春らしい陽気な気候となった昨日、関東サッカーリーグ1部 横浜猛蹴のホームゲームが保土ヶ谷公園サッカー場で行われた。
関東リーグやJFLで使用するのにピッタリな環境のサッカー場で、観戦するテンションも上がる。
試合前のシュート練習で、相手選手たちは、芝生観戦エリアにどんどんボールを蹴り込んでくる。ゴール裏住民としては、理想的な距離感だ。
地域リーグらしく、特にアナウンスのないまま、選手入場を迎える。
横浜猛蹴の写真撮影は、いつも通り自然体だった。
試合前の記念撮影で謎フォーメーションを組む横浜猛蹴。 #コミュサカ pic.twitter.com/5mTdq2j5Uj
— しゅんぺい (@Shunpei1222) 2018年4月8日
そして、キックオフ。
横浜猛蹴は、相手チームに一方的に押し込まれる展開となる。しかし、相手チームがチャンスを逸したこともあり、スコアレスで前半を折り返す。
迎えた後半、相手チームが先制点を挙げる。相手チームのファンは、目の前でゴールが決まり、ハイタッチの嵐のち「エレクトリカルパレード」を繰り広げる。実に楽しそうだ。
なのに、その間、横浜猛蹴の選手で下を向く者はいなかった。
エレクトリカルパレードが終わった直後に、同点ゴールをたたき込む。
相手選手が意気消沈しているのを見逃さず、すかさず逆転ゴールを決める。
交代カードが5枚まで切れることもあり、ビハインドを負った相手チームは、すかさず選手を替える。
横浜猛蹴は、ずっと守勢だったが、決定的な場面はほとんど作らせない。
攻勢に転じたとき、崩しきれない場合は、多少遠目からでもミドルシュートを撃っていた。相手にカウンター攻撃をさせない有効な手段だ。
相手チームは、交代枠をフルに使い、ロングスローを発動させるなど、あらゆる手段を尽くしたが、ゴールを割れず。このまま試合終了。
2-1で横浜猛蹴が勝利を挙げた。
整列の直後に、横浜猛蹴の選手たちが相手チームのベンチへあいさつに向かう。
そのとき、相手チームのファンから「横浜猛蹴!」コールが起きる。
横浜猛蹴のファンからは、お返しのチームコールが。
相手チームの選手たちは、ファンにあいさつしたが、選手の表情は「自分自身に腹が立っている」ように見えた。仕方のないことだろう。
一方の横浜猛蹴の選手たちは、大喜びで記念撮影をしていた。とてもカッコよく見えた。
その後、相手チームのファンのところへ、あいさつに向かった。
試合後、横浜猛蹴の選手がブリオベッカ浦安サポーターの元にも挨拶。浦安サポもそれに対し拍手と横浜猛蹴コールで応えていました。 #コミュサカ #地獄の関東リーグ pic.twitter.com/tAn0bEpU6X
— しゅんぺい (@Shunpei1222) 2018年4月8日
相手チームのファンは、発破をかける。
「自信をもっていいぞ!でも、こんな雑魚チームに勝ったからって、喜びすぎだぞ!」
(ここら辺から、横浜猛蹴の選手たちは笑い始める)
「ウーヴァやユナイテッドに勝ってから、大喜びしてくれ!!」
そして、別のファンは
「とーゆな、たおせ!たける!!」
コールを猛蹴の選手に送っていた。
ここから本題
まず、試合後に横浜猛蹴の選手たちへ発破をかけた相手チームのファンは、おれだ。偉そうな発言で失礼だったかもしれないが、本音を叫んだ。
ブリオベッカ浦安は、1-2で負けた。しかし、「悔しい」という気持ちは、ない。試合終了直後も、現在も「敗戦は必然」だと考えている。主な理由は以下の2点。
・サッカーは「弱連結のスポーツ」(ストロングポイントよりも、弱点のほうが勝ち点に大きく影響する)なのに、弱点を改善する気配がないまま今シーズンを迎えたこと
・選手たちのメンタル面が、全く改善されないこと
特に、メンタル面については、
「○○する」「○○をしよう」ではなく
「○○しない」「○○をしなければならない」という悪循環に陥っていると思われる。
この悪循環は、簡単に抜け出せないだろう。なぜなら、試合中に「○○するな!」「○○をやれ!」と怒鳴り散らす(散らした)居丈高な人がチーム内にいるから。
この試合でもシュートを決められず、頭を抱えてしゃがんでしまう選手が何人かいた。
特に、至近距離のシュートをポストに当てて、そのボールがPA内で転がっているときに頭を抱えた選手については、
「やれよ!こけてんじゃねぇよ!お前!」
のような厳しい言葉を浴びせた。
参考:
大槻監督が菊池に
「やれよ!こけてんじゃねぇよ!お前!!」 pic.twitter.com/o0uT1BCTLp— s.LA17☆ (@YwuUv77) 2018年4月7日
おれの記憶上、2~3年前にブリオベッカで大活躍したストライカーは、シュートを外しても頭を抱え座り込むことは、1回もなかった。
失点しても、下を向くことなく反撃に打って出た選手たちのいるチームが勝利。
失点して弱気になる選手や、シュートを外して頭を抱え座り込む選手のいるチームが敗北。
必然の結果としか言いようがない。
サッカーは、基本的に足でボールを扱うスポーツなのだから、決定機を外すことは仕方ない。
日本を代表する選手ですら、決定力がないと言われるのだから。
ハリルホジッチ監督が日本の決定力不足に警告。W杯前回王者を引き合いに”シュート”を力説(サッカーダイジェスト)
しかし、試合中に下を向く選手については、今後も厳しい言葉を言い続けるだろう。
浦安のジュニアユースの子どもたちにとって、トップチームの選手は「憧れの存在」であり続けてほしいから。
万が一、トップチームの選手が下を向き続けるのであれば、おれは
スーツ&オールバックの髪型&フチなし眼鏡&鉄パイプ装備で浦安市陸に行く。