秋分の日が近くなり、暑さが和らいだ日曜日
ブリオベッカ浦安・市川は、アウェイでのアトレチコ鈴鹿戦に臨みました。
Contents
スタジアムまでの行程
朝早い時間に浦安を出発
大手町駅から東京駅に歩き、豊橋まで東海道本線
熱海では、温泉銭湯で朝風呂


島田では、さくらい さんで昼飯


30分以上行列に並んでいる間、隣の方とお話し
千葉県浦安市から来たことを伝えると、
その方の娘さんが、千葉ジェッツ 金近廉選手の大ファンとのこと。試合終了直後でも、アリーナからおれのアジトまで40分で帰れることを知って、羨ましがっていました。
静岡県でジェッツの選手(しかも、富樫勇樹でも渡邊雄太でもない)の話題になるとは、予想もしませんでした。
店内では、美味しいお好み焼きをいただき、島田を出発
(この店は、ウチの選手がインスタのストーリーであげたのがキッカケで行ってみました。その選手から、返信が来ることにもビックリ。ピッチ内での活躍を見たいです)
その後豊橋まで乗り継ぎ、名鉄電車で名古屋を目指します


名古屋からは、近鉄特急で三重県鈴鹿市

柏の葉からフィリピン・セブ島へ行くよりも時間を掛けて、スタジアム近くの白子駅到着
白子駅東口からシャトルバスが出ているとのことでしたが、何も目印がありません。
(西口はバスターミナルがあり、アトレチコ鈴鹿を応援するボードが多数)
しばらくして、マイクロバスが到着。運転手に声を掛けると、スタジアムに向かうとのこと(往路は30分ごと)
マイクロバスが出るのはありがたいですが、せめてバス乗り場にスタジアムで見るような幟を掲げたり、バス全面に小さな表記はほしいところ。
バスに乗車すると、サーキット周辺は道路がとても整備されていたり、Hondaの巨大な物流センターの横を通過したり、面白い景色でした。
白子駅から20分ちょいでスタジアム到着

スタジアム到着
キックオフ1時間前で、多くの観客が来ていました。
試合前、家族連れで楽しめるブースも多数

グルメガーデンも盛況で、良心的な値段設定。
観客にとってありがたい環境です。

おれも、何かを買いたかったですが、サポートに徹するためスルー。
脇にあった野菜果物の店で、いくつかの商品を購入。

アウェイ応援エリアへ移動
する前に、ホーム応援エリアに立ち寄ります
そこで、アトレチコサポーターの方と、チームの近況報告
お互いの健闘を祈りつつ その場を後にします(アトレチコの幕はかっこいい)

アウェイ応援エリアは、いつも通りのどかでした(試合前は)遠いエンドのほうは、距離感がつかみにくい構造。しかし、メインスタンドからは観やすそうです。


ピッチ内アップ後の夕焼け

この日は、小野伸二さんのサッカー教室など 試合前に多くのイベントを開催。マッチスポンサーさんのご尽力もあり、来場者は1,912人。
観客のほとんどは、配布された立派なシャツ(おれの手元にもあります)を着用。
アトレチコのサポーターは、声と手拍子を最大限生かす応援なので、フットボールらしい雰囲気が出ていて好感。
先週の都農とは違う雰囲気の中で、選手入場(個人的には、どちらも好きです)
コイントスに勝ったアトレチコのキャプテン福元は、エンドチェンジを選択(2022年夏の競技規則で、コイントスに勝ったチームは、エンドとキックオフのどちらかを選べるようになりました)
前半は、どちらも応援エリアに向かって攻める構図。
アトレチコのゴールを守るディエゴ・ワシントンのデカさ(身長2m8cm)が目立ちます。
試合開始
この日懸念されたことは、主審が佐藤浩太さんだったこと
今年から1級となり、ウチにとっては初めての主審
アトレチコにとっては、波乱のダービー以来2か月ぶり(JFLで2か月しか当該チームの間隔が空かないのは珍しい)
その試合が荒れたこともあり、少し嫌な予感がありました
前半の最初は静かすぎる展開
サポートはしていますが、眠たくなりました
時間が経つにつれ、アトレチコのほうが狙い通りになってきます。
ウチは、左サイドからの攻撃が目立ち、深い位置で起点を作るため井上翔太郎、上松瑛が入れ替わりで裏を狙います。
それは良いのですが、ボランチのポジション取りがまずいケースを散見。
アトレチコは、そこを狙っていました。
まともにカウンターを喰らうシーンが2回ほどありました。福元が前を向いて仕掛けると、脅威。
被シュートの場面で、DFが体を寄せていたので大事(おおごと)には至らず。
前半に飲水タイムを経ても、流れは変わらず。ウチの攻撃も極端な左サイド一辺倒。
アトレチコは、マークを横にずらすのも上手く、決定機を作れません。
ブリオベッカのサポーターもチームコールを中心にサポートしますが、前半は抑えめ。
スコアレスで前半終了。
おれは、この日初めてサッカーを観に来たであろう観客のリアクションのほうも注目。
試合開始直後は、ディエゴ・ワシントンがゴールキックを蹴れば「おっー!!」という歓声が沸いたり、福元がPA近くでボールを持ったときの反応が特徴的。
2022年 鈴鹿の開幕戦を思い起こす光景でした。
アウェイ応援エリアで、サポーター同士で話したことは、
この試合は「我慢比べ」だということ。
変に焦ったり、むやみに攻勢を強めるのではなく、大きな流れが来るまで耐えましょう。と伝えました。
勝負の後半。
ウチは、攻撃の作戦を変更。
「栗田詩音の熱狂的ファンの親子連れ」の到着に合わせたかのように、極端に右サイドから攻略を図ります。
前半よりは眠くならない展開。
後半アタマから小島が入り、ポジショニングに疑問を持つ場面が少なくなります。
スコアレスの時間が長いのは、想定内。おれは、サポートをフルスロットルにしません。
後半15分ころから、アトレチコのファールが目立つようになりますが、アトレチコは攻勢を強めます。福元の惜しいシュートもありましたが、GK本吉が余裕のセーブ(佐藤主審はゴールキックの判定)。
後半飲水タイムの前にアトレチコが2人を代えたとき、ウチにとって最初の決定機。
右サイドで坂本が見事なつなぎから、PA内で決定的なシュート。ディエゴ・ワシントンのセーブ 直後にバー直撃のシュート。メインスタンドから、アトレチコが得点したかのような大歓声。
飲水タイム直後に、ウチが2人を交代。
徐々に慌ただしくなります。
後半30分ころには、アトレチコがGKのアクシデント(原因不明)を含め3人を交代。交代枠を使い切ります。ウチはまだ2回2人を残す状況。
それでも、ウチは動かず。橋本龍馬を中心として流動的に動いていました。
ジョニー(若杉)のスピードが活きる場面は少なかったですが、その周りは比較的ボールを動かせました。大崩れをする展開にはならず、手堅い試合運び。
後半40分ころ、試合が一時中断したとき、アトレチコのフィールドプレーヤー2人が、膝に手を当てている様子が見えました。明らかに疲弊。(ウチの選手は、そのような様子が見られず)
このタイミングで、サポートのギアを一段階上げました。
なのに、アトレチコが決定機。
アーリークロスに対し、ウチのマークは出来ていませんでしたが、シュートが強烈ではなく本吉がキャッチ。難を逃れます。
それでも、ウチは交代なし。2回2人を残す状況。気象条件が良いナイトゲームということもあり(WBGTが20に届かず、暑さ指数5段階のうち1番安全とされるレベル)、今出ている選手たちに期待。
作戦通り、右サイドを崩しにかかります。
後半ATに入るか入らないかの場面で、この試合のターニングポイントが訪れます。
PA内でウチの選手がボールを持ったとき、アトレチコの選手に倒されます。
主審の佐藤さんはPKの裁定。(伸ばした手がタッチラインと並行ではなかったので、遠い位置でも分かりました)
おれが「PKだ!!」と叫んでも、ウチのサポーターは大きいリアクションをせず。得点が入るまで冷静なツワモノたち。
でしたが、恐くて見ていられないサポーターもいました。すぐ横にある電光掲示板の裏に隠れる様子が微笑ましかったです。
PKの裁定が出てから、鈴鹿の選手がピッチ内で治療を受けたため、試合は一時中断。
隠れているサポーターが「長いよ!!」と言っていますが、おれは冷静に見届けるのみ。
このPKのキッカーは、東駿。
裁定が出て、3分以上経ってから再開。水を打ったような静けさの中、東が迷わず蹴りこみます。
そのゴールから遠いアウェイ応援エリアから見て、左のネットがわずかに揺れます。
しかし、ボールがポストに当たる音がして、メインスタンドから歓声が上がったので「外したのか!?」と思いました。
そう思ってから2秒後。ウチの選手がもの凄く喜んでいる様子が見えて、PKは成功したことが分かりました。
ブリオベッカ浦安・市川 後半ATに先制
(ボールがポストに当たる音がしたのは、ゴールネット奥の支柱に当たったため。東がいいコースに蹴りこんだ証拠)(メインスタンドから歓声が上がったのは、この日サッカー自体を初めて見る観客が多かったため。その観客にとっては、現地観戦で初めて見るゴールということ)
目の前では、GK本吉が座り込みながら高々とガッツボーズをしていました。
アウェイ応援エリアでは、半分かすれ声のエレクトリカルパレードをシャウト。すぐにチームコールを続けます。
アトレチコのロングボールを回収したら、相手陣地の角を目指すことを徹底。シュートを打たれることなく、最後のハードワークを続けます。
後半ATが10分近くになり主審の佐藤さんは長い笛を吹きます。
ブリオベッカが、1-0で勝利。

試合後
アウェイ応援エリアは、満足感で満たされていました。
選手・コーチ・スタッフは、メインスタンドへあいさつを済ませたのち、アウェイ応援エリアにもあいさつに来てくれました。
選手たちは、かなり近いところまで来てくれました(おれの経験では、過去2番目の近さ)。
充実したいい表情でした。
中には、おれの通称名を呼んでくれる選手もいました。北埜GKコーチは、握手を求めてくれました。
おれの存在によって大アウェイの雰囲気を変えることができたとは思っていませんが、サポーター冥利に尽きます。
「栗田詩音の熱狂的ファンの親子連れ」は、栗田詩音と記念撮影。その写真を撮っていたのは、ハードワークし続けていた寺田一貴。
その後、選手たちはハーフラインを越えたところで、相手サポーターにもあいさつ。ブリオベッカコールをしていただけたので、お返しのコールをします。
ウチのサポーターは、粛々と他のサポーターが掲げてくれた幕の撤収。
撤収しながら、ささやかに勝点3をゲットした喜びを噛み締めます。

このころには、アウェイ応援エリアにも運営の方がいて、スムースに退場できるよう配慮していただけました。
試合終了20分後には、白子駅に向かうシャトルバスが発車。
20時42分の急行名古屋行にギリギリ間に合いました。アトレチコの運営の良さに感服。
この日初めて来た観客によって、ストレスが掛かることのない配慮が、ピッチ内外で見て取れました。試合前から試合後までお祭り感が出ていたのは、鈴鹿を初めて見た2018年から変わっていません。個人的には嬉しかったです。
ウチもピッチ内外で、参考にできることは大いに見習い、地道な活動を継続しましょう。
パーパス実現に向けて、できることを着実に。
目の前の試合に集中。
では














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