ホーム最終戦とは思えない試合内容 ブリオベッカ vs ティアモ枚方

2024年のJFLも残り2試合

ブリオベッカは、ホーム最終戦を柏の葉公園総合競技場で開催。

対戦相手は、ティアモ枚方でした。

スタジアム到着

事前の横断幕掲出時間の前に到着。

1週間前のような「ややビッグゲーム」ではないため、この時間帯の観客は、両チームの声出しサポーターしかいませんでした。

しかし、お互いに話は盛り上がりました。

ティアモ枚方のサポーターは、おもろい。という表現がしっくりきます。チームの近況報告やプロ野球の話から大阪の日常会話まで、話題は多岐にわたりました。

事前横断幕掲出の時間となり、両チームとも幕を掲出。

13時のキックオフの1時間半前(11時30分)に開門。

いつも通り、スタジアムグルメを堪能。先週の試合は例外。

オルハ さんの ジャークチキン と

ざるや さんの 牛もつ煮込み

ヤマグチクレーブさんは、猫実に店を開いてくれたので月イチは食べに行ってます。

11月とは思えない まるで5月みたいな陽気だったので、外で食べるのも快適でした。

ビールを飲みたくなる環境でしたが、自重。

(ホーム最終戦でべか彦は多忙だったため、おれがふれ合うのも自重。他のファン・サポーターは、ふれ合っていました)

グッズ売り場を遠目から見ると、1枚100円の選手カードを引くファンが続出。

べか彦フード付きタオルは、この日から新発売。それを売り場で着用する選手は、かわいらしさがありました。宣伝効果バッチリ。試合では、チームで最も代えが効かない選手の1人ですが。

ピッチ上では、ウォーミングアップが始まっていました。風もなく陽気な気候だったので、スタンドはまったりした空気。

ピッチ内アップ後は、ベンチ外選手へのインタビュー。その間、おれはシャボン玉スティックを、子どもたちに貸し出します。

選手入場直前には、いつも通り客席に向かって演説をしました。「声と手拍子」のフレーズは、いつも通り強調。

試合開始

ティアモの出足が良かったです。

ブリオベッカの守備は、少し後手に回りましたが、決定機はさほど作らせませんでした。

しかし、ボールを高い位置で奪えません。峯が自陣PA近くでボールを奪うシーンが何回もあり、守攻の切り替えはとても遅く、攻撃は単調でした。ウィングバックがクロスを上げられる体勢になっても、中を固められてシュートできるイメージが湧きません。

時間が経つにつれて、完全に受け身に回ります。

6月のアウェイゲームは完勝で、枚方が「今日は、これぐらいに しといたるわ」と言うような内容だったらしい(浦安三社祭のため行かず)ですが、この日は全く別。

前半でチャンスらしい場面は、ジョニー(若杉)が上げたクロスに、大外からヘディングで折り返せたとき。ほとんどパスコースを読まれる展開。

守備に回るときは、枚方の中盤のアイデア&技術に翻弄されていました。枚方は中盤でボールを持ったとき、ボールを持っていない選手の動きが多彩。どこかのチームのように、複数人が同じような角度で動き出すことはしません。中盤のパス回しやアイデアだけでいえば、JFL屈指と言えます。

ウチのサポーターは、ボールを奪ったとき、ラストパスが「惜しくも」つながらなかったときは、声や手拍子のサポートが心強かったです。

枚方のサポーターは、リズミカルに鳴り物を叩き、声によるサポートもカッコよかったです。拡声器や(不相応な)旗etc.を使わないシンプルな応援でしたが、好きなスタイルです。

声出しサポーターが100人もいないのに応援で拡声器を使ったり、不相応な応援アイテムを使うと、他のサポーターから「自己顕示欲が強いだけの人」と思われがち。

話が逸れましたが、前半はスコアレスで折り返します。

ハーフタイムは、べか彦&ブルーキャッツのダンスショー。

今年最後だったので、少し寂しかったです。

後半開始

勝負の後半。

選手交代はなかったですが、試合内容は少し変化。

ブリオベッカは、前線の東駿や林容平にボールを入れるタイミングが早かったです。ティアモのセンターバックは、栃木Cと比べたら対人能力は劣りますが、簡単に前を向けません。ウィングは、サイドに張る意識が強すぎるように見えました。

ティアモは、ウチのセンターバックとウィングバックの間にボールを入れるパスが増加。前半と違い、中央突破の回数は減少。それは、他チームでもやっていることです。違うのは、そこに入るボールが何パターンもあったこと。ブリオベッカのDFラインと中盤の距離感が、間延びし始めます。上松と橋本龍馬が入り、攻撃ではアタッキングサード(ピッチの全長を3分割したときに、相手ゴールに一番近いエリア)で前を向けるシーンが出始めたものの 守備は変わらず。

結果、中盤のスペースを使われ、決定的なスルーパスへの対応がまずく、PKを献上。

このPKを決められて失点。ティアモのサポーターは、大歓声。

失点直後、山崎広大と井上翔太郎が送り込まれます。しかし、ティアモは中を固めていて、攻撃は、サイドからのクロス一辺倒。

ブリオベッカは、PAにクロスを入れることはできますが、ことごとく跳ね返されます。もう二つ工夫してほしいところ。↓のようなバケモンがいれば、どんどんクロスを送り込むべきですが、今のブリオベッカには「DFのマークがついていてGKもいるのに、PA外からヘディングシュートを決められるストライカー」はいません。(この文面は、今シーズン3回書いています)

中を固められているのでミドルシュートを打つのはいいですが、ティアモの守備陣に跳ね返され、被カウンターとなる場面が何回もありました。ことごとく本吉がファインセーブで切る抜けます。

その度に、スタンドは沸きましたが、おれはサポートしながらも少々イラついていました。

GK本吉が横っ飛びするのは幾度もありましたが、ティアモのGK黒川が横っ飛びすることは、ほとんど無かったからです。これは、ティアモが決定的なシュートを打てていて、ウチはそんなシュートを打てない証拠。ティアモの一体感は見事でした。

ホーム最終戦なので、サポートが弱まることはなかったですが、選手の気持ちは空回り。

結果は、0-1で敗戦。完敗。

試合終了後

試合が終わり、センターサークル付近で整列する前に、おれはコンコースへ向かいます。

観戦していただいたファン・サポーターに、来場してくれたお礼を言うためです。

〇年前に爽やかさを無くしたおれですが、「ありがとうございました」と言いたい気持ちが強かったです。この日は、ホーム最終戦のためセレモニーや(サポーターやスポンサーさまとの)集合写真があり、べか彦や選手によるお見送りは、1時間待つ必要がありました。

(仕方ないことですが)セレモニーが終わるまでにスタジアムを出た観客に対してお礼の言葉を言えたのは、おれだけ。ホームゲーム最終戦に来た観客に対し、誰もお礼の言葉を掛けない事態だけは避けたかったです。

なので、セレモニーの様子は一切分かりません。

1時間ほど経ってから、べか彦や選手によるお見送りが行われました。酷い試合後とは思えないほど、暖かな雰囲気。この前後に、いろんな方から声を掛けてもらいました。いつもありがとうございます。

少し幸せな気分になってから、柏の葉公園総合競技場を後にしました。

今年のチームに言いたいこと今年の運営・広報に言いたいことはありますが、それはまた次の機会に。

リーグ最終戦は、宮崎での開催。一応、おれは行きます。

では。