This is 「悪あがき」

ブリオベッカ浦安は、先週行われたアウェイのヴィアティン三重戦で敗戦を喫し、JFL自動残留圏が風前の灯となっていた。残留が絶望的といっても大げさではない状況で、今日もJFLが開催され、
ホーム?柏の葉に流経大ドラゴンズ龍ケ崎を迎えての一戦。
先週ほどではないが、大雨の影響でピッチコンディションが悪い。阪神園芸さんが出張するほどではないけど。
「ボールが止まりやすいピッチ」に早く慣れることが大事だと思われた。
大雨が降り続けていたが、そこは「屋根が客席を覆う」柏の葉競技場。
試合前のおれは、大きな屋根の下で(ジャークチキンではなく)アンデス牛のサーロイン丼を食す。
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ジャマイカキッチン オルハさん、おいしくいただきました。
キックオフが近づき、残留が危うい浦安応援席は緊張感が走る
ことはなかった(苦笑)。
真剣なお遊びで、以下の応援歌を歌う。
・紅(くれない)
・ねぶた
・「じゃかじゃかじゃん♪じゃかじゃかじゃん♪オーオーオーオー!」
そんなこんなで選手入場。ボール回しの様子を見ると、先週ほどではないが、ピッチ上はボールが止まりやすい。
キックオフした直後、ドラゴンズにお菓子、ではなく得点をプレゼント。
浦安応援席は、落胆する人もいた。しかし、ピッチ上に混乱した様子はない。ドラゴンズがペースを落としたことも影響し、浦安は両サイドにボールを散らして、チャンスを伺う。
2列目より後ろの抜け出しで、シュートを打つ展開まで持っていけるが、ゴールは奪えない。(主審がファールを多くとる傾向があり)PA近くでフリーキックのチャンスもあったが…前半途中の選手交代で菊島を投入するも、流れは変わらずこのまま前半終了。
通常ハーフタイムは、控え選手がピッチに出てきてボールを回すが、大雨のため短時間で切り上げる。
一方、浦安応援席はスマホをじっと見る人が多い(おれは見ていない)。
残留に大きく関わる他会場の途中経過を確認しているのだろう。
「成人向けサイトを見ないでください!」と言いたい場面だったが、さすがに自重。
勝負の後半、浦安が攻勢に出ると思いきや、ドラゴンズが攻撃を仕掛ける場面が増える。しかし、浦安DF陣が確実に対処してピンチの芽を摘む(難しいコンディションを考慮すれば、本当にいいプレーだと思う)。
残り時間が30分になろうとするとき、柴田監督が最後のカードを切る。清水康矢と多木の投入だ。
今年は、ほとんど結果を出せていない2人だが、勝負に出た。
勝負の成否は、すぐに表れた。
左ウィングの富塚が敵陣深くに侵入し、そこにボールが入る。(利き足ではない)左足でクロスを上げる。
高いかな?と思ったボールは、多木の頭にドンピシャ。叩きつけたボールは、豪快にネットを揺らす。浦安が同点に追いついた。
このゴールは、多木が結果を出したことが素晴らしい。それ以上に、富塚のクロスが絶妙だった。昨年の開幕前からしばらくの間、都並TDの元で左サイドバックの練習をしていた成果が出た。
浦安は一気呵成に攻勢を掛けたい場面だったが、おれはアウェイ青森戦・アウェイ三重戦が脳裏に浮かんだ。慎重に…と考えていたら、
ドラゴンズのほうが動揺しており、明らかに苛立っている選手が数名いた。
そのタイミングで、浦安がスローインを得る。勝ち越し点を狙うべく、早めにボールを選手に渡そうとしたボールパーソン(U-14の子どもたち)が慌ててしまい、豪快にコケてしまう。客席では、自発的にチームコールをする子どもたちもいた。浦安に携わるみんなが、勝ち越し点を切望していることが分かるシーンだった。
そんな子どもたちの期待に応えたのは、またもや多木。右サイドで矢部からアーリー気味のクロスが上がる。多木は体躯を活かしてボールを収めると、そのままシュート。見事なゴールを決めて、浦安が逆転に成功する。
このときのスタンドの盛り上がりは、今年1番だったかもしれない。声出し隊のエリアは言うまでもないが、エレクトリカルパレードを歌う時、立ち上がっている観客が多数いた。観客は247人だったが、それを感じさせないような熱狂だった。
そんなスタンドの雰囲気はピッチに伝わったか分からないが、浦安の選手は躍動する。
ドラゴンズは反撃を試みるが、浦安のDF陣は安定していた。決定機を作らせない。80分過ぎ、浦安がボールを拾うと、清水が敵陣のコーナーフラッグのほうへボールを蹴りだす。
ドラゴンズのGKが追いつくと思われたボールは、水含みのピッチが影響してほとんど止まってしまう。
そのボールはGKが触れる前に多木がかっさらい、PA中央へパス。走り込んでいた菊島が、決定的なゴールを奪う。
ピッチ上では、菊島が喜びを爆発させていたが、応援席も同様だった。
エレクトリカルパレードは、逆転時のような盛り上がり。直後、声出しのリーダーは笑いながら「なんて日だ」と言っていたが、結果を出してほしい選手がゴールを立て続けに決めたから、その気持ちはよく分かる。
そして、声出し隊の近くにいた下部組織の子どもたちは、自発的に応援を始めた。3点目以降は、子どもたちが応援を初めて、声出し隊がそれに乗っかる現象が起きた(ドラゴンズが、攻勢をかけていたときに「うらやすゴーール!」のコールを発したときは、応援の加勢をお断りしました)。
3点目以降は、ドラゴンズの反撃をしのぎ切り、試合終了。
90分間、選手がベストを尽くした結果、ブリオベッカ浦安は、久々の勝利を手にした。
今年から、試合に勝ったあとは、(選手たちの協力のもと)選手とファンがラインダンスをして、勝利の喜びを分かち合っている。
浦安の子どもたちも大勢参加し、ラインダンスが行われた。
その中で選手が数名、音頭を取っているのが分かった(動く方向を変えるとき、「ヘイ!」と言っていた)。
この様子を見ていて、「選手もラインダンスをやりたかった」ことが伺えた。個人的には、少ししんみり。
後藤虹介は、ツイッターで「ラインダンスわかんねぇ。笑」と呟いていたが、おれだってラインダンスのやり方を忘れていた。
ヒーローインタビューでは、結果を出した選手が呼ばれていた。残り2節に向けて力強いコメントもあった。
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何はともあれ、ブリオベッカは今日のような「悪あがき」を続けていくしかない。その先に、何が起こるかは誰にも分からない。しかし、悪あがきをしなければ、何も起こらないことははっきりしている。
残り2節、最後の一瞬まで諦めることのない声援を。プレーを。

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