昨日は、関東リーグ第6節 ブリオベッカ浦安vsVONDS市原(浦安陸) が開催された。
「昨年 地域決勝に出たチーム同士がぶつかる」カードは、全国各地の地域リーグの中でも、このカードだけである。
好カードのせいか、試合開始直前には立ち見が出るほどの観客が詰めかけた。感謝である。
公式発表1,200人が見守る中、選手が入場してきた。
エスコートキッズは、なんと
幼稚園児
今まで見てきたサッカーの中で、1番ゆったりした入場だったが、泣く園児もおらず、無事終了。VONDS市原のみなさん、ご協力感謝である。
「かなり」まったりした空気の中、試合開始。
まずペースを掴んだのは、ブリオベッカだった。
前半9分、好調をキープしている田中俊哉が前線でキープし、すぐさま裏に抜け出した上松へスルーパス。
上松はキーパーとの1vs1を冷静に決めて、ブリオベッカ先制!
スタンドの観客は「エレクトリカルパレード」を歌い、大いに盛り上がる。
しかし、ここからはVONDSの攻撃が活性化する。
スタンドには浦安の子どもたちが多くいたが、「みんな楽観視している」。明らかにVONDSが主導権を握っているように見えたが…
前半39分には、VONDSの棚橋(昨年はJ2)の低いクロスから、島田(昨年はJ2)にゴールを決められる。
島田は、水戸で2年間レギュラーだったこともあって、さすがの嗅覚だった…。ちなみにブリオベッカの村田も、「パス製作所」の横断幕が作られるほど、水戸で人気だった。
それでも、スタンドから、ため息や罵声はほとんど無かった。(これだけ観客が多いと、悲壮的になりがちなのに…そうならないことは、いいこと)
結局、前半はこのまま1-1で折り返す。
後半立ち上がり、ブリオベッカはゴール正面25mの位置で、直接フリーキックを得る。
村田が右上を狙うも、キーパーがなんとかはじき出すファインセーブ。
その後は一進一退の攻防が続く。両チームとも、選手交代は「攻撃的なカード」ばかり。
VONDSの2枚目の交代で出場した二瓶は、
FC東京U-18時代に「背番号10」を背負って、昨年まで水戸にいた選手。(おれの心の中では、反則だと思った)
それでもブリオベッカは、ルーキー小田寛貴のドリブルでチャンスを作るなど、決して怯まない。
(VONDSの二瓶も、ブリオベッカの小田も、いまいち周りと連携が取れていなかった。逆を言えば、連携が深まると 相手チームにとって脅威になること間違いなし)
試合終盤は、ブリオベッカのほうが押していたように見えた。が、後半46分にブリオベッカの右SB田中貴大(昨年までJ2)が2枚目のイエローで退場……
結局スコアは動かず、1-1で試合終了。
試合後は、引き分けでも選手にインタビューを行った。ゴールを決めた上松は、引き分けた悔しさを露わにしていた。
その後ミスターサイトー(ブリオベッカの監督)のインタビューが始まる。試合内容自体は良かったとのこと。
みんな勝ちたかったことは間違いないけど、前のホームゲームよりは、選手の目的意識が明白であるように感じた。
別カードで、首位の東京23FCも痛い引き分けに終わり、勝ち点差はまだ2しか開いていない。
それだけ、関東リーグは、全てのチームが戦力を底上げしている。 (四国リーグのように)簡単に勝てる試合などない。
ブリオベッカの次節は、田中貴大が出場停止。そんな中で、アウェイの流経大FC戦を迎える(浦安が昨年のリーグ戦で唯一負けたカード)。
難敵ばかり続くが、それは他のチームも変わらない(次節は、VONDS市原vs東京23FCの直接対決)。
おれは、1人のファンとして、レベルの高い試合を
「悲壮感を出さず、楽しんで応援する」
ことしか考えていない。
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