「おめでとう」はまだ言わない

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 松本山雅がJ1昇格を決めた。
 2005年まで北信越2部(今で言うJ6)で、
 2006年から2009年までの4年間は北信越1部(今で言うJ5)に所属していたクラブとっては、快挙と言えるだろう。
 でも、山雅の選手・関係者・ファンに「おめでとう」は言わない。
 なぜなら、山雅ファンの持つパワーがあれば、もっと凄いことを成し遂げられるからだ。
 このチームのファンは、地域リーグ出身ならではの応援している。
 ロック総統の言葉を借りれば、「今そこにあるサッカーを愛せ」るファンなのである。
 おれは、2年前の三ツ沢(2012.9.17 vs横浜FC) で初めて山雅の応援を見たが、ビハインドだとしても、悲壮感がなく楽しそうに応援する姿に共感を覚えた。
 しかし、J1の特定のチームを応援するサポーターには、勝利至上主義の考えを持つ輩が多い。
 (戦時中の、兵隊さんが頑張っているのだから一般市民は…と、
  J1の、選手が頑張っているのだからサポーターは…の考えは似ている)

 特にそういったチームのホームゲームでは、いつもサッカーを楽しむ山雅ファンの応援を観たい。勝利至上主義の応援スタイルを持っている輩は、その応援に驚くはずである。
 その当時、特定のチームを応援していたおれでも、山雅の応援に魅了されたのだ。
 山雅ファンのみなさんには、今までと変わらぬスタイルで、日本最高峰のリーグのサッカーを楽しんでもらいたい。そうすれば、J1昇格よりもっと凄いことを成し遂げられるだろう。
 
 ユアスタに8,000人の山雅ファンが押し掛けることを期待して