今年1月のことである。
サッカーファンの集会で、アイスホッケーリーグの話題になった。
「日光アイスバックス」というチームの存在は知ってたが、どんなリーグに所属しているのか分からなかった。
アイスバックスが所属しているリーグは、「アジアリーグ」であることが、その時に分かった。
アジアリーグというのは、日本・韓国・中国・ロシアの4か国が参加するクラブチームの国際リーグ戦である。
…おれ個人の話になるが、ひいきのチームがAFCチャンピオンズリーグに参戦したとき、6試合中5試合、ひとり現地で応援したことがある。(アウェイは韓国&タイ)
そんなおれが、このリーグに興味を持ったのは言うまでもない。
…諸事情により、アジアリーグの初観戦は9月となった。
場所は、アイスバックスのホーム・日光霧降アイスアリーナである。
東武日光駅からシャトルバス(10分200円)も出ているが、宇都宮駅(50分500円)からもシャトルバスが出ている。
首都圏からのアクセスも悪くない。(ちなみに、東武鉄道株主優待券を金券ショップで買うと、浅草・北千住から片道1,000円弱で日光へ行ける)
おれは、宇都宮駅からシャトルバスで向かったが、観光バス仕様で快適に移動ができた。
アリーナの外観は、シンプルな体育館みたいだ。
浦安市総合体育館のように豪華な外観ではない。
入口では、スタッフやボランティアの方が、温かく迎えてくれる。
なんとも嬉しいことだ。
中に入ると…
寒い
よく見ると、おれ以外みんな半袖だ。
観戦の素人感が丸出しで、恥ずかしい。
アリーナは、アイスホッケーを観るのに適した設計で、臨場感がありそうだ。
客席の出入口では、「MCオレンジ」という胡散臭い人が、グッズ販売の手伝いを行っていた。
そんな場所はさておき、おれはグルメを楽しんだ。豚汁が上手かった…
体が温まったところで、試合開始が近づいてきた。場内アナウンスでは、一時的に照明が暗くなるために注意を促していた。
照明が暗くなると、一人の男がリンクに降り立った。あの「MCオレンジ」である。
この男がコールを煽ることで、アリーナに一体感が生まれる。指定席に座るファンも手拍子をしていた。
照明や音響をフルに使って、コンサートのような雰囲気の中、選手入場。国内スポーツで、ここまで派手な演出はそうそうない。
アウェイのチームは、アリーナが明るくなってから、アナウンスの紹介もなくリンクに入ってきた…強烈なホーム&アウェイである。
試合開始前に国歌斉唱が行われた。
相手が「デミョンサンム」という韓国のチームなので、韓日両方の国家が演奏される。
おれのアドレナリンが湧いてきたところで試合開始。
「氷上の格闘技」と呼ばれるだけあって、タックルの迫力が想像以上だった。
アメフトやラグビーよりも、ずっと近いところでプレーを観られるので、面白い。
スティックを振り上げるなどのファウルがあった場合、その選手は2分間の退場。2分間だけフィールドプレーヤーは4vs5になる。(試合時間は20分×3。ファウル等があれば、その瞬間に時計は止まる)
アイスバックスにも声出しサポーターはいる。声を張り上げて飛び跳ねるというより、雰囲気つくりに徹しているようだ。ぬるいかもしれないが、使命感はなく誰でも応援の輪に入れそうだ。
それでも、ゴールが決まった時の歓声は、サッカーに似ている。狭い屋内なので、よく響く
結果として、終了間際に勝ち越しゴールを決めたアイスバックスが勝利。
(別に嫌いじゃないけど)韓国のチームに勝つのは本当にうれしい!
試合自体も面白かったし、アイスホッケーならではの「演出」と「プレーの迫力」は一見の価値があるだろう。
特に、ゴール裏立見がよかった!(おれのサッカー脳のせいだが)
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