「悔しい」と思えることが最大の収穫

7月10日(日) ブリオベッカ浦安は、アウェイでヴェルスパ大分と戦った。
この試合に向けて、ヴェルスパ大分は「福西崇史氏によるサッカースクール」を企画。


この企画により、多くのヴェルスパサポがサッカー場へ駆けつけるだろう。
「奈良や八戸より凄い」アウェイを味わえる。と心が躍った!
前日に九州入りしていたおれは、だいぎんサッカー・ラグビー場へ開門と同時に到着。
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ホーム側はヴェルスパのシャツを着た子どもたちが、非常に多い。
でも、アウェイ側はどこ吹く風。
個人的には、浦安のJFL昇格以降、最もピッチとの距離が近いスタンドに興奮していた。
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スタグルコーナーにあった ↓ に興味を示した人もいたが
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バイクの音もあいまって、RKUフィールドを連想させた。
試合開始40分前、会場にアナウンスが入る。
「大分空港が濃霧のため、航空機が着陸できない状況となっています。したがって、福西崇史によるサッカースクールは中止となりました」
…虚しい
こうなったら、(チームとは明らかに別行動の)都並敏史によるサッカースクールを開いちゃえ! とも思ったが。
参考:「秋山」違い 「代打」から12年 読売新聞社 | 2015年4月6日掲載
それでも、ヴェルスパ側のスタンドは500人が来場し、バックスタンドにも50人くらいの子どもたち。
アウェイのスタンドには、中津市etcから来たファンが30人。関東から来たファン・サポーターは10人足らず。
(声出し隊が自主的に話し合った結果、声出しはゴール裏に移動)
ゴール裏から見た景色は
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「明るい大井第二」いい雰囲気だ。
選手が入場。「ややまったりした空気」の中キックオフ!
おれがリクエストしたわけではないのに、浦安ファンはこの曲から入る。
https://youtu.be/LODcUQRi7yI (広島カープ1回攻撃前ファンファーレ大合唱)
個人的には、大分県出身選手の応援歌をやってほしかったが
https://youtu.be/SINnDfGSY2c (廣瀬純 応援歌)
立ち上がりは浦安がゲームを支配。前半1分のセットプレーからネットを揺らしたが、オフサイド判定。
バックスタンドとメインスタンドから、ヴェルスパへの声援が飛ぶなか、その後も浦安が優勢に進める。
なのに、セットプレーから失点。ファーをフリーにしすぎ…
その後は浦安がボールを支配するも、ゲームは支配できず。前半終了間際には見せ場をつくるも、消化不良のまま前半終了。
ハーフタイムには、福岡から来た方が合流して、試合終了まで応援してくれた。感謝!


後半はいつも通り(?)前半よりパス回しがよくなる。そんなに暑くない曇天も手伝い、前方4人のキレがよい。そこに秋葉がオーバーラップしてくる。(富塚とポジションチェンジしたのか?と錯覚するくらい)
ヴェルスパも決定的なシュートは打たせない守備をしていた。特に、「廊下」のケアはバッチリだった。
しかし、守攻の切り替えが遅いように感じた。途中出場の杉本恵太もプレスは素晴らしいが、攻撃時はボールが来ず孤立していた。
後半30分過ぎ、ミスターサイトーが最初の交代で勝負を仕掛ける。
西郡out坂谷in
矢部がセンターバックに下がり、富塚もサイドバック。秋葉はボランチ。かなり攻撃的な布陣だ。
その秋葉が同点弾の起点となるから恐ろしい…
秋葉は、2トップがいいポジション取りしていた局面を見逃さなかった。
秋葉→俊哉様→竹中とボールがつながり、素晴らしいグラウンダーのシュートが決まる。同点!
このゲームは、やや下位に沈むチーム同士の対戦だ。完全アウェイの中、残り10分で追いついた。(Jリーグを含め)普通のチームなら、全員が大喜びする展開だ。
しかし、ゴール前に詰めていた坂谷がすかさずボールを拾い、センターサークルへボールを戻す。
その心意気よし
完全アウェイだろうが、ベストメンバーでなかろうが、選手は勝ち点3を狙っている。
ゴール裏にいた声出し隊は、完全に火が点いた。
ここからは、時間が経つのが非常に早く感じた。
「後半からは」ヴェルスパのプレースキッカーが怖くなかったこともあり、浦安はガンガン攻める。しかし、決定的な場面をつくれない。
ロスタイムに突入し、声出し隊は少人数でも「まえだ!まえだ!」コール(浦安三社コール)を敢行。
悲壮感・使命感を出した応援となったが、劇的ゴールは決められずドローで試合終了。
ヴェルスパの子どもたちから「ブリオベッカ!」コールが起き、声出し隊も「ヴェルスパ大分!」コールで返す。
浦安の選手・スタッフは、ゴール裏まであいさつに来てくれた。選手たちは「悔しい」表情をしているように見えた。
乱れた呼吸が戻り、声出し隊と雑談として別れた後も、おれは悔しかった。
しかし、一晩経って、次戦へ向けて切り替えることはできた。
8月下旬に向けて、チームの調子は上向いているといえるだろう。