【夢の国】は、鈴鹿にあり

以前から、鈴鹿アンリミテッドのホームゲームを観戦したかった。
理由は、山岡暫定社長の「企画力」を、実際に現場で見たいから。
昨年行われたイベントを列挙すると、
「高速」流しそうめん チョコレートファウンテン&餅つき ふんどし祭り まぐろ解体ショー スタジアムウェディング
果ては、現金祭り…
参考:【地域リーグ 東海】Pickup!スタジアムウェディング!鈴鹿アンリミテッドFCはFC岐阜セカンドに勝利!進撃の社長シリーズ第5弾!末永くお幸せに♪
興行面で大きな注目を集めたが、チームの成績は、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ1次ラウンド敗退。
今年の成績は、東海社会人サッカーリーグで上位につけている。しかし、既に1分けを喫した(他の試合は全勝)。
先週末のホームゲームは、それまで6戦全勝のFC刈谷を迎えた。
「価値点6」が掛かった試合。
この情報を知ったとき、贔屓チームの試合を差し置いて、行きたくなった。
6月30日(土)東海社会人サッカーリーグ1部 第6戦 vs FC刈谷戦のお知らせ
試合開始2時間50分前、おれは試合会場の「AGF鈴鹿陸上競技場」に到着した。
アンリミテッド横丁(フードコートなどのイベント)が開くまで、50分ほどの時間がある。
なのに、準備は万端であるように思えた。
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(蚊取り線香を置く配慮が嬉しい)
その時間から、山岡暫定社長は動いていた。
スタジアムグルメの準備を手伝ったり、木枠のバリケードを付けたり、
噴霧器の使用方法を打ち合わせていた。
(メインスタンド最上段から撮影)
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噴霧器を出す理由は、「真夏のような暑さだったから」である。
山岡暫定社長は、噴霧器を使っていたスタッフに向かって「やりたいようにやっていいよ!」と指示を出す。
メインスタンド最上段から、フードコートに向かって霧をかけると、確かに涼しくなる(多少ではあるが)。
(実際の使用例:)


噴霧器の試運転をしていた頃、ホームゲームの手伝いをする「鈴鹿大学 女子バレーボール部」の部員も到着(バレー部は、リーグ戦が中断期間に入っているため、日程的な調整ができた)。
その後、試合開始2時間前となる。
山岡暫定社長から「アンリミテッド横丁を開きます!」という開店宣言が行われた。
アンリミテッド横丁のメニュー。山岡社長完全手作り!のスープカレーが気になる。
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左、どて煮 右、スープカレー
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開店宣言から10秒後、おれは「スープカレー」を注文した。
すかさず、山岡社長や数人のスタッフから、「ありがとうございます!」と 元気な返事をもらう。
30秒後、スープカレーを受け取る。カレーをみたとき、驚いた。
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アウェイチームの旗楊枝が立っているではないか(裏返すと、アンリミテッドの旗)。
このカレーは、1000円する価格だったが、食べてみて納得。ほどよい辛さで、具材も柔らかく煮こまれている。スープカレー専門店の味と比べても、遜色ない。
どて煮もおいしくいただいた。
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他にも、から揚げやトンテキも人気の様子。
そんな中で、山岡暫定社長と電子トレカの「whooop!」を開発した会社の取締役COO 梅澤優太氏のトークショーが行われた。
参考:“電子トレカ”がスポーツチームの収益源になる「whooop!」発表、1500万円の資金調達も(TechCrunch Japan)
(山岡暫定社長が音頭をとって、2人ともポーズを取ってくれた。ありがたい。)
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トークショーは、堅苦しさが一切なし。山岡暫定社長が、現役東大生の梅澤氏を、「優しくイジる」内容だ。地方局のコメディ番組を観ている気分。
もちろん、「whooop!」の今後の展開についても言及。お互いが想定している「カード購入の特典」には、頷ける話もあれば、爆笑する内容もあった。ここでは書けない話も聞けた。
トークショーが終わった後は、フリートークタイム。
梅澤氏とも、少しお話をさせていただいた。ブリオベッカが現状で行っているファンサービスに、興味をもってくれた様子。会話の中で1番驚いたことは、
「浦安市陸が人工芝であることを知っていた」
金や名誉のために、電子トレカを始めたのであれば、こんな情報は知らないはず。スポーツ界全体を盛り上げようとする気概を感じた。
その頃、山岡暫定社長は、いろいろなお客さんと分け隔てなく会話を続けていた。1か所に長時間とどまることなく、たくさんの人と。(個人的には、清心温泉の番頭さんを思い出していた)
情報を出力する人が上手い人は、情報を入力するのも上手い。おれも、見習わなければならない。
少し落ち着いたところで、山岡暫定社長と話をすることができた。
話の中で、サウルコス福井の現状についても、本音を語ってくれた。アンリミテッド横丁の話題になったとき、印象に残っているセリフがある。
「地域のお祭りの最後に、サッカーがある」
(注:今日の試合は、大事な首位攻防戦)
この一言を聞いたとき、おれは「鈴鹿に来てよかった」と思えた。
まわりを見渡せば、スタッフの皆さんから、「仕事をやらされている感」が出ていない。
スタジアムDJが、メインスタンド最上段から「アンリミテッド横丁に、アウェイはありません!」と言いながら噴霧器をかけてくれる。
(ついでに、シャボン玉を大量発生させるバブルガンも登場。子どもたちに人気だった)
おいしいスタジアムグルメを食べている人は、みんないい笑顔をしている。
特筆すべきは、
カレーやから揚げ、アルコール飲料を、女子バレーボール部のみなさんが、ユニフォーム姿で運んでいたこと。


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(↑おれは、ポスターを購入)
バレー部のみなさんは、他にも子どもたちとパス回しをする等、積極的に活動していた。さすがに、アタックを受ける人は、いなかった…
(鈴鹿大学女子バレー部にとっては、絶好のアピールになったはず)
アンリミテッド横丁が大盛況になった結果、
FC刈谷サポが、骨抜きにされた
(注:今日の試合は、大事な首位攻防戦)
FC刈谷のGKが、ピッチ内でアップを始めたとき、声出しサポがスタンドにほどんどいなかったらしい。
グッズ売り場も見た後、キックオフ30分前になって、スタンドへ向かう。
(社長や常務の缶バッチもあり)
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コンコースでは、AGF様が、ピーチティー・スポーツドリンク・アイスコーヒーを、無料提供。おかわり自由
太っ腹!
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飲料ブースの横では、ボールペン・うちわ・マッチデープログラムをいただく。
マッチデープログラムの表紙は、
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山岡暫定社長だ。
表紙の左真ん中には、こう書いてあった。
スタジアムグルメ味の6本勝負!
サッカーばかり観てんじゃねぇYO!
(注:今日の試合は、大事な首位攻防戦)
この文面を見たとき、思わず「えっ!?」と声を出した。
試合開始10分前に、アンリミテッド横丁へ戻ると、一時の賑わいは無くなり、「閉店時刻のお祭り」のような空気が流れていた。
その頃、「スープカレー」と「から揚げ」が売り切れたという情報が入った。
山岡暫定社長は、「水曜日からカレーを仕込んだ甲斐があった!」と叫ぶように言った。
おれは思わず、「72時間前から作っていたんですか!?」とツッコミを入れてしまった。暫定社長は、苦笑いしていた。
専門店のような美味も納得。
祭りが終わった後!? 鈴鹿アンリミテッドvsFC刈谷の首位攻防戦が始まった。
スタジアム内に、固定の時計経過板はない。
代わりに、
陸上競技の記録表示板を代用していた。
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ピッチ内で、
強力2トップを擁する鈴鹿は、どんどんロングボールを放り込む。結果、先制点を奪った。
しかし、刈谷のパス回しは冴える。前半終了間際、ペナルティエリア外からのミドルシュートが、鮮やかに決まって同点に追いつく。
後半も一進一退の攻防が続く。残り15分になると、オープンな展開になる。
鈴鹿は選手を一切変えない(結果、試合終了まで後退はなし)。刈谷は80分以降、選手交代を次々に行う。しかし、「重心が低く速いドリブル」が特徴の今部勇太はベンチ外。鈴鹿DFのラインと、前のラインは間延びしていたが…
後半アディショナルタイムに入ってから、刈谷は選手交代を行わなかった。個人的には、「勝ちに来ている」と感じた。
しかし、ラスト10秒で、鈴鹿が決勝ゴールを挙げる。
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大歓声がスタンドに響き渡った(刈谷応援席を除く)。
試合終了後、鈴鹿の選手たちが客席まで登ってきて、ファンとハイタッチ。
ヒーローインタビューは、スタンドの最前列で行う。
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言うまでもなく、鈴鹿ファンは大盛り上がり。
スタンドを出ると、山岡暫定社長は、両チームのファンと会話していた(観客を見送りながら)。
ほとんどのファンが出払った後は、総動員でアンリミテッド横丁の後片付け。
スタッフの皆さんが会話をしながら片付ける様子は、サッカーの試合後に見えなかった。「地域のお祭り」が終わった後のように見えた。
ここまで、山岡暫定社長の行動を(少し)観察してきたが、「料理の腕が一人前のおしゃべり好き」にしか見えなかった。
しかし、下記のあいさつ文を見ると、「ただ者ではない」ことが分かる。
2015年シーズン終了の御挨拶
2016年を振り返って

2017年シーズン終了の御挨拶(以上、鈴鹿アンリミテッドHP)
「ただ者ではない」暫定社長が陣頭指揮を執ることによって、
おいしいスタジアムグルメがいくつもある。
スタッフは、楽しみながら仕事をしているように感じる。
試合を観に来た子どもや大人は、試合前から笑顔。
【夢の国】は、鈴鹿にあった

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