快晴で、ほどよい気温と湿度。
紫外線は強かったが風は弱く、4月13日の浦安は「ピクニック日和」。
午前中の運動公園は、高校野球春季大会や陸上で賑わっていた。
昼過ぎからは、いくつかの店が開店し始める。
acona coffeeのカフェラテ(450円) #べか彦かわいい
ラテのアートは、400種類以上描けるらしい(例・夢の国のキャラクター)
ジャマイカキッチン・オルハのジャークサンド(500円)
石窯ピザ・オアジ(大きい1切れ300円)
バリ食堂(ナシアヤム700円)(食わないやつはサガン鳥栖)
注・個人的に、暑い時期は、オルハさんよりもオススメ
お待たせいたしました。お待たせし過ぎたかもしれません。
オタクも絵恋ちゃんも大好きな
✨過疎り芸✨
です。お納めください pic.twitter.com/yHshCOrLcz— バリ食堂 (@mexibaka) 2019年4月13日
元祖たこ壱(8コ400円)
かわいさいっぱいの箱(推定3万円)
たこ焼き以外は、2時間の間に1人で完食!
かわいさいっぱいの箱は、金銭的な問題で買えなかった。
(大きい人形は3,000円 小さい人形は1,000円で販売)
そうこうしている間に、陸上競技場ではサッカーの試合に向けた準備が行われていた。
関東サッカーリーグ ブリオベッカ浦安 vs 東京23FC の一戦。
キックオフは15時30分なので、14時半過ぎまでは観客はまばら。
15時過ぎからは、観客が増え始める。
浦安市長、浦安市市議会議長、浦安サッカー協会の方々があいさつを行う。
おれはその合間を縫って、メインスタンドで「声出しファン紹介(ブリオベッカかって通信)」をメインスタンドで配布。
受け取ってくれたみなさんには感謝。
一方のバックスタンドでは、若手のブリオベッカファンが配布。
選手入場直前となったところで、おれはメインスタンドの観客に向かって「演説」
(プロ野球の応援団をイメージして行った)
簡単に書けば「楽しんで応援しましょう」という内容だ。
今シーズンの開幕前に、ツイッターに書き込んだときの思いは変わらない。
今年の応援に対する考えは、昨年と同じ。
(天皇杯関連を除く)
チームの結果よりも、浦安市陸を良い雰囲気にすることが重要だ。
実力のある選手は、来年以降、上部のカテゴリーや海外に挑戦してほしい。
2019年もよろしくお願いします https://t.co/dgkeR92Tfi— 東スポ(東小岩スポーツ) (@M__Oshima) 2019年4月6日
平成30年の応援…開き直るしかない https://t.co/ztin3ANxz6
— 東スポ(東小岩スポーツ) (@M__Oshima) 2019年4月6日
選手入場を迎えたが、
「選手よりも監督にカメラを向ける取材陣が多い」珍しい光景だった。
ホーム開幕戦恒例の国歌斉唱、
ボール回し、円陣を経てキックオフ。
おれは、「ある目的を持って」メインスタンドで観戦。
応援を煽ることはしなかった。
そのせいか!?、前半立ち上がりに、いきなり失点。東京23の誇るFW飯島秀教の「視野」が素晴らしかった。さすがは、ストライカーだ。
メインスタンドの観客は意気消沈するが、おれも沈黙。
浦安はサイドから攻撃の糸口を探るが、前半15分過ぎに想定外の出来事が発生。
浦安のボランチが、「(推定)足の裏を見せるスライディングをした」悪質なプレーで、一発退場。
バックスタンドの一部に陣取る東京23のサポーターは、歓声をあげ、浦安ファンは同様を隠せない。どよめきは広がる。
レッドカードが提示された瞬間、都並監督は作戦ボードへ一直線に向かい、ボードのマグネットを動かし続ける。
そして、選手に指示を送る。
攻撃はあくまでサイドに比重を置いていた。ただ、いい形で崩すシーンもあったが、PA内に入ってくる選手は1人だけというケースが散見。
守備では、東京23FW飯島のポストプレーに悪戦苦闘。基本的に「縦ポン」なのだが、攻撃陣は飯島以外の選手も個人能力が高い。
浦安は右サイド(東京23の左サイド)から攻撃されるシーンが多かったが、あえて攻めさせているような印象を持った。
東京23の左サイドにいた吉永和真は、「左足でクロスをあげない」ことに気が付いていたのだろう。
(以上、選手退場以降、隣に座っていたサッカーファンと話した内容)
(バックスタンドで応援を続けていたファンには、申し訳ない)
ピッチ上では膠着状態が続いていて、おれは「守備でいいプレー」があったとき、大げさに拍手したり声援を送った。
集中した守備からいい攻撃を、と思っていた矢先、
前半ATにまた失点してしまう。1失点目や退場よりも、落胆した。
このまま前半終了。ブリオベッカは、1人少ないうえ、2点のビハインドを負う展開。
メインスタンドの観客に向かって「演説」をやろうとしたが、「笑って怒る表情」になると思ったので、自粛。
都並監督は、3分近くにわたって村田コーチと作戦を練っていた。
ハーフタイムは、べか彦&ブルーキャッツのショーが行われた。
スタンドの悲壮感が薄れたところで、選手たちがピッチに戻ってきた。
ブリオベッカの交代で入る選手を確認したおれは、懲りずに「演説」を行う。
その概要は「攻撃で期待できる新入団選手が出てくるので、後押しするような声援を送りましょう」
勝負の後半。ブリオベッカは、フルスロットルで相手ゴールに襲い掛かる。
早速、PAすぐ近くでFKをゲット。このチャンスは活かせず。
その後も、MFと1トップの連携がよく、敵陣でボールがよく回るようになった。
小島樹(こじまたつき)の投入と、システム変更が効果てきめん。
バックスタンドにいる浦安ファンの「カモン浦安」チャント(応援歌)の声量が段々大きくなる。
メインスタンド最前列の通路に座っていた子どもたちは、「カモン浦安」チャントをし始めた。
おれは、隣に座っていたサッカーファンと「いい流れのうちに1点返せば、東京23は(攻撃したい選手)と(守りたい選手)で分断するはず」と意見を交わす。
後半15分過ぎ、素晴らしいカウンターで東京23の陣形を崩し、小島樹のゴールで1点を返す。
こうなると、浦安ファンは応援に力が入る。
バックスタンドで、若手の浦安ファンは頑張っているのが伝わってきた。
若手の浦安ファンの近くにいた子どもたちの声援が、よく聞こえてくる。
それに呼応して、メインスタンドでも手拍子を合わせるファンが出てくる。明治安田生命のみなさんも。
浦安は、相手を崩すシーンが目立ち始める。対する東京23FCは、相手陣内でボールを保持するシーンすら少なくなる(1人多いのに)。
浦安にとっていい展開となり、決定機も増えてきた。それを逸する場面も多かったが、おれはバックスタンドで声出ししているとき以上に「選手を励ます拍手&声援」を意識して行った。
ファンが、がっかりしたり、気落ちしている様子を選手に伝えたくなかったから。
少なくとも、おれが座っていた席周辺では「拍手&声援」を送るファンばかりで、とても心強かった。ワンプレーワンプレーに対する反応が大きい。
この頃から、「楽しく応援」する気持ちは、完全に抜けていた。
バックスタンドにいた声出しファンも、同じ気持ちだったはず。
後半30分過ぎから、都並監督は矢継ぎ早に選手交代を行う。
ピッチ上では、浦安が圧倒的にボールを支配する展開は変わらない。
それでも、同点ゴールが決まらない。
バックスタンドの声出しファンを中心とした「カモン浦安」チャントは、声量&手拍子が大きくなる。
後半40分ころから、アタッキングゾーンで得たスローインは、すべてロングスローで放り込む。
後半43分くらいのコーナーキックのチャンスでは、おれ自身が、メインスタンドの観客を煽る(決して強制的ではなく威圧的でもなく)。
この流れでも決まらず、後半ATの表示は3分。
それでも、同点ゴールを決めると信じていた。
ATが2分過ぎたころ、浦安は「地上戦」でPAに侵入。決定的なシュートを放つも、ポスト直撃。
その瞬間、メインスタンドの歓声はすさまじかった。
シュートが決まらなかった悔しさはあった。悔しさはあったが、大歓声があがった瞬間、
ロンドンのサッカースタジアムにいるような錯覚を起こした(決して比喩表現ではない)。
参考・レイトン・オリエントFC(イングランド5部)試合観戦記
このシーンの「一体感」は、浦安を応援し続ける限り、ずっと心に刻まれることだろう…
結局、このまま試合終了。1-2で東京23FCの勝利。今年も、後塵を拝す結果になってしまった。
選手が整列する際、バックスタンドの声出しファンから「ブリオベッカ」コールが起こる。
それにこたえて、おれが座っている席周辺のみなさんも、同様の声援&手拍子を送った(もちろん、おれも)。
選手がお互いのベンチにあいさつした後、おれはまたしても「演説」をした。
概要は「前半が最低だったにも関わらず、最後まで観戦していただき、ありがとうございました」
「またみなさんと楽しく観戦できれば嬉しいです」
の2点。
演説の後、「選手のお見送り」があることに対して、驚いていた観客がちらほらいた。
地域リーグを初めて観戦するファンもいたことが伺える。
その後、メインスタンドへ降りる階段の大きい踊り場で、観客に改めてお礼を続けていると、
選手の親族の方に声を掛けていただいた。ありがたい。
しばらくして、バックスタンドの声出しファンと再会。若い2人は、明らかにハードワーク。
おれは、しばらく競技場にいた。ピッチの中では、少年たちのサッカーが始まっていた。
子どもたちが集まっている一角があり、その様子を見ていると、指示を出しているのが都並監督だった。
写真撮影の掛け声を先導して「ハイ!モドリッチ!」と叫んだり、個別の写真撮影に気軽に応じたり…
浦安の子どもたちにサッカー文化を根付かせたい気持ちが、痛いほど伝わってくる。
おれは、いろいろな感情を抱きながら、浦安を後にした。
(舞浜駅から見えた、川向こうの観覧車)
4月20日(土)は、決勝戦のつもりでガチ応援をする。