浦安も季節が秋に移りゆく10月中旬
ブリオベッカ浦安・市川は、アウェイでのラインメール青森戦に臨みました。
試合開始まで
試合開始1時間前の正午
青い森鉄道 野内駅

(道中の寄り道は次回レポートに書きます)
野内駅は、青森駅(津軽藩)から15分 八戸駅(南部藩)から80分くらい掛かる無人駅
そこから無料シャトルバスでスタジアムへ


マイクロバスと大型観光バスの2台で回しているようでした。なかなか良い運営
野内駅から10分くらいで目的地の
カクヒログループアスレチックスタジアム 到着
数年前に完成したばかりのいいスタジアムです。


スタジアムに入ると、昨年よりも明らかに観客が多いです。


試合前のエキシヴィジョンマッチの影響もありそうです。ラインメールの応援に2,000人が駆け付けていました(エキシヴィジョンマッチと合わせると3,000人超え)
アウェイ ブリオベッカ浦安・市川を応援するファン・サポーターは20~30人ほど
そのうち ゴール裏でサポートをするのは10名足らず。
スタメンが大幅に変更となり、ピッチ内でのアップをよく観察する
のではなく
全社(全国社会人サッカー選手権大会)のライブ中継を観ていました。

おれ個人としては、試合中 特に後半40分以降に全力でサポートをすれば十分という考えを持っています。
ピッチ内アップが終了し、全社2回戦午前の部が終了
ブリオベッカ応援席はキックオフ10分前になり、やっと 目の前で行われる試合の話題に

選手入場の後、ピッチ内では青森県特産品の贈呈式や始球式
始球式は、マリンボブさんとマラドーナのモノマネ芸人さん
おれ個人としては、好きなキャラクターです
ですが、選手を立たせたまま長々と話のやりとり(選手入場前にやってほしいです)。おれは、アキレス腱を伸ばしたり、ストレッチをしていました。
そして、定刻1分遅れでキックオフ
試合開始
雨が降りそうで降らない空
20℃くらいの気温
選手にとっては走りやすい環境でしたが、ピッチはとてもスリッピー。散水しすぎ
しかも、先週土曜から今週火曜 ブリオベッカは単独チームとして国スポに出場した影響で、若手選手のほとんどは影響必至
しかし、ボランチの橋本龍馬とIJ(伊藤純也) シャドーの上松とジョニー(若杉)は未出場
その4人が躍動
前節には見られなかったボール奪取や相手のバイタルエリアでの良いポジショニングetc.
別のチームに見間違えるほどでした
守備では、ラインメールの攻撃の核であるペッサを危険な位置よりも低い場所に遠ざけることに成功
栗田詩音が効いていました
寺田一貴は前節よりも安定。菊地紘平や藤森隆汰は、攻守において思い切りの良さが出ていました。橋本龍馬&IJ効果
そして特筆すべきは
この日がブリオベッカの公式戦では初出場となる
ゴールキーパー 倉原將(くらはらしょう)
国スポで活躍した大卒ルーキー。この日は控えが本吉だったので 実力による選出
特に目を引いたのは、キックの質。本吉のキック精度も良いですが、倉原の場合は特に使い分けができていました。
ライナー性のもの と 放物線を描くような軌道
どちらのロングボールも精度が高かったです。ラインメールの廣末と比較しても全く見劣りしません。(本吉や天野は、別の長所があります)
キーパーの足元の技術が高く橋本龍馬も健在なので、DFラインが高い位置で安定しやすくなります。
(今のフットボールは、GKに足元の技術の高さまで求められるので酷ともいえます)
DFラインがある程度高くなると困るのは、相手チーム
ラインメールのDFがボールを持った時、ボールの出しどころが無くて困惑している様子ありあり。
(レイラックであれば、個人能力の高いFWをシンプルに生かす戦術 Hondaや枚方なら、パスワークで崩す長所がある)
ウチは、中盤でのボール奪取から超オーバーラップしていた藤森隆汰がシュートを打つシーンもありました
決めていればこのレポートのタイトルは「ストヤノフ 青森に降臨」でした
その直後、ウチは低い位置でビルドアップのミスがあり大ピンチ
ラインメールのFWがPA内でGK倉原と1 vs 1
心の中で「倉原頼む!!」と叫んだ瞬間、見事なセーブ
シュートを打たせる方向を誘導していたかのようなビッグセーブ
スタジアムの客席は、決定機を逸し落胆に包まれるのが分かりました。アウェイ応援席は「倉原」コールを絶叫
この日前半最大の見せ場の後は、淡々と時間が経過し前半終了
どちらの守備もブロックが堅く、主審の高橋睦さんも良かったので、おれにとってはストレスの少ない展開
ハーフタイムのアウェイ応援席の様子は説明不要
全社2回戦午後の部の途中経過を追っていました
その最中、ベンチには大きな動きがありました
躊躇なく選手を2人交代
後半開始
萩原大河と松山碧が送り込まれます。2人とも国スポ出場組
ブリオベッカは、サイドから崩す意図が明確になる一方、ロングボールを入れられたときの対応が不明瞭になっていました。
ウチがロングボールを競った後のセカンドボール奪取が悪くなり、この日2回目となる決定的なピンチを迎えます
この場面は、シュートを打たれる直前に、ボールをスライディングクリア 後で映像を確認したところジョニーの模様
この大ピンチの後は、萩原や松山が空中戦のボールに競り合う意識が強くなったように見えます。
身長が低くても、ボールに対し球際で泥臭く闘う。これこそが、ザ・ブリオベッカ。古参からすれば、代表格は山崎紘吉
攻撃的だとかボールポゼッションだとか相手PA侵入回数は、ブリオベッカの良さと何も関係もありません。
(気持ちが変に高ぶり過ぎると、前節のように 相手に逆を突かれるシーンが増えるので考え物ではあります)
全員の意思統一がなされ始めたころ、試合が動きます。
ブリオベッカは、右サイドから崩しにかかっていました。
栗田詩音 伊藤純也は、ポジショニングの良い代表格の選手ですが、IJからクロスが上がります。
ニアで囮になる動きをしていたのは、橋本龍馬
この動きが、ラインメールのDFの重心を崩すことに。
クロスはファーに上がります。そのまま ヘディングシュート するのではなく、競り勝つことを重視したクロス。
合わせたのは、左サイドの山崎広大。ボールを上手く落とします。
そのボールに速く反応したのは、東駿。
GK廣末の横をかすめて、豪快にネットを揺らします。
ブリオベッカ浦安・市川 先制
アウェイ応援席だけが盛り上がり、それ以外の2,000人は静まり返ります。
サポーターとして、とても気持ち良い瞬間。
得点を祝うエレクトリカルパレードをシャウト
ここで、殊勲の橋本龍馬に代わり坂本琉唯
ウチにとっては、飲水タイムが無かったことが功を奏したかもしれません
ラインメールは、戦術が徹底されていたかどうかあやふやな状況
後半25分ころにはIJに代わり小島樹
この時点で4人交代。そのうち2人はボランチ。珍しい形です
中盤の出来が良かった分だけ、消耗が激しかったのは事実
直後、栗田詩音に代わり、ブリオベッカ公式戦初出場となる豊島朱凌(とよしましゅり)
ブリオベッカのファン・サポーターは、このまま守り切るという意識が徐々に強くなります。
隙あらば「ブリオベッカ」コール
時間の経つのが遅く感じ始めます。
ラインメールは、75分ころに4名の交代を完了
ですが、意図がよく分かりません
中盤を崩したいのかロングボール一辺倒なのか
サイドを崩したいのは何となく分かりましたが、ストライカー有田光希は、ウチの徹底マークに在っています
ウチにとっては、被シュートの少ない展開。ボランチが代わっても、国スポ組が何人か出ていても、大きく劣勢になりません。運動量&集中力は素晴らしかったです
セットプレーのピンチになったとき、おれは目の前にいたラインメールの選手に向かって
「廣末上がれ!!チャンスだろ!!」と叫ぶ余裕もありました(?)
ウチが低い位置でボールを奪ったとき、繋ぐ意識があったのは成長したポイント。
ほんの少し 理想に近づいた感があります。
後半ATは3分
ずっとブリオベッカコール
コーナーキックのピンチを迎えたときは、何のためらいもなく廣末が最前線へ。
そのピンチもしのぎ、試合終了
ブリオベッカ浦安・市川が1-0で会心の勝利
試合終了後
ブリオベッカの選手・スタッフがあいさつに来てくれました。
みんながやりきった表情でした。特に、国スポ組
初出場となった倉原は、比較的落ち着いた雰囲気
デビュー戦が観客2,000人超えのロングアウェイ 相手は(ほぼ)首位 という状況下でウノゼロ勝利という結果にも関わらず
倉原自身も素晴らしいですが、北埜ゴールキーパーコーチの偉大さを改めて実感。ずっと浦安・市川にいてほしいです。
もう1人の初出場 豊島朱凌は少しはっちゃけていました
アウェイ応援席も、応援をやりきって満足感があふれていました
全社2回戦も、半ばどうでもよかったです
アウェイ ラインメール戦は5回目で初勝利
チームとしてもサポーターとしても「出し切りました」
しかし、ホームは2連敗中 アウェイは3連勝中 シーズン序盤とは完全に逆転現象が発生
(ここからは個人的意見)
ホームで連敗しているチームが、アウェイで連勝というのは異常
「スポンサーの方」や「ホームだけ来るファン・サポーター」は
この試合に勝てば、上の〇〇の位置に行ける なんて甘っちょろい考えを持つ人が多いイメージです。残念ながら、順位表を見て一喜一憂する人もいるでしょう
ここ数年のおれは、そんな考えを持たず (現地に行けるときは)辻秀一先生が言うところの「今ここ」次の一瞬 次のワンプレーのサポートに集中しているつもりです。
しかし、ホームゲームでは、甘っちょろい考えを持つ人が多く ピッチ内に伝染し ふわっとしている印象を受けます。
そんな考えを持たず、地道な努力を継続していきましょう。
(おれ自身は現地に行ける回数は少なくなりますが)ファン・サポーターは、パーパス実現に向けて できる範囲で選手をサポートしていきましょう。選手は、この日 や アウェイ・ミネベアミツミ戦のように ワンプレーワンプレーにおいて、ハードワークし続けてほしい です。
では
















コメントを残す