ブリオベッカ浦安、ミッションコンプリート

快晴だが、強風が吹き荒れた「昭和の日」
ブリオベッカ浦安は、柏の葉で奈良クラブと対戦した。
キックオフ2時間前に到着したが、奈良サポは既に数十人もいる。
この時点で、ホームジャックされることは覚悟した。
開門となり、奈良サポはアウェイ応援エリアに大挙入って来る。
ところでアクシデント発生。
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手前タッチライン・アウェイ側のスプリンクラーが暴走!
(写真を見ると、スプリンクラーが1台しか稼働していない)
メインスタンドの上段から撮影したが、たまに水しぶきがかかる。
ピッチ管理者が、スプリンクラーを足で踏み、無理矢理角度を変えていた。
足で踏みながら電話連絡する等バタバタだったが、しばらくして無事にスプリンクラーが止まった。
(おれを含む、10人近くがピッチ管理者に拍手を送る)
浦安ファンから見れば、奈良クラブのストロングポイントである右サイドから野本のアーリークロスの精度を下げる姑息な手段に思えたが
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奈良ベンチを大人数で拭いていたので、そんなことはないようだ。
センターポールに掲げたブリオベッカ球団旗の紐の一部が外れ、慌てて下に降ろすハプニングもあったが、
キックオフ40分前に選手紹介が行われた。

浦安のスタメンが大きく変わっている。
DFラインは右から富塚、秋葉、笠松、田中(貴) 中盤は板倉、村田、坂谷、田宮
前節の武蔵野シティ戦の出来がめちゃくちゃ酷く、、さらに怪我人が増えたとはいえ、ここまで大ナタを振るうとは…
試合が始まる。
浦安のフォーメーションはいつもと変わらない。
それでも、前半立ち上がりに失点する。エンドを風上に取っているのに
PA近くのセットプレーから、奈良クラブの早いリスタートに対応できなかった。
(今シーズン、試合の立ち上がりは、素晴らしいor最悪の2択しかない気がする)
このままズルズル行くとまずいなー。と思ったが、
浦安の中盤はボールがよく回る。風下に向かって攻めていても、ショートパスを繋ぐ。
正直に書くと、「浦安がいい」のではなく、「奈良のプレスの掛け方が変」だと思った。
ラインメール青森や流経大ドラゴンズのような一体感がないというか…
奈良のボランチの回りでもパスが通るようになる。
この日のレフェリーは、かなり不安定だったが、選手・監督は異議を唱えることなく、試合が進む。
そして、右サイドからのクロスが上がり、混戦の中ゴール!
アナウンスも絶叫!
したけど、ハンドの判定。
浦安は、2週続けてぬか喜びだ。残念。
結果、ボール保持率は「ほぼ五分五分」のまま前半終了。
後半は、風下にエンドを取った浦安。
ロングボールへの対応がまずく、奈良の猛攻を受ける。ポスト直撃のシュートが少なくとも2回。GK中島は、ポストと友達になれたようだ。(強い追い風で、奈良のシュートはコントロールが難しかったおかげもある)
その直後、浦安がPKを獲得。
田宮がPA内で突破を試みたところ、奈良のDFがつっかけてしまった。
このPKは、俊哉様が決めて同点。
ここでミスターサイトーが動く。
ボランチで機能していた板倉に代え、矢部を投入。
矢部の「リーグ戦連続フル出場」は途切れたが「リーグ戦連続試合出場」は継続中。
結果として、この采配が当たるから恐ろしい…
同点ゴール以降、パスがよく回るようになった浦安。奈良はショートパスで崩されないように守る。
そんなとき、矢部がロングボールを出す。
無風状態ならゴールラインを割っただろうが、「この日はボールが押し戻され」裏に抜けた竹中に通る。
左足でシュート。ネットを揺らす。副審はゴールを認める判定。
ブリオベッカ浦安逆転! 竹中は4試合連続ゴール!!(竹中は、このまま大活躍して、J2中位以上のチームに移籍してほしい)
柏の葉に「エレクトリカルパレード」が響く。
相手がショートパスへで崩されないように守る

竹中が抜けだし、ドンピシャのロングボールを送る
このゴールへの流れは、前のホームゲームと同じだ。
となると、次に待っているのは、
相手の猛攻
奈良は、どんどんPAまで侵入してくる。
浦安は体を張って何とか守る。
ミスターサイトーは、絶叫しっぱなし。手を使ったアクションも大きい。
それでも、86分まで2枚目のカードを切らない。
田宮を下げたが、こんな遅い時間までサイドハーフを全く代えないのは初めてのことだ。
結局、このままスコアは動かず 2-1 でブリオベッカ浦安が「逆転勝利」
嫌な形で先制点を取られ、大勢の奈良サポの歌声が鳴り響き、レフェリーも不安定。
そんな展開でも、選手は任務を全うし、浦安ファンは「悲観的にならず、雰囲気を悪くする」こともなかった。
選手・スタッフはもちろん、ファンも一体になって、勝利を掴んだ!といえるだろう。
試合後の「選手たちのお見送り」は大盛況。
「4勝1分4敗」と勝率を5分に戻したこともあり、みんないい笑顔だった。3月中旬がウソのようだ。
だが、5月の日程はキツイ。リーグ戦は5試合あるが、そのスタジアムは
東近江(滋賀) → 柏の葉 → 宮崎 → 東総(銚子の近く) → 五戸(青森県)
1か月のチーム遠征費だけで300万円近くになる…
選手への負担も大きいだろう
これから、タフな1か月間が始まる!