おれの行動に対して、おれ自身で呆れるときがある。
先週は宮崎でサッカーを観たというのに、またサッカーを観に遠くへ出かけたくなった。
おれのような「基本無所属」なサッカーファンは、観たいチームがたくさんあるから、変な行動をとるのは仕方がない。
…という訳で、ソニー仙台vsアスルクラロ沼津 を観戦するため、宮城県サッカー場へ向かった。
サクラ満開のサッカー場には、
キックオフ2時間前に到着したが、ファンらしき人は1人しかいない。
そんなところでも、スタジアムグルメが充実していれば、いくらでも時間を潰せるのだが、
ブースは1つしかなかった
その1つこそが、「から揚げの一歩」
メニューは「唐揚げ」と「唐揚げ弁当」のみ!!
唐揚げしかないのかよ…と思いつつ、弁当を購入
10分後
この唐揚げがあれば、ベガルタ主催のユアスタと同じくらいスタグルで満足できる!!
という結論に達した。
唐揚げのおいしさに満足していると、開門の時間となった。
スタンドに入って実感したことは、
「ユアテックスタジアムとは違うよさがある」ということ。
ピッチとの距離が近いのはもちろんだが、
何となく「おらが町のサッカー場」という風格がある。
美作ラグビー・サッカー場のイメージに似ている。
スタンドの客層も、子供や子ども連れの家族が多い。
スタンド内で、ソニーのコールリーダーがよく使っていた言葉は、
「リスペクト精神」
「ファミリーの空気」
この2つだった。
どちらもJリーグのサポーターにはあまりない言葉だったが、「勝ちゃあ、観客はついてくる」という考えではないことに共感を覚えた。
(応援に悲壮感が出てくると、みんな近寄りたがらない)
両チームのサポーターが、試合前にエール交換をするほのぼのした空気の中、選手が入場してきた。
ベガルタの緊迫感もいいけれど、こういう牧歌的な感じは「家族連れにピッタリ」だろう。
強風のなか、試合が始まった。
ソニーが好調を維持しているようで、圧倒的にボールを支配していた。(風上にエンドをとったこともあるのだろうが)
DFラインは高く設定されていて、アスルクラロからオフサイドを多くとっていた。
そのDFラインの中心にいるのは、#22吉田選手
プレースタイル以上に…美白の肌が気になる。根本裕一以上だ。
真夏になっても、美白が保てるのか気になる
ソニーが圧倒的にボールを支配するも、アスルクラロの最終ラインはなかなか突破できず前半終了。
後半になっても、ペースは変わらない。
ソニーのコールリーダーは、日本代表やヴェルディでよく歌われる応援歌を使い、ファンも手拍子で選手を後押しする。(有名な歌のほうが、手拍子しやすいのだろう)
そんな会場の空気が伝わったのか、後半30分瀬田選手のシュートが決まり、ソニー先制!!
完封勝利を続けていたソニーにとって、勝利が大きく近づいた!!と思った。
しかし、完封を意識し過ぎたか、DFラインが下がってしまう。
結果、アスルクラロは効果的な縦パスがどんどん入るようになる。
ソニーにとってはピンチの連続となったが、決定的なシュートは瀧本選手がファインセーブする。
何とかソニーが逃げ切るかと思われた後半ロスタイムに、アスルクラロはコーナーキックを得る。
ここで、蔵田選手が左足で蹴ったボールは、アスルクラロの選手に誰も合わない。
ボールは風に乗って、そのままゴールネットに入った…
タイの強豪・ブリーラムのティーラトンに匹敵するボールである(分からない人ゴメンナサイ)。
この後は、得点が入らず引き分けで試合終了。
ソニーのコールリーダーは、声帯を壊しそうになっていた。
試合後は、ファンと選手が触れ合うイベントとして、選手主催の「ビンゴ大会」が開催された。
子供たちやその親御さんが多く参加したが、
おれやソニーのコールリーダーも大人げなく参加。
豪華プレゼントが何か気になるところだが、子どもたちが先にビンゴを達成して、選手からプレゼントを受け取っていた。
その中身の1つは、「静岡県高校選抜のジャージ」…めちゃくちゃ欲しかった
1番驚いたプレゼントは、
「JFL選抜東南アジア遠征時の公式ユニフォーム」
………
選手たちの気前がよすぎる。と思ったが、こんなハイレベルなプレーを魅せる選手たちと、子供たちが触れ合っている光景を見て、ほっこりした気分になった。
ちなみに、おれのビンゴカードは、
リーチにすらならずゲームセット!!!(おれの日ごろの行いが祟ったか)
それでも、おれは「関東大学リーグ得点王&MVP」の前澤選手とも会話できたので、満足していた。
ビンゴ大会の後は、両チームのサポーターがお互いの健闘を称えあい、スタジアムを後にした。
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