本来なら、日本各地で花火大会が行われたであろう7月最後の土曜日。
何故か多くの大会が中止になる中、江戸川区陸上競技場では関東サッカーリーグの試合が開催されました。
この日の観客は1,300人ほど。ホームチームを応援するファンで賑わっていましたが、アウェイチームを応援するファン・子どもたちも100人くらい集まっていました。
試合開始
アウェイチームは感染症の流行に伴い、1週間以上の活動停止明け直後、この試合に臨みました。Jリーグのようにベスメン規定があれば引っかかる可能性のあるスタメンです。
明らかに心身ともに状態が悪く、前半20分までに2失点を喫します。
2失点したところで円陣を組み直し、選手を1人交代させるも、流れは変わらず前半30分までに3失点目。攻撃もセットプレー以外では得点の気配があまり感じられず、勝負はほぼ決します。
声を出したくても出せないファンは、やきもきするばかり。攻撃のリズムをつくるときに手拍子をしても、すぐにボールを回収される展開。
ロングボール主体の攻撃をすることに異論はありません。しかし、選手間の距離がずっとチグハグ。選手同士が重なるシーンも非常に多く、何をしたいのかよく分かりません。
コーナーキックのチャンスから1点を返しますが、守備の不安定さは変わらず。
心身の悪さを差し引いても、DFラインがバラバラで、自陣のバイタルエリアをいいように使われる始末。急造のボランチコンビは、ボールウォッチャーになる場面が目立ちます。
橋本龍馬と伊川拓に依存し続けたチーム戦術の底の浅さが露呈。
前半だけで5失点してもおかしくない内容でしたが、なんとか1-3で前半を終えます。
後半開始
後半開始直後。
秒殺で失点。1-4
アウェイ応援席の反対側になるネットが揺れたとき、
「トップチーム、U-18と代われ!!」と心の中で叫びました。
DFラインが揃えられない。運動量が少ない。球際で寄せられないetc.
ないないづくしの前半を観ているような失点。
このチーム状況でアウェイに乗り込むのは、ホームチームに失礼だと感じました。
昨年12月 タウンクラブカップ決勝時のU-18のほうが、より見ごたえのある試合になったはず。
2年前の読売巨人軍の監督のことばを借りれば
「このチーム編成で試合をするほうが、はるかに相手に失礼。チームとしての最善策」
(朝日新聞デジタル)
選手は何とか閉塞感を打破しようとするも、ケガをしたりラフプレーで警告をもらうなど、悪循環は抜け出せず。
その後、本来スタメンである選手が出場するも、心身ともに不調。監督の采配だけでは、何もできません。
アウェイチームを応援するファン・子どもたちが、ほとんど帰らなかったこと&後半ATに1点返したことだけが救いです。
次節へ向けて
感染症が流行したJリーグのチームを見る限り、1週間で状況が大きく上向くことは考えられません。2週間の時間があれば、競技として成り立つくらいには回復します。
(個人の意見)来週はホームゲームですが、育成組織の選手たちをどんどん2種登録して(キーパーと上中柊司だけはオーバーエイジ枠)、1試合だけ鬼木さんを代行監督にしたほうが、サポートしたくなります。
はっきり書くと、来週のホームゲームは勝点を期待していません。
今のトップチームは「一体感」どころじゃないので、まずはサポートしたくなるような選手が1人でも多く出てくることを心待ちにしています。