今日だけは喜びに浸ります 佐倉初開催 ブリオベッカvsソニー仙台  6月7日は天皇杯決勝 横浜F・マリノスvsブリオベッカ浦安

線状降水帯が通過し、台風一過のような快晴となった6月最初の日曜日

小出義雄記念陸上競技場(佐倉市岩名運動公園陸上競技場)で初となるJFLが開催されました。

試合前

Google先生のナビにより車を走らせていたら、田んぼのあぜ道を通過。日本のブータンと言われている(言われていない)山形県の出身者をして「車で通るのが少し怖い」箇所もありながら、目的地の小出義雄記念陸上競技場(佐倉市岩名運動公園陸上競技場)に到着。

すぐ隣には長嶋茂雄記念岩名球場もありました。

中には、少し展示品もある模様です。個人的には、「名言迷言エピソード集コーナー」がほしいところ。(蛇足ですが、長嶋茂雄の1番好きなエピソードは、電車を乗り間違えて待ち合わせに遅れたときの一言「いやあー電車が行き先を間違えちゃってねえ」)

陸上競技場の脇にいると、アウェイチーム ソニー仙台のブースを設置している男前のスタッフを発見。見覚えがあったので、おれは「7年前に決められたゴールは、はっきり覚えています」と伝えたところ、驚きつつも嬉しそうな様子でした。そのスタッフは

村田純平さん。

仙台市出身で、東北高→東北学院大→ソニー仙台で13年間プレー。JFL259試合出場の54ゴール。ソニー仙台のJFL優勝にも大きく貢献したいわゆる「レジェンド」です。

まさか村田純平さんに会えるとは思わなかったので、本当にラッキーでした。

開門

べか彦とのふれあい(グリーディング)も、ゆったりすることができました。

競技場内でジャークチキンを食します。

ここからは、少し話を飛ばします。

前半開始

最初は、ソニー仙台のパス回しに翻弄されました。

しかし、荒井大のロングフィード&信じて前線へ駆け出していた小泉隆斗により、最初の大きなチャンスが生まれます。村上弘有がソニー仙台DFとの駆け引きに勝ち、ニアサイドからヘディングシュート。これが決まり、ブリオベッカが先制。

佐倉で初めてのエレクトリカルパレードの応援歌が流れます。

この先制点以降は、ブリオベッカのパス回しが面白いようにまわります。いいパスが通るたび、中盤でボールを奪取するたびに浦安ファンから大きな歓声がわきます。

首位争いのソニー仙台相手とは思えない試合運びです。

しかし、そう上手くいくはずもなく、セットプレーのピンチからあっさり同点に追いつかれます。

嫌な流れになりかけましたが、ピッチ上の選手たちは冷静でした。

セットプレーのチャンス時、ボールを一旦はクリアされますが、そこからボールを展開し、前線に残っていた西袋のヘディングシュートが決まり、前半ATに再度勝ち越し。西袋は、今季というよりもJFL初ゴール。とても良い形で前半終了。

ハーフタイムはべか彦&ブルーキャッツのダンスショーが開催。明るい雰囲気でした。

後半開始

ブリオベッカは、右サイドで選手の交代。

直後、見事な結果が出ます。右サイドの敵陣やや深い位置でフリーとなった伊藤純也。そのまま相手PA内中央にパスを送ります。

このパスを村上弘有がスルー。この日は2トップの一角だった峯勇斗がフリック。このボールにドンピシャのタイミングで走りこんでいたのは、村越健太。相手GKと1vs1の状況から、難なくゴールを奪います。チーム3得点目。

応援席付近での見事なパス回しとゴール、そして村越健太がファンを煽ったことにより、応援席はとても盛り上がります。エレクトリカルパレードもこの日1番の声量でした。

ブリオベッカは4点目のビッグチャンスもありましたが、追加点はならず。チャンスをつくれたこと、シュートを打つ選択をしたことは評価してあげたいです。

ソニー仙台はブリオベッカの左サイドから攻撃の糸口を探ります。それでも、決定機をつくらせません。このまま行けると思ったのですが、その矢先に失点して再び1点差となります。

ここで、ブリオベッカはさらに選手交代。応援席では「5-4で勝つぞ!」の言葉が飛び交います。浦安ファンの1人が、レイソルもサポートしていることを知りながら。

1点差となってからは、オープンな展開となります。それでもDFラインが安定していて、サイドの選手もハードワークができていたので、ソニー仙台に決定機を多くは作らせません。

後半40分過ぎに、両チームとも最後の選手交代。ブリオベッカは前線2名を替えます。

シュートチャンスこそ少なかったですが、ボールキープやプレスでチームを鼓舞。後半ATも、選手は慌てることなく時間を経過させます。(この日のブリオベッカは警告退場がゼロ)

そして、タイムアップの笛を聞きました。

ブリオベッカ浦安 2023シーズンJFL初勝利

ソニー仙台のファンサポーターが大勢詰めかけたこともあり、462人が来場した小出義雄記念陸上競技場が、とても賑わった試合でした。

試合後

ブリオベッカの選手はいい表情をしていましたが、はっちゃけた様子はありません。

ラインダンスもしましたが、この日の勝利を喜ぶというよりも3日後に標準を合わせている雰囲気でした。

それは、声出し応援をしているファン・サポーターも同じです。おれが浦安ファンに声を掛けるときも、いつもの来場していただいたお礼ではなく、「マリノスを倒しに行きましょう」も声かけに徹しました。

6月7日 マリノス戦に向けて

今さら書くまでもなく、天皇杯決勝(2回戦)で対戦するマリノスは強いです。

おれの想定で、相手の3トップは水沼宏太・杉本健勇・宮市亮です。サッカーを少ししか知らない人でも分かる面々になるはず。

マリノスのベンチにはチート級の外国籍選手もいることでしょう。それでも、ブリオベッカが怯む必要は全くありません。

JFLでも強豪のソニー仙台に勝ち、天皇杯本戦1回戦ではJ1, J2を除けば最も強いチームの1つである筑波大も撃破してきました。

選手・スタッフはもちろん、ファン・サポーターも堂々と自分たちのやれることを出し尽くしましょう。

とはいえ、試合当日 学校や仕事のある人は朝から異様なテンションとならないよう注意してください(おれも含めて)。

6月7日 キックオフに間に合わなくても、ニッパツ三ツ沢球技場でお会いしましょう。できる限りのサポートをしましょう。では。