マナビス宮崎支社のみなさんが恐ろしくなってきた JFL今期最終節 ミネベアミツミ vs ブリオベッカ

晩秋の空気に包まれ、イチョウの木が色づいた浦安市

そのホームから遠く離れたロングアウェイで最終節を迎えました。

ホームのファン・サポーターは全力のサポートをしたにも関わらず、またしても魔物が出現しました。

(道中記が長いので、観戦記だけを見たい方は「スタジアム到着」の項目をクリックしてください)

試合前日 宮崎到着

すぐに、宮崎空港駅から鉄道に乗車。

南宮崎駅からは、気動車で西へ移動。

青井岳周辺は、ディーゼルエンジンがうなりをあげます。のどか。

都城駅でも乗り換えて、そこから1駅。

西都城駅から徒歩数分。

強烈な思い出のある場所に到着。

幸福温泉。前回は日帰り入浴でしたが、今回は宿泊。男一人旅にとって、ベストに近い簡易さ&風呂です。

2年前の鹿児島県志布志全社の思い出地は、他にもあります。

↓の店は、店主さんが以前 浦安市内で働いていたことが発覚。さらに常連さんと北九州話で盛り上がりました。前回来たときは、もう1人のサポーターと一緒でしたが、食事の最中「うめぇ」しか言わなかった記憶があります。

宿へ戻る前には、近くの店でテイクアウト

宿で豪華な弁当を食べ、風呂場ではいろんな感情が巻き起こりました。

部屋に帰ってからは熟睡。

翌日(試合当日)

スタジアムの近い駅に着いて、徒歩10分ちょい

サーフィンショップに到着。

人生2回目のサーフィンに挑戦。インストラクターに教わりながらでしたが、うまくいきません。

それでも、宮崎の海を堪能できたので、それなりに楽しかったです。

(参考までに、最初のサーフィンは今年3月の沖縄。インスタには書いています)

試合でサポートする前なのに、体力を消耗して腹ペコになってスタジアムへ向かいます。

スタジアムがある運動公園には、バスがズラリ。

ミネベアミツミの応援用 ではなく、プロゴルフツアーの観客向けシャトルバス。

シャトルバスの駐車場では、九州各地のナンバープレートを確認。ゴルフ人気を思い知りました。

巨人軍や侍JAPANのキャンプが行われる大きい野球場を横目に見て、めちゃデカい運動公園を歩きます。

そして、目的地 ひなた陸上競技場 に到着。

スタジアム到着

13時キックオフの1時間半前に到着。開門は、まだでした。

浦安ファンが何人も来ていたので、お互いに「よく宮崎市まで来ましたね」とあいさつ。

波の高い海にいたので、スタジアムグルメをたくさん食べる予定でしたが、急きょ出店が取りやめになっていました。

開門となり、腹が減り過ぎた状態でゲートをくぐります。

立派なスタンドですが、ナイター設備はなし。

グッズ売り場は、シンプルでした。

ピッチ内練習が始まったころ、のどかだったブリオベッカ応援席が賑やかに。

最強レベルのサポーター マナビス宮崎支社のみなさん が到着。

昨年と同じように、小さいボンボンを手首につけ(声出しの分もありました)

ペットボトル容器に、球を入れて鳴らすグッズを手作りしていたのも、昨年と同じ。

さらに、声出しの分のおにぎりをいただきました。しかも、サポートをする前に食べる適量&ちょうどよい味加減。

のど飴や小さいお菓子までいただき、至れり尽くせり。

ウチは昇格も入賞も降格も関係ない中位が確定していたので、昨年のアウェイ ミネベアミツミ戦のように本気でサポートするつもりはなかったです。しかし、精神面で少しずつギアが上がりました。

対するホームチーム ミネベアミツミは、残留争い真っ只中。同時刻キックオフの横河武蔵野(アウェイでHondaと対戦)よりも今節の勝点が少なければ、JFL 地域リーグ入れ替え戦に回る状況でした。勝点が同じor多ければ、自動残留。

ピッチ内アップが終わり、チアダンスが行われました。

その後、ボールボーイの紹介があり、担当は鵬翔高校サッカー部の部員でした。

宮崎市出身の有名なサッカー部OBは、今シーズンで現役引退。現所属チームのJ1リーグで、ゴールした対戦相手のグラフを引用します(2ゴール以下の相手(計11ゴール)は除いています)

ベガルタ相手に、圧巻の18ゴール

おれにとって、最高に上手くて憎いストライカーのチャントを叫びます。

このスタジアムは、鹿島アントラーズのキャンプ地であることを知りながら。

試合中も2回歌いましたが、そのときは↓の歌詞にしました。

うらやすゴール うらやすゴール ぜんいんぜんりょく さいごまではしれ

前半開始

11月下旬の最終節なのに、長袖だったのは菊地紘平だけ。

北風(メインスタンドから見て左から右)がやや強かったですが、晴れていて甚平がちょうどよい気候でした。

ピッチコンディションは、書くまでもなく良好(アントラーズがキャンプに使うので、よく手入れされていました)。

前半45分、両チームとも慎重すぎる印象。

ウチは、選手を試したい意図が伝わるスタメン選定でした。

ミネベアミツミは、とにかく失点を避けるべく引いて守っていましたが、ブリオベッカは攻撃の組み立てがチグハグ。ワントップの阿部要門は、いつもよりダイヤゴナルランで裏に抜ける動きが多かったです。今後も継続してほしいところ。

ミネベアミツミの堅守を突破すべく峯が低い位置に下がったり、荒井大がトップ下に入るなど試行錯誤している様子が伝わってきます。

試合内容としては、両チームがスコアレスドローを狙っているかのようでしたが、両チームの応援席は雰囲気が違いました。

ミネベアミツミの応援席。明らかに本気モードでした。いつもより、鳴り物も声も大きかったです。

ブリオベッカの応援席。おれはあえて、鳴り物を持ってきません(借りません)でした。マナビス宮崎支社の方々がサポートしたい気持ちがヒシヒシと伝わってきましたが、前半はいつもよりスローペースにしました。それでも、マナビスの方々は、ワンプレーワンプレーに対する反応が例年通り大きかったです。

自陣でフリーキックを与える場面が何回もありましたが、いつもより守備のセットプレー対策は有効でした。被決定機はありません。

それどころか、与えたコーナーキックはゼロ。打たれたシュートもゼロ。

ウチも公式記録は前半シュートゼロ。

両チームとも慎重すぎる前半45分でした。

しかし、前半終了間際にミネベアミツミの選手が1人退場。乱暴行為との判定。このジャッジは厳しいように感じました(一発退場を命じるのは10%くらいの印象。今シーズンのウチは一発退場が1回ありましたが、それは60%くらいの確率)

ハーフタイムは、グッズ抽選会がありました。おれは、ミネベアミツミのタオルが当選。現在、猫実のアジトにあります。

後半開始

勝負の後半。

ブリオベッカは、いつも通りサイドを使って攻略を図ります。

山崎広大やジョニー(若杉)にボールが渡ったとき、マナビス宮崎支社の方々は「いけー!やれー!」といった応援を自発的に始めますが、おれはあまり乗りませんでした(その理由は、今シーズンを振り返る記事で書きます)。

サポートしたい意図は十分伝わっているので、ボランチが前を向き、前線がオフザボールの動きを見せたとき、浦安三社祭の「マエダ!!マエダ!!」コールは、どんどん敢行。

ミネベアミツミのサポーターは、さらに応援に熱が入ります。横河武蔵野が先制(ミネベアミツミは、このまま引き分けだと入れ替え戦)の情報が入っていたかどうかは不明。

ピッチ内では、両チームともシュートを打ち始めていました。とはいっても、決定機といえるほどのものではありません。

数的不利になり引いて守るミネベアミツミの堅守を崩すべく、ボランチのポジションにいる菊地とIJ(伊藤純也)は、トップ下のような場所にいるケースが何回もありました。

ウチがシュートを外した時、ホームゲームだと、ため息だったりガッカリする声が少しありますが、この日は皆無。ミネベアミツミのみなさんは「次はいける!!」と選手に前を向かせるサポートができていました。ピンチのときに変な悲鳴は起きず、ワンプレーワンプレーに対する反応が大きい点も含め、(昨年同様)浦和レッズのサポーターのような素晴らしい覚悟と情熱を持っています。

ブリオベッカは、珍しく80分ころに交代完了(特例措置が発生した場合除く)

ミネベアミツミのサポーターの声量も大きかったですが、段々ホームゲームよりもホームらしい雰囲気になってきます。

後半40分ころ、(珍しく)横河武蔵野の試合経過をライブ中継で確認したところ1-1の同点になっていました。両会場このままなら、ミネベアミツミは入れ替え戦回避。

その直後、ミネベアミツミが最後の交代。この交代のタイミングで、おれは「(We are REDS!! やワンソウル!!のようなテンポで)うーらーやっ!!」コール。このコールを試合中にやるのは初めて。

ほぼ自惚れですが、このタイミングで勝ちに行く意思表示を明確にしたかったです。

このコール以降、応援が途切れることはありません。

カモン浦安やマエダ!!、チームコールを連発。

試合は後半ATに突入。その直後。

PA外でボールを受けたIJがドリブルでPA内の右側に侵入。

ラストパスを入れるようにシュート。

そのボールは、ミネベアミツミゴールを内側から揺らしました。

後半AT ブリオベッカ浦安先制

おれは、またしても柵にまたがってしまいました。少し反省。

マナビス宮崎支社のみなさんを中心に、ブリオベッカ応援席は書くまでもなく大盛り上がり。

決めたのはIJだと思ったので、その選手コールをしようとしましたが、

得点したかのように喜ぶ選手が4人くらいいました。

その光景を見て、本当にIJがゴールしたのか疑心になり選手コールは止めました。

浦安らしい一体感だと思いつつ、チームコールから応援を続けます。

ミネベアミツミは、(自動残留が決める)同点ゴールを目指し、選手もサポーターも攻め続けますが、数的不利なこともあり空回りしているように見えました。

このまま試合終了。ブリオベッカが1-0で勝利。

アウェイのミネベアミツミ戦で、後半45分以降に決勝ゴールが決まるのは3回連続。

試合終了後

試合終了の笛が鳴ってからセンターサークル付近で整列が完了するまで、ブリオベッカサポーターは「うーらーやっ!!」コール。

そして、最終戦後の記念撮影。

谷口のおっちゃんは、ゴールが決まったときのおれ以上に子どもっぽかったです。

おれは、おっちゃんが昨年最終戦は現地にいなかったことを思い出し、はしゃぐ様子に合点がいきました。

天野友心のインスタには、マナビス宮崎支社の方々への言及あり。素晴らしいです。

この撮影が終わった直後も、マナビス宮崎支社の方々は興奮が収まりません。

おれは「ミネベアミツミのセレモニーがあるので、静かに喜びましょう」と伝えます。大きくない声で、マナビス宮崎支社の方々 と 声出しサポーター が本音でお礼を言い合いました。

そして、ミネベアミツミのセレモニーが始まります。

男前の宮路監督は、「入れ替え戦というチャンスをもらった」という表現で、関係者・サポーターの応援をお願いしていました。

監督あいさつの後、5人の選手の引退報告がありました。

ホーム最終戦で、このような報告があるのは、ファン・サポーターにとってもありがたいこと。

おれは、30分近いセレモニーを最後まで見届けます。

ミネベアミツミらしい実直な選手たちの「飾らないあいさつ」を聞き、ウチでもホーム最終戦でこのような場がほしいと痛感。

横断幕もゴールも撤収済のスタジアムを後にします。

スタジアム前で、良くしてもらっているミネベアミツミのサポーターにあいさつ。

入れ替え戦の相手が福井だと思っていたサポーターもいました。おれは、VONDSに対する印象(本音)を サポーターに伝えると同時に、入れ替え戦での勝利を望んでいることも言いました。

その理由は、「ミネベアミツミの選手の雰囲気が良いこと&今後もマナビス宮崎支社の方々と戦いたいから」

名残惜しいと思いつつ、スタジアムを後にし、運動公園駅から気動車に乗車。

南宮崎駅周辺でおいしい食事をしてから

航空機で浦安に帰りました。

シーズン振り返りは、また今度。

では