ブリオベッカ浦安 リーグ戦9試合で勝点20

2019年にブリオベッカ浦安がリーグ戦で得た勝点を覚えている人はいますか?

リーグ戦18試合で勝点24でした(J1の34試合換算だと45 J2の42試合換算だと56)。

今年は、リーグ戦9試合で勝点20です(J1の34試合換算だと75 J2の42試合換算だと93)。

今年の場合は、大会方式が大幅に異なるとはいえ、チームに地力がついてきたことは確かでしょう。

強くなった要因を、私なりに考えると…

1.センターラインが強化された

 シーズン長期中断中のブログにも書きましたが、浦安が強かった時は、センターラインの選手たちの能力が、とても高かったです。

今シーズンは、センターラインの能力が、強かったころに匹敵していたと思います。

山崎 紘吉は、「浦安の侍」の異名通り、粘り強く戦う守備を見せています。

村田 翔は、後方でバランスを取りながら、守備でも奮闘。

橋本 龍馬は、vs VONDS市原の試合で、MOM級の大活躍(決勝点の場面では、相手のプレスをキレイに交わしてサイドへ展開。敵陣へ上がり、サイドからのボールを受けて、見事なアシストを決めた)。

 他にも、笠松や長田、篠田etc.

 このような選手たちがいれば、サイドの選手は、攻撃を重視したポジションを取れます。

2.小島 樹が生きる連携

 開幕前の順位予想にも書きましたが、小島 樹への徹底マークは予想できたので、周辺の選手の連携が、重要になると考えていました。

 順位予想を書いた直後のリーグ開幕戦。

 スタメンの11人を見た瞬間、ガッツポーズしました。小島 樹の能力が最大限生かせると思ったからです。結果、開幕ダッシュに成功。

 小島は得点・アシストの数こそ期待外れでしたが、ピッチに立つだけで、ある程度の貢献はしています。

 vsつくばの決勝点vsVONDS市原の先制点の場面では、相手守備陣数人が、小島へのケアに気を取られていたとき、裏を取るパスが通っています(注.常に裏を狙うと、逆効果です)。

 とある試合のリスタートのシーンで、小島の推進力を全く生かそうとしない選手に対して、私は本気の舌打ちをしてしまいました。録画中継なのに。

3.有望な若手選手の加入

 昨年末に、丸山晃生と、植田・田口・ゴッツが退団したときは、選手層の薄さを懸念していました。

 しかし、能力があり向上心のある選手に加入していただき、誰かがケガや出場停止で欠けても、一体感のあるサッカーを観ることができます。

 元Jリーガーは、ほとんどいないくても何ら問題ありません。有望な若手選手が加入したいと思わせる環境つくりだけは怠らないでほしいです。

4.監督の成長

 環境つくりも、若手選手が成長するも、監督の裁量が大きいです。

 監督に就任した直後の昨年春は、ケガ人が多発し、リーグ戦初勝利は第6節まで待ちました。

 今年は、調整不足が懸念されましたが、選手に合わせた指導をしていただき、ピッチ上で躍動。

 肝心の采配も、特段おかしいところはありませんでした(vsVONDSで、交代カードを1枚しか切らなかったときは、驚きました)。

 後半ATの失点で、勝点を落とす試合も2試合ありましたが、個人的には許容範囲です。

 勝負に出るとき(vs栃木シティで、前線の3人を全員交代)、慎重になるときの見極めが上手でした。

 最後に

 今年のリーグ戦は試合放映を観ていて、本当に飽きなかったです。

 地域CLまで1カ月ありますが、「チーム活動を再開したときの喜び」を忘れずに成長し続けてほしいです。