1週間後、地域CLが始まります。
私が熱狂的に応援しているブリオベッカ浦安は勝点1の差で、出場を逃しました。
なおかつ、1次ラウンドは無観客となり、一層残念に思います。
しかし、出場するチームの中でも、コバルトーレ女川には躍進を期待しています。
今年3月の女川訪問
関東のメディアが「震災10年」を謳いはじめたころ、東北の海沿いへ向かいました。
(実は、年1回くらいのペースで三陸を訪問しています)。
3月9日の晩、本塩釜から汽船に乗り、浦戸諸島の寒風沢島にある民宿に宿泊。
翌日、塩釜市街に戻ったところでレンタカーを借り、シーパルピア女川には昼ころの到着。
商店街の中でも、海産物を扱う食堂は、観光客でにぎわっていました。
シーパルピア女川 を過ぎてすぐの場所には、震災遺構も残されています。
周辺が嵩上げしたこともあり、明らかに異質な空間でした。
商店街に戻ると、その隅っこにコバルトーレ女川の球団事務所があることを知り、とりあえず向かいます。
運よく中に関係者がいたので、グッズを購入するため(1,000円ちょいですが)、声をかけてみます。
おれが浦安ファンであることを伝えると、喜んでいただけました。
浦安の村田コーチは、以前コバルトーレの監督を務めていたり、
現在コバルトーレで活躍している野口龍也と今部勇太は、ブリオベッカに所属していた経験があります。
「今部勇太は、明るくサッカーしていますか?」と伺ったところ、
「新加入ながら、早くもチームに溶け込んでいる」との返事をいただきました。
強みである個性は変わっていないようで、何よりです。
野口龍也については、新加入後リーグ戦開幕前に移籍したので、残念ながら何も聞けずじまい。
続いて、商店街の中にある書店に立ち寄ります。
コバルトーレの現状(過去のJFL時代や地域CLとか)もよく把握されており、
「浦安でブリオベッカの話題をして、このように盛り上がれることは、ほとんどない」と思うと、寂しい気持ちになりました。
待望の新スタジアム
この商店街から1kmしか離れていないところに、新スタジアムが完成しました(現在)。
おれが訪れたときは完成前なので、重機もあります。
建設中の新スタジアムを訪ねるのも、オツなもの。
女川町の経済規模は、全国リーグよりも地域リーグが妥当なのに、不釣り合いな規模に見えます。
しかし、地域密着の観点から見れば、JFL以上のカテゴリーが妥当です。
私自身はここ数年、南三陸(歌津や志津川)や気仙沼を何回か訪れています。
スポーツに興味がある人に、ブリオベッカの立ち位置を説明する際、コバルトーレの名前を出すと話がとても通じやすくなります。
(余談ですが、ブリオベッカを簡単に紹介するときは、「べか彦」と「ベカスタ(舞浜)」の話だけしかしません)
コバルトーレに期待していること
「町はがれきで埋め尽くされた状態(コバルトーレ公式HP クラブ情報のヒストリー より)」から10年ちょっとで新スタジアム完成。
この話を聞いて、広島市民球場を連想しました。
(原爆が投下された昭和20年から12年後の昭和32年に完成)(立地は爆心地のすぐ近く)
当時のカープほどの熱狂を起こそうとするのは、「絵に描いた餅」だと思います。
それでも、コバルトーレは、地域に浸透し始めたクラブなので、JFLやJ3で活動できるイメージは想像できます。
個人的に好きな三陸地方から、全国の舞台で活動し続けるサッカークラブが出てくることを、ひそかに期待しています。