吹田スタジアムには魔物が棲んでいる

6月15日、J1リーグガンバ大阪vs浦和レッズを観戦するため、吹田スタジアムへ行ってきた。
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スタジアムの外観や見やすさ・臨場感については、既に多くの媒体で取り上げているので省略するが、
試合前から両チームサポの声量が凄かった。
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おとなしい人が多いバックスタンドに座っているのに、隣に座っている人と会話しづらい
国内では、あまり味わえない雰囲気に満足し、この時点で「飛行機で来てよかった」と思った。
選手入場のとき、ゴール裏はもちろん、メイン・バックとも立ちあがって出迎える人が多い。
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アルウィンほどではないが、観客1人1人がゲームに参加しようとする気持ちは伺えた。
いい雰囲気の中で試合が始まり、遠藤(ガチャ)のカウンターから、いきなり宇佐美のゴールが決まった。スタンドは総立ち!
ガンバファン・サポーターのテンションは最高潮だったが、GK東口まで反対側のゴールラインへ走って選手と喜んでいた(今にして思うと、それだけの価値はあったが)。
ピッチとの距離が近いスタジアムで、最高の形で先制点が決まった。
しかし、ファン・サポーターは「感情的になりすぎる」傾向が出てくると考えていた。
その代表的な例が、大津祐樹が若いころ(2008~2011)の日立台だ。
大津がドリブルを仕掛けると、相手選手はスライディングタックルをする。
それがノーファールであっても、大津は大げさに倒れ、一部のレイソルサポは審判に罵声を浴びせる。
これが繰り返され、日立台の雰囲気が悪くなることは多々あった。
でも、今日の吹田スタジアムは違った。
客席に近いサイドで藤春や宇佐美が仕掛け、結果ボールを奪われても、ガンバファンは、審判に罵声を浴びせることはなかった。(「く○ばれアホの審判」コールを聞いたことがあるので、意外だった)
そんなサポ・ファンの空気に押されたか、五輪代表井手口のプレーが良かった。阿部・柏木が相手でもよく闘えていた。
片や、遠藤(若大将)のプレーもよかった。先制点以降は決定機を多く作らせず、最後方からのパスは光るものがあった。
前半はこのまま終了。
後半10分ころ、ビハインドの浦和が仕掛ける。
興梠と武藤を投入した。(途中出場の選手は、監督からの指示を、他の選手に1mまで近づいて伝えていた。ピッチ内で、声のやりとりができないことを物語っている)
すると、浦和にチャンスが生まれ始まる。試合開始から両チームサポの声量は凄かったが、浦和サポの声量はさらに上がる。しかし、ゴールを決められない。
後半30分ころ、耐えていたガンバにビックチャンス。
PA内の真ん中で、フリーになっている遠藤(ガチャ)に、ボールが通る。この時点で、メインやバックのファンは、立ち上がる人も多かった。
しかし、シュートはバーを叩く。
立ち上がったファンはのけぞる。しかし、「ため息」は出なかった。
↓の意見交換会の成果が出始めているのだろう。


素晴らしい。
ガンバファン・サポーターが悪い空気を作らなかったとはいえ、浦和に流れが行くパターンだ。
ガンバサポも浦和サポも最後の力を振り絞り、大声援を送る。
緊迫した展開の中、ロスタイムに突入する。
時間が経つにつれ、座っているガンバファンで、手拍子する人がどんどん増える。
特に、ラスト1分半は手拍子の嵐
テレビで観る欧州の雰囲気だった。何より浦和サポの声援ほとんど聞こえなかった。(ややアウェイ寄りで観戦したのにも関わらず)
東日本大震災直後の仙台vs浦和@ユアスタでもなかった出来事だ。
国内では、まず味わえない雰囲気だった。このまま試合が終わり、
ガンバが大きな勝利をあげた。
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ガンバは、選手層が厚く育成も上手な好チームだ。そんなチームが手にしたスタジアムに、今日のようなファン・サポーターがいれば、凄いことを成し遂げられるかもしれない。
J1優勝?違う。
ACL優勝?それも違う。
大阪と神戸の間にある「日本で最も有名なスポーツ施設」のような文化を創り上げることだ。
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夢を見すぎかもしれない。しかし、方法を間違えなければ、新しい文化を築き上げられるだろう。

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