村田達哉コーチが本領を発揮し始めた ブリオベッカvsヴェルスパ大分

大分スポーツ公園サッカー場A(現 レゾナックサッカー場A)

このスタジアムで行われた2017年のJFL開幕戦で降格が内定したとき、この場所を再び訪れる日が来るとは想像できませんでした。

開門~試合開始

レゾナックサッカー場A には、キックオフ1時間半前の開門時刻に到着。

6年前の開幕戦を観てスタジアムを後にするとき「ブリオベッカは99.9%降格するはず。もう二度と来ることはないだろう。」と思っていたので、何だか不思議な気分でした。

スタジアムの外観は特に変わっていませんが、スタグル(スタジアムグルメ)の種類は大幅に増えていました。

おれは、楽四季舎さんの和菓子を購入。

ここで、忘れていた全国リーグの洗礼を受けることに。

あんこ餅を購入するときの会話を再現すると

おれ(以下、お)「何か大分名物のお菓子はありますか?」

楽四季舎(以下、楽)「お兄さんは遠くから来たの?」

お「この試合のために、飛行機で大分へ来ました」

楽「相手チームの応援で来たの?」

お「はい。そうです。」

楽「え!うらわから来たの?」

お「(優しいウソで)はい。うらわから来ました」

楽「遠くからありがとうね。住んでいるのもうらわなの?」

お「はい。浦和市から来ました!」

楽「本当に熱心ですね。楽しい思い出をつくってくださいね。」

お「はい!ありがとうございます!」

といわけで、おいしい和菓子と、お土産(いもまんじゅうの真ん中につぶあんが混ざっているもの。温めるとよりおいしいです)を購入。パンも売っていました。

注意.おいしいスタジアムグルメを売っているお姉さんから「浦和」と言われるのは、特に問題ありません。しかし、(大分ではない)某アウェイゲームで、サポーター代表から初対面で「浦和から来たみなさん」と言われたときは、内心「●ち●らすぞ」と怒りました(実話)。

その後、スタメンを確認。

昨シーズンのプレーオフ(全社と地域CL)でMVPだった伊川 拓がベンチ外。ロンドンへの直行便に搭乗した等の情報はないので、ケガが予想されます。

ここに来て、半ば野戦病院化している状況になってしまいました。登録している選手を多くしたことが功を奏した格好です。

その他の特記事項として、ベンチ入りが7人いることも挙げられます(以前のJFL昇格時、最初の遠距離アウェイはベンチ入りが5人だけでした)。

そして、選手入場。ブリオベッカの声出しファンは、選手一通りのコールをして、キックオフを迎えました。

前半

立ち上がりは、極端に自陣で引きこもるサッカーをさせられました

ブリオベッカは、5バックの形になっていましたが、全く攻撃ができません。

声出しファンが、ビルトアップの太鼓を最初に入れたのは、前半16分でした。

その攻撃も単発で終わり、ひたすら守備に追われます。

そして、あっという間に2点を取られます。ヴェルスパの意思統一された攻撃が見事でした。この時間帯、村越健太の声(要求)がピッチに響きます。

2点を先制されたとき、ブリオベッカは選手が自主的に円陣を組み、立て直しを図ります。

その直後、村越健太がバイタルでボールを受け、いい形で攻撃が始まったと思ったら、PAに入る直前にシュート。これが見事に決まり、移籍加入後初ゴール。声出しファンは、大分でエレクトリカルパレードをシャウトし、村越コールを絶叫。

この時間帯以降、多少は試合内容が良くなったものの、スコアは変わらず前半終了。ブリオベッカは1点ビハインドで折り返します。

後半

後半開始直前 おれは、間の前のゴールマウスを守るヴェルスパ大分のゴールキーパーに 「(6年ぶりの再会に)姫野選手、お久しぶりです!」と叫んだら、 頭の上で2回拍手してくれました。 嬉しかったです。姫野昂志選手は、大卒でヴェルスパ大分一筋11年目。JFL237試合に出場。ベストイレブン1回受賞。十分な実績のあるキーパーです。

しかし、ブリオベッカが攻勢に出ます。前半とは全く違うサッカーになっていました。

前半途中から4バックでしたが、選手のボールを受ける動き・引き出す動きが良かったです。

サイドに張っていたはずの選手が中央に切れ込んで、バイタルからシュートを打つシーンが何回かありました。開幕戦で降格内定した当時は、監督が「ろうか!!」と叫ぶ戦術だったので、隔世の感があります。

ハーフタイムのロッカールームで何があったか分かりませんが、攻撃の戦術を司る村田達哉コーチが本領を発揮し始めたことは確かです。

最前列に人数が揃わないのも、特長的でした。(ラストパスが入る状況以外で最前線に何人もいると、守備側は対応しやすい)

途中出場で左利きの小泉隆斗が右サイドに入るなど、今まで見たことがない戦術です。

(メインスタンドにいるヴェルスパのファン・サポーターに、イケメンをよく見てもらうサービスだったかもしれません)

いい流れのどさくさに紛れて(?)おれは、あるコールを試験導入します。

守備でも戦い続けてほしい意味を込めて、「Fight! On! Becca!」コールを始めました。

このコールを試験導入したのは、声出しファンの人数が少なく、カモン浦安を入れづらいこともありました。

惜しいシュートが続く展開に、多少やきもきしましたが、スコアは動かず。ヴェルスパの見事なカウンターを喰らうシーンもありましたが、ゴールは許しません。

後半は、時間の経つのがあっという間に感じます。後半40分ころから強引に「カモン浦安」コールを始めるも、ピッチ内に波及することはなく、このまま試合終了。ブリオベッカは1-2で敗戦となりました。

試合終了後

試合後、選手たちはあいさつに来てくれましたが、特に声は掛けませんでした。

昨年の地域CL(地決)沖縄SV戦のレポートでも書きましたが、決定機を外すのは全く問題ありません。しかし、外したことで下を向いたり、シュートチャンスがあるのに打たなかったら、批判します。育成組織の選手の手本にはできないからです。

なので、ヴェルスパ相手の敗戦は引きずらずに、今週末来週末に向けて、メンタル面でもいい準備をしていほしいです。

おれは、来週末の決戦に向けて切り替えるべく、

別府駅近の共同湯(温泉)に浸かり、

(写真に写っているのは、別府市の広報です。とても大きくヴェルスパが取り上げられています。)

在来線特急に乗車し、短時間で博多の麺類を味わってから、航空機に搭乗。

この試合で2得点を決めたヴェルスパの半田航也選手(ブラウブリッツ秋田から期限付き移籍)に対し心の中で「バカヤロー」と叫びながら。

現在のおれは、来週末の国立に向けて切り替え完了しました。

今週末のホームゲーム おれは行けませんが、観戦できる浦安ファンは、どんな結果でも楽しみながら応援してほしいです。

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