セカンドステージ開幕戦で八戸に負けたとはいえ、試合内容は改善しつつあるブリオベッカ浦安。
昨日は、武蔵野市立武蔵野陸上競技場(以下、ムサリク)に乗り込んで東京武蔵野シティFCとの一戦だった。
ムサリクは三鷹駅から徒歩でも20分ちょっとで到着するが、昨日の昼間は迷わずバスに乗り込んだ。それほど暑かった。
開門後、大量に持ち込んだおいしい炭酸水(福岡県朝倉産)で、のどを潤す。(日本酒が見えるのは気のせい)
アウェイサポ観戦エリアは、樹木の木陰に覆われ涼しく感じる。
しかし、ピッチ上は無風状態で、2週続けての灼熱状態。選手のピッチ内アップが行われる。その間柴田監督が、選手に指示する場面も散見された。
ピッチ内アップが終わり、両チームの選手紹介が行われる。
浦安は、濱田宙が今季初出場。他には、富塚が復帰。新体制になってから2週間しか経っておらず、試行錯誤であることを感じさせられる。
一方の武蔵野は、前回対戦時と比べ大幅な変更はなし。スタメン選手の実力が高いからだろう。
試合開始直前になっても、浦安ファンは昨年のムサリクと比べて出足が少し悪い。いいサッカーが期待できるだけにちょっと残念だったが、浦安ファン以外で、応援席へ遊びに来てくれた方もいた。感謝。
ピッチ内アップ以降、応援席の中でくだらない話をしていた。その後、選手入場のときを迎え、応援のボルテージが上がり始める。キックオフ以降も、ややテンションの高い状態で応援が続く。
(ただし、おれは炭酸水etc.を応援席の中で配る時間帯もあった)
過去3試合の武蔵野戦は、浦安がサンドバック状態となり、ほぼハーフコートでの試合が多かった。しかし、今日は違った。武蔵野の攻撃を跳ね返した後のセカンドボールが拾える。攻撃もロングボールを多用しながら、シュート一歩手前まで持っていけるシーンも多かった。
過去と比較すると、浦安のユニフォームを着たレオシルバがいるのかと錯覚するほど内容が改善している。
猛暑の影響もあり、濱田や田中貴大がオーバーラップする回数は少なく、出足を抑えているように感じた。
セットプレーのピンチで、笠松がライン上でなんとかクリアする危ないシーンもあったが、前半はスコアレスで折り返す。(得点機会でもないのに、相手に危険すぎるタックルをかました選手には猛省を促す)
勝負の後半。
今までの浦安だと、「前半と後半で全く別のチームになる」という特徴があったが、この日は違った。安定した守備でゲームを進める。
この日の主審はやや不安定だったが、特にひどかったのは、第4審判の御厨さん。数年前までザスパで現役選手だった。浦安が選手交代するため、アウトになる選手の背番号を表示する際、何を勘違いしたかベンチ外の背番号を表示してしまう。(落ち着け、落ち着け、御厨コールをすればよかったかも…)
このように「空気がぬるっとする」場面もあったが、無失点で切り抜ける。
武蔵野にやや押される展開だったが、本吉のナイスセーブもあり、切り抜ける。自陣でボールを回して、スルーパスから完全に抜け出すシーンもあった。しかし、チャンスは少なかった。ロングスローの場面は多かったけど。
それでも、前半の出足を抑えたこともあり、試合終盤になるとチャンスも増える。その度に応援席の熱気は上昇したが、得点はできず。守備を固めるという前提条件はあるにせよ、「ここぞ」というときはピッチにいる選手が意思統一して、ギアを上げてもらいたい。
そういうときに現れてほしいのが「ヒーロー」。次節以降は、「おれがヒーローになる」という気持ちをもってほしい。
結局、このまま試合終了。
今季リーグ戦2回目の無失点試合で引き分けとなった。
試合後に、選手が応援席からやや離れたところであいさつしてくれた。90分間やりきった表情の中に「残念」というオーラが出ているように感じた。
浦安ファン以外で応援席へ遊びに来てくれた方は、試合内容を褒めてくれる人が多かった(逆を言うと、今までの内容が…)。
おれは、この後小石川運動場へ関東リーグの試合を観に行った。ファンとしては、たくさんサッカーを観れる時期だけど、浦安の選手たちにとっては盛夏の中でのハードなリーグ戦が続く。
次節の相手はFC大阪。今までの浦安であれば、玉砕覚悟のサッカーだったが、今は違う。6年間浦安のキーパーだった「FC大阪の守護神」を迎え撃つことが、今から楽しみで仕方ない。
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