応援の原点を思い出させてくれました 関東リーグ1部 ジョイフル本田つくばFC vs 川向こう

ブリオベッカの試合が引き分けに終わったムカつきが治まらないまま、レンタカーでつくばへ向かいました。

セキショウ・チャレンジスタジアム到着

(高速料金をケチるため)常磐道 茨城県最初のインター 谷和原ICから車で1時間弱。

つくば市のセキショウ・チャレンジスタジアムに到着。

この日は、親子連れを対象とした明治安田生命プレゼンツのサッカーイベントがあり、駐車場が大混雑。奥にある芝生スペースのところに車を停めます。

要所要所には誘導員の方がいて、芝生スペースにもディスクマーカーコーンで駐車区画がされていたので、スムースでした。

選手入場の直後に、スタンドへ入ります。

昨年から人工芝が改装され、より魅力的なスタジアムになりました。

サッカーイベントが行われたことで、観客が入れるバックスタンドはほぼ満員。

JFLでも(地元メディアに多く取り上げられる球団除き)あまりない1,000人オーバーの観衆が集まる中で、試合開始

前半

選手層を比較すれば当然とはいえ、(旧江戸川の右岸にある)川向こうのチームがボールを握る展開となります。FWの清水光や1列後ろの若杉は、つくばのマークが徹底されていました。

批判される書き方かもしれませんが、しばらくJFLを観てから関東リーグを観ると、どうしても両チームの寄せが甘いように感じます。川向こうが バイタルエリアで ボールホルダーが前を向くシーンが多く、つくばからすれば ヒヤヒヤの展開。

つくばは左サイドからの個人技でチャンスを作りかけます。それでも、川向こうが試合の流れを引き寄せた

かに思われた前半20分ころ、つくばが先制点をあげます。

敵陣やや右サイドでドリブルを開始したつくばの鍬田(くわた)。視野が広く、絶妙なスルーパスを送ります。信じて走りこんでいたFWの恩塚がゴールを決めました。

1,000人を超える観客が、大いに沸き立ちます。

しかしこの先制点以降、川向こうがさらに決定機を増やします。

そこに立ちはだかったのは、つくばのGK阿久津。1vs1のピンチを幾度となくビッグセーブし続け、つくば応援席を盛り上げます。「阿久津」コールは、かなりの音量でした。

つくばからすれば、我慢・辛抱の展開でしたが、何とか持ちこたえて、前半を1点リードで折り返します。

勝負の後半

つくばは、ポジションの修正を行い、前半よりも被シュートの機会は少なくなりました。攻撃では、相手ボランチのスペースを使った攻撃が機能しはじめ、目の前のゴールにぶち込むことを期待するつくばのファン・サポーターの期待が高まります。

つくばのキャプテンピッチ中央にいる 鈴木龍之介は落ち着いていて、攻め急ぎ過ぎないよう落ち着いたポジション取りとパス回しができていました(攻め急ぎ過ぎると、オープンな展開になりがち)。

つくばの攻撃に対し、川向こうの守備の対応が少し後手に回る中、試合の流れを左右するプレーが生まれます。

つくばの左サイドの甲高が相手PA内で前を向いて、ラストパスを出したとき、川向こうのDFがスライディングした手に当たりハンド。これを見逃さなかった主審は、つくばにPKを与えます。

このPKは、鈴木龍之介が決めて得点。2点リード。つくば応援席は、この日1番の盛り上がりでした。

2点差になってからは、川向こうの攻撃が少し活性化し、PA至近でFKのチャンスもありました。しかし、得点はならず。

おれは、試合前やハーフタイムに大賑わいだったイベントスペースに顔を出します。

こちらのスペースでも、子どもたちが歓声を上げていました。

おれとしては、つくばの運営に感心していました(案内の分かりやすさとか、グッズ商品の品ぞろえの見やすさとか)

バックスタンドの観客席に戻ったおれは、スタジアムグルメの小籠包を食べながら、ピッチ至近の試合観戦を楽しみました。

つくばも川向こうも、得点のチャンスはありましたが、スコアは変わらず試合終了。

ジョイフル本田つくばFCが2-0で勝利しました。

試合後

つくばFCは、試合後 客席に向かい 監督やキャプテン(とマンオブザマッチ)がマイクで話すことが慣例となっています。

この日のマンオブザマッチは、当然のごとくGKの阿久津。ビッグセーブ連発で観客を盛り上げつつ完封勝利に貢献。

インタビューが終わった後は、ファン・サポーターが最前列へ出て、選手とハイタッチ。

おれは1列後ろで拍手しながらその様子を観ていましたが、ファンの子どもたちも選手の笑顔も素晴らしかったです。

https://twitter.com/ms_akko/status/1672640480235106304

試合中・試合後の流れを見て感じたのは、つくばFCの選手は好青年が非常に多いことです。

今のブリオベッカには、つくばFCに在籍していた選手が何人かいますが、その選手は「おれが恐縮するくらい」礼儀正しいです。礼儀正しすぎるくらいです。

つくばの試合に来た子どもたちのファンは、ほとんどが招待されたはずですが、サッカーを観る楽しさも覚えていってほしいです。

おれ自身も、「ブリオベッカトップチームをサポート」したいと思った「当時の原点」を思い返すことができました。昨日は、セキショウ・チャレンジスタジアムでいい試合を観られて本当によかったです。では。