朝夕は秋の気候となり、快晴に恵まれた10月の3連休
ブリオベッカは、三重県東員町でアウェイゲームに臨みました。
試合前日の移動
東京メトロ→東海道本線→東海道新幹線→地方私鉄→路線バス→フェリー
と乗り継いで鳥羽へ。
JR鳥羽駅の2階にある食堂で豪華な昼飯(この日はサポートしないので、両多め)。
食事が出てくるまで少し時間はかかりましたが、オススメです。
さらに移動して、伊勢フットボールヴィレッジ へ
東海リーグ最終節 FC ISE-SHIMA vs FC刈谷
スタジアムに着いたのは、後半開始直前。
地域リーグのスタジアムとしては、理想的な環境です。(つくばFCのセキショウチャレンジスタジアムを少し豪華にして、客席に屋根を付けたイメージ)
刈谷は2点差以上の勝利で逆転優勝。それ以外なら伊勢志摩が優勝という状況で迎えた試合は前半1-1。
両チームのサポーターがたくさん来場していました。サポートの方法が、大きく違ったので、興味深く見ていました。
刈谷のサポートは、何回も見ています(地域CL 2015 2020 2022で対戦)。野球テイストもあるお馴染みの光景でした。アウェイゲームの規制により、トランペットは使えませんでしたが。
対する伊勢志摩。みんなで声を合わせて出すというよりは、手拍子主体のイメージ。コールもシンプルなものに特化。
個人的な考えですが、刈谷市周辺と伊勢志摩地域では、主要産業が違うため 地域住民の年齢比が全く異なります。
サポートの方法が変わるのは当然。いい勉強になりました。
試合結果は、3-2で伊勢志摩の勝利。刈谷は後半立ち上がりから、変に焦った印象があります。刈谷は、全社枠からの地域CL出場に期待。
一方、リーグ優勝を決めて地域CL出場権を手にした伊勢志摩(今年の1次ラウンドは静岡県磐田市で、比較的応援に行きやすい)。
選手があいさつをするころから、運営は「観客がピッチレベルに降りてもOK」の案内を出します。
幸せな光景でした。
ヒーローインタビューや監督インタビューの後、小倉理事長は 遠征費用の協賛をファン・サポーターに依頼。
おれは、伊勢フットボールヴィレッジを後にして、快速みえ に乗車。刈谷サポーターの方と少しお話しさせていただきました。
そして翌日
桑名駅からは三岐鉄道に乗車。たまたま ヴィアティンのラッピングがされた車両でした。
東員駅で降りて徒歩15分
スタジアムに到着
LA・PITA東員スタジアム
着いたのはキックオフ3時間50分前。ヴィアティンの運営の様子を見るために速めの行動をしましたが、ある程度 運営の準備はできていました。
スタジアムとしては老朽化が始まっている印象ですが、ヴィアティンのカラーに染めたい意思は伝わってきます。
この点は、なかなか真似できないですが、グッズ売り場の視認性や
至るところにあった「スタジアム案内・次回ホームゲームの告知」は、参考にしてほしいです。
ウチの運営を見ていると、「初めて来ていただいた観客をサポーターにする」気があるのか疑問(特に、6月下旬のフクアリの試合終了直後)。
JFL各球団の運営は、ウチと同等かそれ以下がいくつかあります。ヴィアティンの運営は勉強になります。
スタジアムグルメのキッチンカーも多数出店。運営の熱量が上がれば、キッチンカーの台数は必然的に増えます。逆も然り。
おれは、サポートに徹するため、スタジアムグルメは何も購入せず。
そうこうしている間に、ブリオベッカ浦安の選手バスが到着。
ヴィアティンの選手バスが着いたときは、サポーターがチャントを歌い出迎えをしていたようですが、ウチは違います。
ブリオベッカのバスが着いたとき、そばに ヴィアティンから招待された子供たちがいました。
その子どもたちが、ブリオベッカの選手たちを「イケメンだ!!」と言いながら喜んでハイタッチ。最初は子どもたちの保護者が注意していました。しかし、おれが「もっとやってください」と言ってからは、どんどんハイタッチしていました。
大人気だったのは、ジョニー(若杉)と山崎広大。
その選手の背番号だけは、子どもたちに教えておきました。
最後のほうに出て来た選手が 子どもたちに向かって「イケメンじゃない選手は誰だった?」と質問した様子を見て、心の中で爆笑。
選手バスが到着してからも、観客は増え始めてキックオフ1時間半前に開門。
ブリオベッカのファン・サポーターは、スタグルを食べたりしてノンビリしていました。
ノンビリする場所は、照明塔の日陰。風がほとんどなく(試合終了間際は少しあった)、日差しがきつかったので、みんなで日陰に密集。
ピッチ内アップ開始時、選手はメインスタンドと(律儀に)アウェイゴール裏にあいさつ。
ピッチ内アップ終了後は、ピッチ上に三重県知事や吉本芸人の方が出てきます。滞りのない運営に感嘆。
そして、選手入場。キックオフ
試合開始
立ち上がり5分は、浦安のペースでした。ボランチのところで、ゲームメークができていました。
しかし、ディフェンシブゾーンで与えてしまったフリーキックのピンチから、無抵抗で失点。おれが10年観たブリオベッカの試合の中で、セットプレー対応がワースト級に酷かったです。スカウティングの大チョンボ。
とはいえ、ブリオベッカは小島樹が復帰したこともあり、パス回しも守備も悪くなかったです。
特によかったのは、守備のときの距離感。相手の前線は、ポジション取りに苦労している様子。
IJ(伊藤純也)や荒井大が前線まで出ていく場面も見られました。
この日は、東駿も林容平も阿部要門もベンチ外。ロングボールを入れる戦術も、サイドをえぐってからの空中戦で競るクロスもなし。
その代わり、地上戦(ゴロのパスをつなぐ)やPA外からのシュートは、狙いとして明確。相手にとって、上松や小島は、捕まえづらいポジショニングでした。良い傾向。
PA外からのシュート精度がもう少しあれば、流れからの得点もありえました。シュートを打とうとする姿勢は評価したいです。
前半終了間際、コーナーキックのチャンスを決めて同点に追いつきます。
ブリオベッカ応援席にいたサポーターは盛り上がります。完全アウェイの中、得点時のエレクトリカルパレードを歌うのは、少し気持ちよかったです。
前半は1-1で終了。追いついたのは良いですが、勝ち越せなかったのでモヤモヤは残りました。
ハーフタイムは、チアダンスや吉本芸人の方が、スタンドの気分を上げます。
勝負の後半。両チームとも交代なし。
ブリオベッカは、どこか「ふわぁ」とした雰囲気でした。
上松や小島、荒井の運動量が徐々に低下し、攻撃は単調に。
パスミスが出たとき、周りの選手のポジショニングも悪く、被カウンターで危ないケースが何回もありました。
本吉のビッグセーブもあり、スコアは同点のままですが、嫌な予感。
先月のHonda戦やヴェルスパ戦のようなバチバチ感がなく、サポートも難しかったです。
選手層が厚いかつホームのヴィアティンは、勝点3を狙い前線の選手を交代。
ブリオベッカは、より押し込まれる展開になります。選手を代えても、大きな流れは変わらず。前半と違い、中盤でボールを奪えません。
後半30分過ぎ、両チームとも2名の選手を交代。ブリオベッカは、アクシデントによる交代でした。
久しぶりの登場となった井上翔太郎が入ってからは、クロスを入れる攻撃もありましたが、御在所岳(三重県の名山)のように高いヴィアティンのDFに跳ね返されます。
ブリオベッカのサポーターが、大いに沸き立つシーンがないまま試合終盤。
あっけなく勝ち越しを許します。コーナーキックのピンチから、ヘディングシュートを決められ失点。選手を交代したことによるマークがあいまいだったように見えました。
残された後半AT(4分ちょい)で、ブリオベッカはコーナーキックのチャンスもありましたが、ネットが揺れることはなく試合終了。
1ー2で負けました。
試合終了後
試合のスカウティングをするスタッフ・コーチは↓のように帰ってほしかったです。
負けましたが、クロスではない攻撃をする意図については、高評価したいです。
しかし、コンディションが良くない選手を試合に出したことは不満。
アウェイ横河戦で負けて以降、心境に変化はありません。アウェイ鈴鹿戦までは、失敗し続けても構いません。
チャンスを与えられても結果を出せない選手(選手層)に大きな問題があるのは明らか。
この日の試合後、選手があいさつに来たときは、悔しい様子ありあり。選手を責める気はありません。
個人的には、レイラック戦以降、おれのサポートが十分でないのは事実。あいさつが終わった瞬間、悔しい気持ちより、もどかしい気持ちがありました。
おれがスタジアムを後にするとき、ヴィアティンから招待された子供たち(試合前にウチの選手たちとハイタッチ)とすれ違いました。「イケメンの選手」という単語を発していたので、最後にサイン等をもらえたなら幸いです。
おれは、そそくさと引き上げ、新幹線は熱海で途中下車。
浦安元町の銭湯を思い出す 熱い風呂に入ってから猫実のアジトに帰宅。
次節は西が丘(東京都北区)
次節はアウェイのクリアソン新宿戦。
近場ですが、おれは現地には行きません。
おれが居ても居なくても、サポートに影響はなく、選手の力になっていない自覚はあります。
それよりも、イオン新浦安で行われるパブリックビューイングを、少しでも活気づけたい気持ちがあります。
チラシ配り、近くを通る方へのお声がけなど、少しでも協力したいです。
↓のような盛り上がりは、一朝一夕にはできません。
現地に行けるときも行けないときも、継続的なサポートはしていきます。
では。