かなり更新が遅くなってしまったが、「東京都1部」に昇格したスペリオ城北の開幕2試合を振り返る。
第1節 3月27日@大井埠頭
東京海上FC 3-1 スぺリオ城北
記念すべき昇格初戦は、城北地域から離れた埋立地での開催となったが、赤スポと変わらない多くの声出しファンが駆け付けた。
試合前には鑑開きの儀式(酒ではなくアクエリアス)も行われ、祝賀ムードに花を添えた。
相手は昨年のチャンピオン「東京海上FC」だったが、悲壮感は全くない。
試合開始。
スペリオは、立ち上がりに失点。
東京海上の「チェックの速さ」が素晴らしい。スペリオがボールを保持しても、前にボールを運べない。
前半は、このまま1-0で終了。
後半開始。
スペリオは、立ち上がりに失点。
相手のショートカウンターに対応できなかった。
東京海上は、(スペリオに所属していた)成岡や(青梅に所属していた)岩田といったキングが何人もいるように見える。
それでも、スペリオはボランチに入った松本陽介が、ゲームを組み立て始める。すると、田熊がスーパーゴールを決める。1点差に詰め寄る。
スペリオサポは、かなり盛り上がる。
盛り上がったが、直接フリーキックを決められて、再び2点差に。
…曲げたボールが、ポストをかすめてネットを揺らすとは。この日、スーパーセーブを連発したGK相馬でも、何もできない。
関東1部でも、なかなかお目に掛かれない見事なフリーキックだった。
しかも、その直後に松本陽介が2枚目の警告で退場。
結局、このまま試合終了。スペリオの開幕戦は黒星スタートとなった。
第2節 4月3日@赤スポ
スペリオ城北 2-4 FC OSSA
ホーム開幕戦。昨年同様に、多くの観客が詰めかける中、キックオフ。
立ち上がりに失点。前節も同様に失点しており、「立ち上がり失点病」を発症してしまった。
円陣を組んでいるときに、「闘魂ビンタでも注入したほうがいいのでは?」と思ってしまう。
松本陽介のいないスペリオだが、この日は前節よりも、前を向いてプレーできている。
だが、相手ゴールキーパーのレベルが著しく上がっている。
簡単にゴールできないだろう、と思った矢先、
田熊が2試合連続ゴール。
相手のバイタルを崩す、素晴らしいゴールだ。
さらに、この日は左サイドハーフに入った臼井が見せる。
左サイドをドリブルで独走。
PAに入っても、ゴールラインのギリギリをドリブルで突破。
そして、ゴール前にいた小池にラストパス。難なく決めて、スペリオ勝ち越し。
声出しに限らず、観客席全体が大歓声に包まれる。
声出しファンが、始めに「臼井」コールをしたのはいいけど、
なぜ得点者を間違える…
(小池がルーキーだった昨年も、初ゴールのときに、他の選手と勘違いした前歴あり)
おれは、地元(東京都北区)出身の好青年である小池選手のファンなので、ちょっとムカつく。
赤スポは素晴らしい雰囲気だったが、コーナーキックでまた失点。
前半ロスタイムには、直接フリーキックを決められ、再度勝ち越しを許す。
ここで前半終了。「2-3」というスコアで、レベルも高い。第三者にとっては最高に面白いだろう。
後半立ち上がりは、失点せずに済んだが、
後半なかばにコーナーキックからまた失点。
声出しに限らず、客席全体が、悲観的(ため息が多く出るetc)になる要素満載だったが、決してそんなことはなかった。
この日の客席は、
選手に声援を送り、いいプレーには拍手などのアクションを起こす。ミスをしても、引きずらないように努める。
それが、よくできていたように思う。だからこそ、おれはこのチームを追っているのだが。
このまま試合が終わった。スペリオは「2-4」で敗れる。
上位チームとスペリオのプレーの差は、「めちゃくちゃ大きな差ではないが、大きな差」ではある。
その差を埋めるのは、選手自身はもちろん、ファン・サポーターだってできる。
東京都1部リーグは、始まったばかりだ。
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