一体感を感じた。けど…

注意・「開幕戦」「遠距離アウェイ」「選手の大幅入れ替わり」
以上3点を踏まえて、声出しの様子より、ピッチ内のことを多く記す。
選手が大幅に入れ替わり、JFL2年目を迎えたブリオベッカ浦安
開幕の地は、大分市。
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昨年の御殿場と違い、浦安ファンは当然少ない。試合開始前まで、応援エリアは牧歌的だった。
しかし、スタメン・ベンチを確認すると「おやっ」と思わせる部分があった。
特に、篠原和希をセンターバックに抜擢したところ。この選択がどうでるか?大いに楽しみだった。
ピッチ内では、選手のアップが始まっていた。都並智也が大いに盛り上げる。
程よい緊張感のあるいい雰囲気だ。
選手のアップが終わった後はトイレに行ったため、「あいかわい翔」のイベントについては不明。
キックオフ直前になり、選手が入場してくる。開幕戦なので、いつも以上にピリッとした空気だ。浦安の声出し隊は、拍手のちチームコールで選手を鼓舞する。
そして、キックオフの笛が鳴った。
声出し隊は、「開幕戦」「(昨年引退した有名野球選手出身の)大分県」ということで、

「始まりの鐘が鳴る 浦安伝説」からスタート(スクワットはやらない)。この歌から始まり、おれの気分も高揚する。
両チームとも選手の大幅入れ替えがあったせいか、静かな立ち上がりだった。
ボランチに入った上松が、ボールを上手く散らす展開も決定機は作れない。
FWに入った俊哉様と南部は、SBの裏でボールを受けることも多かったが、その後はいい流れにならない。
一方のヴェルスパは、急造SBである金井のサイドから仕掛ける攻撃が目立った。
金井は若干後手の対応だったが、決定機は作らせない。長所の攻撃としては、左サイドからゴール前にクロスを上げている(右サイドの秋葉もクロスを何本か上げている)。しかし、
そこに竹中公基や池田晃太はいない。いずれも単発で終わる。
セットプレーのチャンスでは、主に金井が蹴っていた。近い位置からのフリーキックは、いい形で味方に合わせたがゴールはならず。(右45°ゴールからやや遠い位置からの直接FKを笠松が蹴ったのは意外)
前半は大きな動きは無かったが、一番目を引いたのは篠原和希。空中戦に強く、変なファールもしない。しかも、ラインコントロールも担当している(笠松に対して、声と手のジェスチャーでラインを上げる指示を出していた)。
今年の選手応援歌第1号は篠原だったが、それも当然と思わせる出来。
結局、このまま前半終了。
昨年同様、ハーフタイム中は控え選手による「鳥かご」をやっていた。何故か理由は分からないが、明るい雰囲気に感じた。若手選手からは笑顔もこぼれていた。リラックスできている。
1点勝負の空気漂う後半は、浦安が優位にボールを支配し始める。上松のボールさばきも良くなってきた。
押し気味に進めていた後半11分、ペナルティエリア左45°でボールを受けた坂谷が相手のディフェンスをかいくぐり、決定的なシュートを放つ。このシュートは惜しくも右ポストに阻まれたが、詰めていた南部健造が豪快にネットを揺らす。
副審は、センターラインの方へ走り、得点を認めた。
「っしゃーーーー!!」
南部健造の叫び声がスタジアムに響き渡る。この試合に賭けていた想いが伝わるシーンだ。
それは、他の選手だって同じ。みんないい笑顔だった。
「今年は昨年以上の成績を残せそうだ」と期待させてくれる一体感を垣間見た。
このシーンを創り出した坂谷武春は、「将来の背番号10でも違和感ない」選手になってきた。頼もしい。
その後は、やや守勢に回る。
ミスターサイトーやキャプテン秋葉勇志から「距離感」という言葉が聞こえてくる。
引きすぎないように注意したのだろう。
後半20分過ぎには、サイドのケアに意識が傾いていたであろう浦安のCB間にスルーパスが通り、ヴェルスパFW鍔田とGK本吉が1vs1になる最大のピンチを迎えた。
「やられた!」と思ったが、本吉が股?でスーパーセーブ。事なきを得る。
このピンチがミスターサイトを刺激させたのか、最初の交代はout篠原in清水康矢
…声出し隊は全員あんぐり。
アウェイで1-0リードのまま試合終盤になると、押される展開になるのは仕方ない。
JFLで90分間ずっとゴールを狙ってよいチームは、Honda FCとソニー仙台だけ。
空中戦に強くしっかり守れる篠原を下げるとは、、、
この時間帯の公式ツイッターが


の次のツイートは


DFラインが右から「秋葉、富塚、笠松、金井」になると、パワープレーに苦戦するのは至極当然!!
実際、選手を交代してから、さらに押される展開になった。
篠原の抜擢が成功と言えるだけに、齋藤監督は試合前にメンバー表を書き終わったら
試合終了まで砂湯で寝てほしかった。
その直後には、ゴールから遠い位置でFKを与え(DFラインが不安定なので、いいボールを入れさせたくない気持ちは分かる)
そこから同点に追いつかれる。
浦安は2枚目の交代で後藤準弥を投入するも、ヴェルスパからすれば「少ない手数でチャンスを作れる状況」になっている。したがって、ヴェルスパ守備陣は攻撃せず、しっかりとブロックを作っている。走り疲れる気象条件でもない。
となると、後藤準弥が攻撃を仕掛けるスペースは皆無に等しい…
同点にされてからは圧倒的に押されたが、このまま試合終了。
最後は
「何とか同点で凌ぐ」という意味で「一体感」を感じた。
選手たちは挨拶に来てくれたが、全員「悔しい」表情をしていた。
開幕戦に賭ける想いは十分伝わっていたので、安易な言葉は掛けられなかった…チームコールとささやかな拍手で選手を出迎える。
この試合を簡単に振り返ると、「凡戦といっていい前半」と「ドキドキワクワクの後半」だった。
今年も、浦安の試合は「エンターテインメント性」が十分にあるだろう(苦笑)。
追記
このように勝ち点を落とす試合が続いてしまった場合、個人的にはやりたいことが2つある。
(1)
今から15年くらい前、ガンバ大阪が低迷していた頃の話
「勝て勝て勝て勝てホームやぞ!!」について。【百舌鳥日記(旧)】
上記の幕は、ホーム万博記念競技場では名物にもなっていた。それをモチーフにして
「1-0で勝て勝て勝て鹿島れアウェイやぞ!!」弾幕を作成する。
(2)
一昨年の早慶戦だったと思う(多少脚色あり)。早稲田大学ア式蹴球部を応援するULTRAS WASEDAは、試合が始まってからメンバーの半数が上半身裸で熱く応援していた。
早大が流れをつくるイケイケの展開になると、全員が上半身裸でさらに熱く応援していた。
先制点を取ってから、残り時間が少なくなると、全員が服を着始めた。
この行動の意味は、「攻撃する必要はない。このスコアのまま時間を消化して、試合を終わらせろ」というメッセージに読み解れた。
第三者には分かりづらい形で、何かしらのメッセージを発すた素晴らしい事例だ。
…失礼しました