。一方のくりあにゃんは、すぐに幟を立て直す手伝いに加勢。子どもと大人。キャラクターの性格が如実に出ました。
スタンド内に入ると、柏の葉特有の大きい屋根に覆われたスタンドは雨が降らない
はずでしたが、ホーム側(北側)のスタンド前列は強風の影響で雨にあたります。
こういった事情もあり、鳴り物&声出し応援はスタンド後方へ移動。
スタンド内のあちこちから「寒い」という言葉が聞こえてきます。
キックオフ1時間前には、ビジョンも使用したグッズ紹介。その効果もあってか、売り場は賑わっていました(ベンチ外の人気選手がいた影響もあり)。
ピッチ内練習が始まり、両チームのファンサポーターが応援開始。
キックオフ20分前になり、ホーム開幕戦前のセレモニー開催。谷口代表や市川市市長、後援会会長のあいさつがあり、衆議院議員、県議会議員、市議会議員にも駆け付けていただけました。(注意.この日は浦安市長選が投開票の予定でした。無投票で当選が決まったものの投票日の活動はNG)
例年にない来賓の多さ。いろんな期待感が伝わってきます。
この頃から、おれはシャボン玉スティックを貸し出し。昨年同様、子どもたちに遊んでもらいます。シャボン玉が、浦安まで届きそうな勢いで風に乗っていました。
選手入場前には、演説。開幕戦の内容を考えると、悲壮感を吹き飛ばすために「問題作」と思われるようなことを話しました。
そして、選手入場。先頭を歩くのは、審判団。この日の主審は、シュッとした顔立ちの菊池俊吾さん。
今年 1級審判員に合格し、JFLの主審を務めるのは初めて。

試合後にムービーアイさん制作のライブ中継を見返したら、コイントスの様子が間近で撮影されていて驚きました(さらに欲を言えば、音声もほしいところ)。
コイントスが終わった後、キャプテンの橋本龍馬がクリアソンのキャプテン島田譲に話しかけている内容は、アントラーズのジュニアユース&ユースで4つ年下であることを伝えたと推測。
参考までに、峯勇斗がクリアソン新宿の北嶋監督にあいさつへ行ったのは、峯が柏レイソルU-18出身で、北嶋は当時 レイソルのエースストライカーだったからです。
試合開始
浦安・市川の出足が良かったです。新宿の出足が最悪だったとも言えます。
風上を自陣にした浦安・市川は、ずっと敵陣内でプレー。ボランチの橋本龍馬とIJ(伊藤純也)の距離感がよく、DFラインも理想的な高さでした。
前半3分ころには「この流れで先制点を取らないとまずい」と思わせる内容。
いい位置でのフリーキックが何本もありました。コーナーキックも数回。
早目に先制点を取りたいがために、おれは じれったい思いでした。
その期待に応えたのは、上松瑛
前半11分 IJが蹴ったコーナーキックのボールに、ニアで巧みなヘディングシュート。見事に決まります。
応援席を中心に、得点を祝うエレクトリカルパレードが歌われます。
得点者が上松瑛だったので、応援席すぐ近くにいた育成組織の子どもたちは歓喜。瑛コーチを絶賛。
ブリオベッカとしては、早い時間で先制に成功し、落ち着いた試合運びを見せます。ボールを奪っても、速攻をしかける場面はわずか。前線がスペースを狙う動きも少なく、低い位置でボールを回します。
片や新宿は、サイドをワンツーで崩そうとする動き と 前線の中山仁斗にロングボールを蹴るパターンが多かったです。
しかし、どちらも不発でした。
ワンツーについては、ウチのウィングバックが上手く対応し(山崎広大の守備の成長を感じました)、
ロングボールについてはセンターバックの寺田一貴が完全に競り勝っていました(新宿のロングボールの精度が低かったこともあります)。
そうなると、ブリオベッカは2点目を狙いたくなりますが、ケガ人や急病人の影響があるメンバー構成なので、無理をしてまで攻撃はしません。新宿の齊藤和樹のプレスが少し怖かったです。
JFLで主審を務めるのは初めてとなる菊池俊吾さんは、笛が少し遅い特徴がありました。アドバンテージを取ってあげたい気持ちは伝わってきました。
不満があるとすれば、(アクシデントではない場面で)新宿が自陣でスローインを得て、ボールを受けた選手がGKへ35m以上のパス。そのボールをGKが自陣PA内でキャッチしても反則を取らなかった場面。GKがキャッチした瞬間、ブリオベッカのFW藤山雄生(ふじやまゆいく)のプレスが活きたと思いましたが
先制点以降は、大きな動きなく前半終了。ブリオベッカデビュー戦となった牛田援(うしだえん)と清水勇貴(しみずゆうき)も目の前のタスクをこなせていました。
大きな動きがあったのは、浦安・市川の応援席。本家山形のサポーターが新宿FW中山仁斗(昨年はベガルタでプレー。山形でもプレー経験あり)にオラつくことが何回かありました。
拡声器を使ってコールリードをする子どもたちに対し、事情をいちいち説明する羽目になりました(山形サポーターの心境は理解できます)。
ハーフタイムは、ブルーキャッツのダンスショー。寒い中でもダンスを披露してくれて、頭の下がる思いでした。(べか彦は雨に弱いため、ピッチ上のダンスは欠席)
後半開始
風下に立つブリオベッカ
新宿の島田と池谷が、より捕まえづらいポジション取りになっていました。
その結果、「相手のパスの供給源」へのプレスが弱まります。
新宿はロングボールが少なかったですが、中盤のパス回しが脅威になり始めます。
浦安・市川はどったんばったんになり始め、最初に代わったのは橋本龍馬。
しかし、新宿がボールを保持する試合展開は変わりません。
ブリオベッカサポーターが焦ることはなかったですが、この時間帯 コールによる後押しが少なかったと感じています。
PA外でシュートを打つ場面もありましたが、若手選手にもどんどん打ってほしいです。
70分過ぎに2回目の交代。どちらの交代も、「新宿がカードを切った直後」に行われおり、両チームとも交代回数は残り1回。
新宿はサイドを崩す意図が明確になり、自陣PA内で混戦が何回もありました。
新宿は中山や齊藤といった点取り屋をターゲットにするだけでなく、そういいた選手がニアで潰れるクロスも見られました。
ブリオベッカは何とかクリアするケースが多くなり、最後の交代。
最後「は」気持ちというメッセージ性が強かったです。
3人を代えても、試合展開は変化なし。自陣PA内にボールがどんどん入ってきます。
センターバックの中央には藤森。右に富塚。左に牛田。急造のDFラインは奮闘しますが、決定的なシュートを打たれる場面もありました。
そこに立ちはだかったのは守護神・本吉勇貴
スーパーセーブ連発。しかも、相手選手のほうにはじき返すことなく、コーナーキックに逃げるセービング。
そのコーナーキックのピンチもヒヤヒヤものでした。相手のFW中山は、天皇杯(磐田在籍時 vsホンダロック)でコーナーキックからだけで1試合2得点を上げたことがあります。CB坂本も、2017年のJFL(奈良在籍時 vsブリオベッカ)でセットプレーから合わせるシュートで1試合2得点を上げています。
後半だけで9本のコーナーキックを与えます。
それでも、何とかしのぎます。
後半ATは5分。
被決定機を迎える場面もありましたが、またしても本吉勇貴がスーパーセーブ(褒めすぎると、無謀な飛び出しをする恐れがあるので、書きすぎないようにします)。
コーナーキックに加えロングスローでもピンチがありましたが、最後「は」気持ちで何とかしのぎました。
ATが5分台に突入した直後、主審の菊池さんが手を高々と上げて笛を吹きます。
試合終了
ブリオベッカ浦安・市川 ホーム開幕戦で勝利
試合終了後
おれ個人としては、過去のJFLホーム開幕戦は4戦4敗だったので、その点は意識していました。
試合が終わり、 おさかな天国 の替え歌を歌い終わった後、観客のみなさんに「サポートに対するお礼」と「ラインダンスを最前列での参加を促す」ことを拡声器で伝えます。余談ですが、このときは、甚平姿の中にタイツを着用で ちょうどよい体感でした。
両チームの選手があいさつをした後、ラインダンスを決行。選手のみなさん、ありがとうございました。
その後は、都並監督へのインタビュー。「今日の試合を振り返って」という最初の質問で
「最後、みなさんが応援してくださって、選手たちは気持ち切らさず最後まで走り切れました。みなさん、本当に雨の中 応援ありがとうございました!!みなさんと一体になれました!!われわれは、もっと成長していきます。よろしくお願いします!!」
とコメントしていました。しかも、少し興奮気味。
↓の動画は、ラスト1分から再生される設定にしていますが、確かに応援の声がハッキリ聞こえます。監督や控え選手が応援を煽ってくれた効果もあるはず。
昨年の初勝利は、今年よりも大きな苦労を経て5戦目でつかみ取りました。
小笠原聖アナウンサーの名台詞 「ブリオベッカ浦安、今シーズン初勝利!! そこへの道は、本当に長く長く、険しい道のりでした!!」が印象に残っています。
↑の動画も、ラスト1分から再生される設定にしていますが、ピンチを迎える度に「ワー!!」とか「キャー!!」といった甲高い声ばかり目立ち、応援とは言い難い雰囲気です。
都並監督への勝利インタビューを観ても、ファン・サポーターへの言及は、質問者から促されてからのコメント。
今年と昨年の温度差は明白。
今回の試合レポートで、試合終了間際の応援は、あえて書いてこなかったですが、
声と手拍子による応援で、結果は変えられないかもしれません。しかし、チームの雰囲気を盛り上げることはできるかもしれない
という気持ちは強まりました。
次節 習志野市の第一カッターフィールドで迎え撃つ相手は強敵です。しかし、ファン・サポーターによる応援で、選手たちを盛り上げていきたいです。
では。
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