ホンダロック宮崎vs鹿児島ユナイテッド

 2か月の長期出張が終わり、南国に行きたいと思った。
 まず思い浮かべるのは沖縄だが、昨年9月に行っているので、宮崎へ向かった。
 寂しいひとり旅の道中は省略し、

 JFL第6節ホンダロック宮崎vs鹿児島ユナイテッドから話を始める。
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 まず、両チームの横断幕が目に飛び込んできた。
赤を基調をしたホンダロックの横断幕もよかったが、鹿児島ユナイテッドの横断幕の種類の多さにはびっくりした。
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 試合開始前になると、両チームのファンでスタンドが大賑わいとなる。関係者席まで埋まっている。
 選手入場のとき、鹿児島ユナイテッド ベンチ外の選手がスタンドに上がってきた。
 ある選手が、「サポーター席で観戦しましょうか?」とJリーグ経験のある某選手に提案していた。
 某選手は、戸惑いを隠せずにいて、しばらくコンコースで立ち見して試合を観戦していた。
 (注意・両チームのファンは、選手に罵声を浴びせるetcといった失礼なことはしません)

 ホンダロック宮崎のGK桑原一太選手がJFL100試合出場を達成したので、夫人から花束を贈呈された。
 そんな桑原選手のアピールポイントを、公式ホームページから引用する。
 宮崎名産マンゴーのような完熟されたプレーと、宮崎名産地鶏のような鳥人的セービングを武器に、まるでホンダロック製の鍵のようにゴールに鍵をかけ、相手攻撃をシャットダウン。

 ………
 試合が始まった。
 予想に反して、ホンダロックが押していた。
 ホンダロックのサポーター(ほとんど社員)も楽しそうに応援している。
 サポーターの近くにいた子どもたちは、自発的にチームコールをしていた。そんな光景を見たサポーターは、「一緒に応援しよう」と子どもたちに声を掛けた。すると、すぐに反応して一緒に応援を始めた。

 一見すると当たり前の光景に見えるかもしれないが、Jリーグではあまり見られない光景である。
(熱狂的な応援も度が過ぎると、悲壮的に見えてしまうからだ)
 そんなホンダロックであったが、チャンスに決めることができず、前半を終了する。
 後半立ち上がり、鹿児島がPKを獲得し、山田選手が決める。
 鹿児島が先制した後は、ほぼ一方的な試合になる。
 結果は、2-0で鹿児島ユナイテッドが勝利。
 宮崎に大勢詰めかけた鹿児島のサポーターはJリーグ並みの迫力で、選手を後押ししていた。
 特に、五領選手の応援歌では、すごく盛り上がっていた。
 これを数十人でやっていたので、なかなかの迫力だった。
【世界初!?】絶対盛り上がるゴリョウダンス【ダンソンがチャントに!?】【鹿児島ユナイテッドFC】
 
 ホンダロックは、カテゴリー問わず、地元に愛されているチームであることが認識し、
 鹿児島は、サポーターの盛り上がりで、J3以上を目指すという気概を感じたことが収穫だった。