イライラ募るスコアレス VONDSvsブリオベッカ

梅雨真っ只中の7月の日曜日。

ブリオベッカは、アウェイでVONDS市原との一戦を迎えました。

試合会場のある市原緑地運動公園は、とても賑わっていました。

高校野球の観客で。

夏の千葉県予選は2年ぶりの開催となり、野球場は大賑わい。

片や。サッカーが行われる陸上競技場は、キックオフ1時間前に開門しても観客はまばらです。

メインスタンド最上段の雨がしのげるスペースに、お客さんが集まっていました。

開放されていないゴール裏を見ると、球団関係者が「寄付幕」を掲出済でした。

試合中に理解不能な選手交代があった場合は、↑の左にある弾幕を剥がして、即退出します。

ほどなくして、ピッチ内練習が始まります。

キックオフが近くなるにつれて、観客は増え始めます。しかし、おれ自身はどこか「気の抜けたような」気分でした。

2位vs3位の試合です。ブリオベッカは全社出場権がないため、リーグ優勝しなければ昇格への道は断たれます。(VONDSは百年構想クラブなので、2位であれば、地域CLへ出場)

この時点で、首位栃木シティとブリオベッカの勝点差は2。ただし、栃木シティは未消化の試合が1つ多く(下位チームとの対戦)、実質的な勝点差(以下、実質勝点差)は5です。

選手入場を迎えても、おれの頭の中は気が抜けていました。しかし、コイントスの光景を見ていて「ある程度」参戦モードになりました。

試合は、浦安がボールを保持する時間が長かったです。

VONDSのプレスが弱いように見えました。

今季初スタメンの林容平が起点となり、シュートで終わるシーンも何回かありました。

攻撃のリズムが良いのは、最終ラインが安定していたからです。

例年だと、VONDSの強力FWに手を焼き、攻撃に厚みがありませんでした。

しかし、今年の最終ラインには西袋(VONDSから移籍)がいます。

さらに、右SBに入った大卒ルーキーの加藤 大育(かとう だいすけ)の出来が良かったです。

1vs1の勝負で粘り、与えてはいけないファールをすることもありません。運動量があり、富塚との連携も良好でした。

富塚が左足でいいミドルシュートを打つ場面もありましたが、それも加藤の安定感があるからこそ。

先制ゴールを取れる試合内容でしたが、スコアレスで折り返します。

迎えた後半。ブリオベッカは、前半と変わらぬ内容で攻勢に出ます。

平常時であれば、子どもたちと一緒に応援できるのですが

バー直撃のヘディングシュートもありましたが、先制点を奪えません。

(シュートがバーやポストに直撃したとき、悲鳴を上げて応援を止めるファンも多いです。しかし、チャンスは残っているので、続けて応援しましょう)

後半10分以降、選手数名の運動量が落ち始めます。

後半に1回だけある給水タイムになっても、都並監督は選手を交代させません。

このとき、「都並監督は、未明のEUROの解説仕事でお疲れかも」と思いました。

最初の交代は、大ベテランの秋葉勇志。ハードワークを続けていましたが、後半30分まで引っ張りました(運動の量、質ともにトップクラスの伊川なら、この時間帯まで出場させても、理解できます)。

2回目の交代は、ケガから復帰して間もない林容平。後半半ばから、ポストプレーは機能していないにも関わらず、後半39分まで出場。

書くまでもなく、秋葉や林容平は、我慢して育てるという選手ではありません。

運動量が落ちているのは明らかだったので、1回目も2回目も、交代を15分~20分ずつ早くしてほしかったです。

2回目の交代からわずか2分後。ブリオベッカは3回目の交代。

上松瑛がアウト。

この交代をしたとき、おれは「都並が寝不足」と断定しました。

昨シーズンと今シーズン、交代選手は5名まで認められていますが、交代できるタイミングは3回までです(後半開始時除く)。

上松瑛はチーム2回目の交代をする数分前に、接触プレーで脚を痛めています。

なのに、2回目の交代ではなく、直後に1人だけ交代。

交代回数の無駄づかいです。

中盤でゲームメイクができるMF伊藤純也 や 高さのあるFW村上弘有を出場させることなく、交代回数を使い切ってしまいました(今年のVONDSは西袋も峯もいないので、セットプレーから得点できるチャンスは大いにあります)。

選手を複数人交代させても、ポジションを大幅に変えなければ、守備のバランスが大きく崩れることはないはず。CBの西袋と山崎、「浦安の明神に近い存在」橋本龍馬が健在なのは、頼もしいです。

残念ながら、このまま試合終了。ブリオベッカにとっても、VONDSにとっても痛いスコアレスドローで終わりました。

とりわけ、試合内容が良かったブリオベッカにとって、勝点3が取れなかったのはキツいです。

↓の動画を観たときくらい、「都並は何をやってんだ」と言いたかったですが、そそくさと市原から引き揚げました。

前半最後の試合となる次節は、アウェイで栃木シティ戦です。

首位・栃木シティとの実質勝点差は4ですが、都並監督が寝不足で迷いのある采配(スタメンの選定含む)をしたら、実質勝点差7で前半を折り返す事態になります。

VONDS戦の試合内容は良かったので、ブリオベッカの選手は、自信をもって栃木に乗り込んでほしいです。