平成29年の応援を振り返る(2/2)

注・ この文章は、「ブリオベッカ浦安が好きな」1人のファンが書いている。
   決してファン・サポーターの総意ではないので、あしからず。

JFLで最下位に低迷しているチーム明治安田生命J1リーグ首位の対戦。
JFLのチームにとって、地域にチームの存在をアピールする絶好の機会だ。
しかも、おれのような「声出し」からすれば、日立台のゴール裏中心部は特別な場所。(1回でも体感すれば、その意味が分かるはず)
「勝ちたい思い」というよりも「選手たちの持っている実力を出し切ってほしい思い」で、応援をした。ピッチにいる選手はキレの良い動きを見せた。浦安の子どもたちは自ら声援を送る。
しかし、結果は出なかった…今でも悔しい。
この日立台の雰囲気について、浦安公式ホームページでは、以下のようにまとめられている。
組織化された素晴らしい柏レイソルの応援に対して、育成の選手や子供達の声が鳴り響いた浦安ゴール裏。
パスを回した攻撃や相手を崩したシュートが少なくても、育成の選手や子どもたちは応援を続けた。この雰囲気が続けば、と思って迎えた次のリーグ戦。
そんな雰囲気は、完全に無くなっていた。
ピッチ上では、浦安の選手が迷走していた。応援も、日立台のように上手くいかない。
スポンサー関連の方々も、応援に駆けつけてくれたが、アウェイ・ホンダロック戦のような雰囲気には程遠かった。スタジアムで応援してくれることには感謝しているが、ワンプレー・ワンプレーに対する反応は、皆無に等しい…
アウェイのホンダロック戦とは違った応援に対して、個人的には残念な気持ちを抱いた。
この試合でも敗戦し、ファーストステージは最下位で終了。
直後、齋藤芳行監督の解任が発表された。
監督解任の一報を受け、「球団首脳は、降格したいわけではない」ことを知った。しかし、何故もっと早いタイミングで解任しなかったのか疑問も残った。
そして、迎えたセカンドステージ。
ホームにヴァンラーレ八戸を迎えての一戦。おふざけができる同士なので、試合前の茶番は、過去最大級(当社比)となった(茶番に参加していただいたみなさんには、改めて感謝)。リーグ戦に限って言えば開幕戦の采配ミス以降、やっと応援に集中できる環境になる。
しかし、気になる役員人事も発表される。その点は後述。
声出し応援は、日立台を経験したおかげで、理想像に少し近づいた。試合前と試合中のメリハリができるようになる。
柴田監督就任以降、サッカーの内容が劇的に改善したこともあって、スタジアムの雰囲気は見違えるように良くなった。いつも来ている声出し以外の方々も、浦安応援席へ遊びにくることも多くなる。
応援の雰囲気が良くなったころ、ホンダロックとの一戦が柏の葉で行われた。
試合前には、水鉄砲による茶番が繰り広げられる。
楽しい雰囲気は出せたと思うが、今後は「内輪」に走らないよう気を配る必要があるだろう。
肝心の試合のほうは、ホンダロック戦から引き分けを挟まず4連敗。
この中には残留に向けて致命的な敗戦も。この連敗以降は楽しい応援よりも、悲壮感や使命感がオモテに出た応援になる。
10月初旬、それを痛感する出来事があった。
8月のアウェイ今治戦は、後半45分間ずっと浦安応援席で応援してくれた方が、
10月のアウェイ奈良戦では、試合終了後にあいさつへ来てくれたことだ。
そのときに、「行きづらい雰囲気があった」ことを伝えてくださり、おれ自身が悲壮感を漂わせていたことを実感。(今後もインプレー時以外で、応援に対する意見や感想を、直接伝えてくださるとありがたい)
その後、自力残留の可能性が風前の灯火となったころから、↓の行動に出た。


どんな状況になっても、柴田監督率いるブリオベッカは奮闘した。しかし、最終節に他会場の試合結果によって、関東リーグに降格が決まった。
ラストゲームは、スタジアムへ行きたかったが、仕事の都合上不参加だったことが悔やまれる。
先ほど、「気になる役員人事」と書いた。それは、セカンドステージ開幕前に「強化部長」なるポストがつくられたことだ。
通常では考えられない球団首脳陣の役員人事に対し、声出しファンの多くは、否定的な考えを持つ。
その中で、「強化部長」に対する接し方や来年以降の処遇について、意見は割れた(「応援の考え方」については、ほぼ一致している)。しかし、この件に関しては(否定的な考えの中でも)バラバラな思いがあった。結果的に理想像と、少し違った雰囲気をもった応援に…
応援に限って1年間を振り返ると
「チーム成績や人事に左右されない」応援ができなかった。己の心の弱さが出た。
楽しい応援をしたいと思いつつも、開幕戦の采配ミス以降、どこかギクシャクしてしまった。そんな状況では、応援の輪が広がるはずもない。
来年以降、「楽しい声出し応援」はどうするべきか?その考えは、年が明けてから書く予定だ。